所属学部・学科等

• 文学部 総合人文学科 日本史・文化遺産学専修

職名 (資格)

• 教授 2007年 4月 1日

出身学校・専攻

• 関西大学 文学部史学・地理学科 1983年 卒業

出身大学院・研究科

• 関西大学修士課程 文学研究科日本史学専攻 1985年 修了

取得学位

• 博士（文学） 2001年 9月 関西大学

専門分野

研究課題

所属学会

研究業績

論文堺へのお渡り―すみよっさんのおはらい祭り―査読無その他単著黒田　一充住吉祭;祭礼図;祭礼行列;平野のアハラヤ特別展　都市の祈り―住吉祭と堺―68-71頁2023年11月 堺市博物館大阪市の住吉大社の夏祭りで、堺へ神輿の渡御が行われる住吉祭の歴史と、祭礼行列が描かれた屏風などの絵画作品を分析する。

講演堺へのお渡り―すみよっさんのおはらい祭り―黒田　一充住吉祭;住吉祭礼図;阿波羅耶;祭礼行列2023年11月 堺市博物館大阪市の住吉大社の夏祭では、堺まで神輿の渡御が行われる。江戸時代にその様子を描いた住吉祭礼図が残されており、それらの作品の紹介と、そこに描かれた祭礼行列の構成を分析する。

研究報告浜降りの儀礼査読無その他単著黒田　一充浜降り;祭り;神輿;禊ぎ関西大学博物館彙報『阡陵』87号　6-9頁2023年9月 関西大学博物館日本各地で行われる浜降りの行事や祭りの概況を紹介する。

論文京都の氏子区域の形成　―稲荷社と松尾社―査読無学術雑誌単著黒田　一充氏子区域;平安京;稲荷社;松尾社;神輿渡御『朱』66号、50-78頁2023年3月 伏見稲荷大社和文京都の稲荷社の氏子区域の形成を、隣接する松尾社や祇園社との関連で見ていく。特に、松尾社とは平安京の旧朱雀大路で区域が接することや、東寺・西寺との関係から、平安京の左京は稲荷社、右京は松尾社が祭祀圏としていた可能性があることを推定する。

研究報告壺を祀る査読無その他単著黒田　一充講;頭屋行事;和州祭礼記『阡陵』85号、2-３頁2022年9月 関西大学博物館和文奈良県天理市遠田、田原本町為川、同町蔵堂の三地区で遠田池の畔から出土した土器の壺を順番に祀る講について、一般の方向けに紹介する。

論文代参講のお仮屋査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充お仮屋;伊勢講;三峯講;秋葉講『関西大学博物館紀要』28号、1-27頁2022年3月 関西大学博物館和文伊勢講や秋葉講、三峯講など、講の代表者が当該の神社へ代表として参拝におもむく代参講でつくられた大型のお籠もり小屋や、持ち帰ったお札を祀る小型の祠など、古い形態を伝えるお仮屋が残っていることを、長野県とその周辺県の調査から明らかにした。

研究報告御田植祭の人形査読無その他単著黒田　一充農耕儀礼;御田植祭;人形『阡陵』83号、2-5頁2021年9月 関西大学博物館和文日本各地で行われる御田植祭に登場する人形について紹介する。

論文遠田・為川・蔵堂のスコンドウ講査読無その他単著黒田　一充スコンドウ講;女性の関与;頭屋行事;和州祭礼記;水利『天理市文化財調査年報　令和元（2019）年度』3-25頁2021年3月 天理市教育委員会和文天理市内の遠田池のそばで出土した壺を、遠田と田原本町為川・蔵堂の3つの地区で順番にまわして当番の家で祀っているスコンドウ講について、現在の儀礼と近世の引継ぎ文書の調査によって、その時代的変遷を明らかにする。

研究報告神輿を迎える家査読無その他単著黒田　一充祭り;神輿;頭屋『阡陵』81号、2-3頁2020年9月 関西大学博物館和文神社の祭りで神輿の渡御が行われるところは多いが、その多くは氏子地区の広場など、御旅所と呼ぶ聖地に向かう。ところが、香川県や三重県で祭りの当番（頭屋）の家に神輿が運ばれる事例があることを紹介する。

論文門飾り査読無その他単著黒田　一充門飾り;祭り;大和神社天理市文化遺産活性化委員会『大和神社ちゃんちゃん祭り調査報告書』196-205頁2020年3月 和文天理市大和神社のちゃんちゃん祭りで、各氏子集落の当番の家（頭屋）で祭られる門飾り（門祭り）について、調査分析を行った。

研究報告大洲城主加藤泰常が寄進した石燈籠、井上家の年中行事、山組の青龍鉾、井上家での最後の御回在査読無単行本単著黒田　一充鉄砲鍛冶;年中行事;暮らし堺市・関西大学なにわ大阪研究センター『堺鉄砲鍛冶屋敷　井上関右衛門家資料調査報告書―蔵のとびらを開いてみれば―』122、173-178頁2019年3月 和文堺に江戸時代から残る鉄砲鍛冶屋敷、井上関右衛門家資料の調査報告書。年中行事や信仰に関する項目をまとめた。

編著昭和の民俗と世相②　ー三村幸一が写した日本の風景ー単行本共編著黒田　一充;澤井　浩一;野　なつこ写真;民俗;世相;祭り行事清文堂出版280頁2018年12月 和文写真家三村幸一が昭和30年代～40年代に撮影した日本各地の祭り・行事・生活の記録写真を紹介し、解説を加えた。

論文神饌査読有単行本単著黒田　一充神饌;仏供;祭り『日本の食文化①　食事と作法』吉川弘文館84-106頁2018年12月 和文日本各地の祭りで神や仏に供える特別な食事である神饌や仏供と、「食」を通じての神と人との交流の様子を紹介する。

論文「土橋家文書」に記録された住吉祭の花笠の稚児査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充住吉祭;平野;稚児『大阪の歴史』87号、41-66頁2018年10月 大阪市史編纂所和文江戸時代、住吉祭の神輿渡御に参加するため、平野から出されたアハラヤ（花笠の稚児）について、地元の文書を使ってその歴史的変遷を明らかにする

講演豊作を祈る　―田遊びとおんだ―黒田　一充田遊び;おんだ特別展「豊作への祈り」特別講演会2018年6月 八尾市歴史民俗資料館日本語

研究報告住吉大社境内の石燈籠査読無その他単著黒田　一充住吉大社;石燈籠;海上交通関西大学博物館『阡陵』76号、2-3頁2018年3月 関西大学博物館和文住吉大社境内の石燈籠群を調査し、その分析結果を報告した。

論文土橋家文書に記された杭全神社の祭礼行列査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充杭全神社;平野;祭礼行列;アハラヤ関西大学博物館『関西大学博物館紀要』24号、1-24頁2018年3月 和文大阪市平野区・杭全神社の江戸時代の祭礼行列を、同社に残る祭礼絵巻と平野に伝わる近世文書から復元する。

編著昭和の民俗と世相　①　―三村幸一が写した大阪・兵庫―単行本共編著澤井　浩一;黒田　一充;野　なつこ写真;民俗;世相;祭り行事清文堂出版247頁2018年2月 9日和文写真家三村幸一が昭和30～40年代に写した大阪府・兵庫県の祭りや民俗行事の写真を、フィルムからデジタル化し、解説文を付けて紹介する。

研究報告「豊臣期大坂図屏風」のデジタルコンテンツ制作査読無大学・研究所等紀要共著井浦　崇;黒田　一充;橋寺　知子;髙橋　隆博情報コンテンツ;歴史研究;デジタルアーカイブ『関西大学総合情報学部紀要　情報研究』47号、55-70頁2018年1月 30日関西大学総合情報学部和文オーストリア・グラーツ市にある「豊臣期大坂図屏風」の概要と、新たに今回制作したデジタルコンテンツの内容について紹介する。

学会発表石燈籠の銘文にみる地域の交流黒田　一充住吉大社;石燈籠;海上交通日本民俗学会第69回年会2017年10月 15日佛教大学日本語住吉大社境内の石燈籠群を調査し、その分析結果を報告した。

講演写真家三村幸一が撮った北大阪のまつり黒田　一充;祭り;写真特別展「北大阪のまつり－まもりつたえる心－」セミナー2017年10月 吹田市立博物館日本語

研究報告古写真にみる住吉さんの祭礼 　―ガラス乾板の復元―査読無その他単著黒田　一充住吉大社;ガラス乾板;祭り;写真『住吉っさん』28号、7-8頁2017年6月 和文住吉大社所蔵の昭和前期に撮影されたガラス乾板をデジタル化し、祭礼を写した写真を紹介する。

論文祭礼図に描かれた住吉祭査読無単行本単著黒田　一充住吉大社;祭り;祭礼図;住吉大社;屏風堺市地域文化遺産活性化実行委員会『住吉祭・神輿渡御』235-249頁2017年3月 31日堺市文化観光局文化部文化財課和文

論文「土橋家文書」に記された花笠の稚児査読無単行本単著黒田　一充住吉大社;平野;住吉祭;稚児堺市地域文化遺産活性化実行委員会『住吉祭・神輿渡御』187-200頁2017年3月 31日堺市文化観光局文化部文化財課和文

研究報告ガラス乾板に記録された住吉大社査読無その他単著黒田　一充ガラス乾板写真;住吉大社;祭り・行事『阡陵』74号、10-11頁2017年3月 関西大学博物館和文住吉大社が所蔵する昭和前期の境内の様子を写したガラス乾板をデジタル化し、その内容を紹介する。

編著住吉祭・神輿渡御と堺単行本共編著黒田　一充;小出　英詞;小林　初惠;中村　晶子;櫻木 　潤祭礼図;住吉大社;祭り;神社堺市地域文化遺産活性化実行委員会286頁2017年3月 堺市文化観光局文化部文化財課和文大阪市住吉区の住吉大社で、7～8月におこなわれる住吉祭・神輿渡御の記録作成・調査研究事業で、現行の儀礼の様子を調査した報告書の第1冊（2015年3月）と、文献資料をまとめた第2冊（2016年3月）を合わせ、さらに祭礼行列を描いた絵画資料の紹介と論考を加えた完成版。

研究報告住吉・堺の歴史的景観単行本共著黒田　一充;乾　善彦;岡　絵理子;橋寺　知子;井浦　崇;藪田　貫;櫻木 　潤;藤岡　真衣住吉大社;景観復元;文学碑;神社建築;神宮寺関西大学なにわ大阪研究センター276頁2017年3月 関西大学なにわ大阪研究センター 和文「住吉大社の石燈籠からみた大阪文化の伝播」など、8編の研究成果を収録する。

編著住吉祭・神輿渡御　記録作成・調査研究事業　概要報告書Ⅱ　―住吉祭史料集成―単行本共編著小出　英詞;黒田　一充;小林　初惠;中村　晶子祭礼;住吉信仰;住吉祭堺市地域文化遺産活性化実行委員会136頁2016年3月 堺市文化観光局文化部文化財課和文住吉大社で毎年7月～8月に行なわれる住吉祭に関する古代から現代までの記録をまとめた史料集。

研究報告檜葉の神輿査読無その他単著黒田　一充祭り;神輿;檜葉『阡陵』72号、6-9頁2016年3月 関西大学博物館和文日本各地の祭礼の中で、植物を材料にした神輿の事例を紹介する。

教科書７　民俗資料の取扱い査読無単行本単著黒田　一充博物館学;民俗資料『新課程　博物館学ハンドブック３　博物館実習』関西大学出版部18-19頁2015年4月 和文

研究報告再現！道頓堀の芝居小屋　―展覧会の開催とその報告―査読無大学・研究所等紀要共著黒田　一充;長谷　洋一;藪田　貫;橋寺　知子;櫻木 　潤;谷　直樹;児玉　竜一道頓堀;芝居小屋;中村儀右衛門;山田伸吉『関西大学大阪都市遺産研究センター紀要』５号、1-10頁2015年3月 関西大学大阪都市遺産研究センター日本語関西大学大阪都市遺産研究センターが収集した中村儀右衛門資料、山田伸吉関連資料を分析・研究し、それらの研究成果として開催された「再現！道頓堀の芝居小屋―道頓堀開削399年―」（大阪市立住まいのミュージアム　大阪くらしの今昔館）の様子をまとめた。

研究報告奈良盆地のノガミ行事査読無その他単著黒田　一充ノガミ;民俗行事;端午の節句『阡陵』70号、10-13頁2015年3月 関西大学博物館和文奈良盆地で端午の節句に行われる民俗行事、ノガミ行事の事例を紹介する。

編著住吉祭・神輿渡御　記録作成・調査研究事業　概要報告書単行本共編著黒田　一充;櫻木 　潤;小林　初惠;中村　晶子住吉大社;住吉祭;堺宿院;神輿渡御堺市地域文化遺産活性化実行委員会51頁2015年3月 堺市文化観光局文化部文化財課和文平成26年（2014）に行われた大阪市・住吉大社の夏祭り（住吉祭）を調査した記録報告書。

編著三村幸一が撮った昭和の祭り・行事―大阪歴史博物館所蔵写真から査読無単行本共編著黒田　一充;澤井　浩一;野　なつこ祭り;民俗行事;写真関西大学大阪都市遺産研究センター116頁2015年1月 25日関西大学大阪都市遺産研究センター和文大阪のアマチュア写真家・三村幸一氏が、1950～60年代に撮影した日本各地の祭りや民俗行事の写真に解説を加えた。

研究報告頭を渡す査読無その他単著黒田　一充祭り;頭屋;宮座;男女共同祭祀『阡陵』68号・6-9頁2014年3月 31日関西大学博物館和文村の祭祀組織の中で行なわれる次の頭屋への引継ぎ儀礼について紹介する。

研究報告三村幸一の民俗写真資料査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充民俗写真;デジタル化;祭り『関西大学大阪都市遺産研究センター紀要』４号・29-40頁2014年3月 31日関西大学大阪都市遺産研究センター和文

教科書Ⅳ　博物館教育論　１　博物館における学び　２　コミュニケーションとしての博物館教育　３・４　博物館教育の意義と内容　５　博物館教育の方針と評価査読無単行本単著黒田　一充博物館;博物館教育;普及広報『新課程　博物館学ハンドブック２』関西大学出版部122-136頁2014年3月 和文

研究報告歳神を迎える査読無その他単著黒田　一充大晦日;年頭行事;歳神『阡陵』66号・2-3頁2013年3月 31日関西大学博物館和文大晦日から元旦にかけて、各地で行なわれている正月迎えの様子を紹介する。

講演豊臣期大坂図屏風に描かれた住吉祭査読無その他単著黒田　一充祭り;屏風;大坂関西大学大阪都市遺産研究センター　地域連携シンポジウム報告書『豊臣期大坂図屏風の再検討』52-57頁2013年3月 31日和文

論文子どもが籠る祭りのお仮屋査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充祭り;お仮屋;忌籠『関西大学博物館紀要』19号、23-44頁2013年3月 関西大学博物館和文日本各地の祭りや民俗行事でつくられて子どもたちが籠もるお仮屋の調査を行ない、それらが古くからの祭祀形態を伝えていることを明らかにする。

研究報告夜神楽の季節査読無その他単著黒田　一充神楽;民俗芸能;神楽『阡陵』64号、2-3頁2012年3月 31日関西大学博物館和文冬になると日本各地で行なわれる夜神楽の特徴などを紹介する。

研究報告宮座の祭り ―供物を捧げる女性たち―査読無その他単著黒田　一充宮座;頭屋;祭り『吹田市立博物館だより』10-11頁2011年10月 7日吹田市博物館和文村の祭祀組織の中で、祭りの際に神への供物を運ぶ女性について紹介する。

学会発表祭りにつくられるお仮屋の分類とその機能黒田　一充祭り;住吉大社;屏風日本民俗学会第63回年会2011年10月 2日日本民俗学会第63回年会滋賀県立大学日本語

論文奈良県庁文書の宮座調査資料査読無大学・研究所等紀要単著黒田一充宮座;神社祭祀;肥後和男『関西大学博物館紀要』17号、1-15頁2011年3月 31日関西大学博物館和文奈良県立図書情報館が所蔵する昭和４年と昭和11年の宮座調査資料を分析し、その内容を紹介した。

研究報告村境の神査読無その他単著黒田一充境界祭祀;民俗神;綱掛け『阡陵』62号、2-5頁2011年3月 31日関西大学博物館和文勧請縄や道切り、藁蛇や大草鞋・大人形など、日本各地に伝承されている村境の装置について、豊富な写真とともに紹介する。

教科書DVD　副読本　吹田の文化遺産査読無その他編著黒田　一充文化遺産関西大学大阪都市遺産研究センター2011年3月 関西大学大阪都市遺産研究センター和文吹田市内の小学校での郷土学習で使用するDVD教材を、編集代表者として共同で制作した。

論文Der Sommer-Festumzug des Sumiyoshi-Shinto-Heiligtums auf dem Eggenberger Paravent'（「豊臣期大坂図屏風に描かれた住吉祭の行列」）査読無単行本単著黒田　一充祭り;住吉大社;屏風"Osaka zu byobu Ein Stellschirm mit Ansichten der Burgstadt Osaka in Schloss Eggenberg"124-141頁2010年3月 ユニバーサルミュージアム　ヨアネイムＧｅｒｍａｎｙドイツ語（英語文要約）オーストラリアのグラーツ市エッゲンベルグ城で発見された「豊臣期大坂図屏風」の住吉祭の画面を分析した。

教科書なにわの伝統野菜―育てよう・調べよう・食べよう査読無その他編著黒田　一充;森下 正博伝統野菜関西大学なにわ大阪研究センター30頁2010年3月 和文小学校の高学年で使用するなにわの伝統野菜の栽培方法を紹介した副読本を共同で執筆し、編集代表としてまとめた。

編著関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究叢書13『神社を中心とする村落生活調査報告（三）大阪府　―堺市・岸和田市・泉北郡・泉南郡―　/　兵庫県』　単行本編著黒田一充宮座;神社祭祀;肥後和男関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター372頁2010年1月 関西大学なにわ大阪研究センター和文昭和10年代に、肥後和男が宮座の調査のために行なった神社調査のアンケートの回答を翻刻した。

講演大阪の四季のまつり黒田一充祭り;大阪;祭り特別展「大阪の祭り　―描かれた祭り・写された祭り―」講演会2009年7月 19日大阪歴史博物館大阪歴史博物館和文特別展「大阪の祭り　―描かれた祭り・写された祭り―」講演会

論文津島信仰のお仮屋査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充津島信仰;お仮屋;天王祭『関西大学博物館紀要』15号、1-18頁2009年3月 31日関西大学博物館和文

論文夫婦頭人の引継ぎ査読有学術雑誌単著黒田一充宮座;頭屋;祭り;夫婦『京都民俗』26号、27-43頁2009年3月 31日京都民俗学会和文日本各地の頭屋儀礼の中から夫婦で祭りの役割を行なっている事例をあげて考察する。

研究報告天竜川流域の津島信仰査読無その他単著黒田　一充祭り;お仮屋;天王祭;津島信仰『阡陵』58号、4-5頁2009年3月 31日関西大学博物館和文静岡県の天竜川流域で伝わる津島信仰の儀礼を紹介する。

著書祭祀にともなう施設の研究査読無単行本単著黒田一充祭り;お仮屋;オハケ;オダン;頭屋;忌籠り平成18～20年度科学研究費補助金（基盤研究（c））研究成果報告書166頁2009年3月 和文祭りの際につくられるお仮屋について、全国の事例を調査、報告した。

国際学会住吉大社の夏祭りの行列黒田一充祭り;住吉祭;屏風国際シンポジウム「魅惑の探訪、豊臣期（黄金期）の大坂―エッゲンベルグ城で再発見された大坂図屏風」2008年8月 21日オーストリアシュタイヤマルク州　グラーツ市　州立博物館ヨアネウムオーストリア　クンストハウス・グラーツエッゲンベルグ城で発見された「豊臣期大坂図屏風」の住吉祭の画面を分析した。国際シンポジウム「魅惑の探訪、豊臣期の大坂　―エッゲンベルグ城で再発見された大坂図屏風」

編著関西大学なにわ・大阪文化遺産叢書６『神社を中心とする村落生活調査報告（二）大阪府　―北河内郡・中河内郡・南河内郡―』　単行本編著黒田一充宮座;神社祭祀;肥後和男関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター252頁2008年3月 14日関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター和文昭和10年代に、肥後和男が宮座の調査のために行なった神社調査のアンケートの回答を翻刻した。

論文肥後和男の宮座調査資料査読無単行本単著黒田　一充宮座;神社祭祀;肥後和男関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター『神社を中心とする村落生活調査報告（二）大阪府　―北河内郡・中河内郡・南河内郡―』　221－236頁2008年3月 14日関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター和文

学会発表分科会テーマ「肥後和男の宮座調査の再検討」 「肥後調査の新出資料―『神社を中心とする村落生活調査報告』大阪府・兵庫県ほか―」黒田　一充宮座;神社祭祀;肥後和男日本民俗学会第59回年会2007年10月 7日日本民俗学会第59回年会大谷大学日本語

講演「豊臣期大阪図屏風」にみる住吉祭の行列その他黒田　一充祭り;住吉大社;屏風国際シンポジウム「豊臣期大坂図屏風」の魅力2007年9月 28日関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター関西大学日本語

論文沖縄における男性の祭祀　―シヌグとアミドゥシ―査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充男女共同祭祀;祭り;沖縄『近つ飛鳥博物館館報』13号、1-20頁2007年3月 31日大阪府立近つ飛鳥博物館和文

研究報告頭屋の妻査読無その他単著黒田　一充祭り;女性;宮座;頭屋『阡陵』54号、8-9頁2007年3月 31日関西大学博物館和文日本各地の宮座の祭りで、祭りの当番をつとめる頭屋の妻が儀礼の中で重要な役割をはたしている事例を紹介する。

編著なにわ・大阪文化遺産学叢書３ 『神社を中心とする村落生活調査報告（一）大阪府　―大阪市・三島郡・豊能郡―』単行本編著黒田　一充肥後和男;宮座;神社祭祀関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター377頁2007年3月 31日関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター和文昭和10年代に、肥後和男が宮座の調査のために行なった神社調査のアンケートの回答を翻刻した。

研究報告種子を引き継ぐ査読無その他単著黒田　一充種子;頭屋;宮座;神饌『阡陵』52号、4-5頁2006年3月 31日和文村落の祭りの儀礼で、頭屋が特定の植物の種子を引継いで栽培し、儀礼にそれを使っている事例を紹介する。

調査報告大阪の夏祭り調査査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター　20052006年3月 31日和文文部科学省私立大学学術高度化推進事業オープン・リサーチ・センター整備事業

学会発表祭祀に造られる施設　―お仮屋を中心に―黒田　一充祭り;頭屋;お仮屋2005年12月 4日京都民俗学会第24回年次研究大会京都市学校歴史博物館日本語

教科書第１章　第４節　博物館における教育普及活動の意義と方法　第５節　博物館マーケティング　第６節　ミュージアムサービス単行本黒田　一充高橋隆博・森隆男・米田文孝編著『博物館学ハンドブック』関西大学出版部50-60頁2005年6月 和文

論文海浜の聖地における祭祀 ―国東半島・武多都神社を中心にして―査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充海浜聖地;浜殿;国東半島『関西大学博物館紀要』11号、17-38頁2005年3月 和文学部共同研究費 200304-200403

著書祭祀空間の伝統と機能単行本単著黒田　一充祭祀空間;祭り;氏子区域清文堂出版563頁2004年12月 和文

論文稲荷社と藤森社査読無単行本単著黒田　一充氏子区域;藤森社;稲荷社『祭祀空間の伝統と機能』　清文堂出版148-167頁2004年12月 和文稲荷社の社前が藤森社の氏子区域になっている理由を、歴史資料から考察する。

研究報告真佐岐の蘰査読無その他単著黒田　一充来訪神;神懸かり;蘰;祭り『阡陵』48号、9-10頁2004年3月 和文平安時代初頭の伊勢神宮では旧２月初子日の御田種蒔下始の神事で、山に入った神職たちが真佐岐の蘰をして山から下りて来たことが記されいる。神事で頭にカヅラをまくことは、沖縄の祭りなどで現在も行われており、いずれも神に変身する所作を表している。大分県の国東半島にもガヅラをかぶされると踊らなければならないとする儀礼が今でも行われていることを紹介する。

論文奈良盆地と周辺部の祭りのお仮屋査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充社;宮座;お仮屋;祭り;頭屋『関西大学博物館紀要』9号、35-55頁2003年3月 関西大学博物館和文奈良盆地とその周辺部には祭りの際にお仮屋とよばれる仮設の施設が植物を材料にしてつくられる。それらの調査から神霊を迎えるものと、その中に司祭者が籠もるものという２つの機能がそれらにあることを指摘する。

研究報告青葉を飾る査読無その他単著黒田　一充社;宮座;お仮屋;祭り『阡陵』46号、9-12頁2003年3月 和文『古事記』の垂仁記に記された「青葉の山を飾る」という表現から、日本各地の祭りに見られる植物の葉で屋根や壁を葺いた施設を紹介する。

論文放逐されるヨリマシ査読無単行本単著黒田　一充来訪神;ヨリマシ;祭り森隆男編『民俗儀礼の世界』清文堂出版65-79頁2002年3月 和文祭りの行列などに登場するヨリマシは、本来託宣を期待されるなど正の要素の強いものが大多数だが、中には災厄を取り去ってもらうという負の要素をともなうものがあることを日本各地の事例から指摘する。

論文祭りにおける大型のお仮屋査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充祭り;お仮屋;忌籠『近つ飛鳥博物館館報』４号、11-18頁1999年3月 大阪府立近つ飛鳥博物館和文祭りのたびにつくられる大型の仮屋の事例を、各地に求めて分類をおこなう。

論文沖縄本島北部のシヌグとウンジャミ ―男性のまつりと女性のまつり―査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充祭り;シヌグ;海神祭;男女の祭祀『近つ飛鳥博物館館報』３号、25-40頁1998年3月 大阪府立近つ飛鳥博物館和文沖縄本島北部のシヌグとウンジャミを調査し、男女が対立する祭りではなく、共同の祭祀であることを指摘する。

論文家の祭り、村落の祭り査読有単行本単著黒田　一充家の祭り;村の祭り;司祭者;男女共同祭祀赤田光男・小松和彦編『講座・日本の民俗学　第７巻　神と霊魂の民俗』　雄山閣出版91-104頁1997年7月 和文家のまつりと村落のまつりの様子を概観し、男女の役割分担の問題を考察する。

論文神とやしろ査読無単行本単著黒田　一充神社祭祀;社;宮大阪府立近つ飛鳥博物館『まつるかたち―古墳・飛鳥の人と神―』87-94頁1997年4月 大阪府立近つ飛鳥博物館和文日本の古代における祭祀の様子を概説する。

論文浮殿と神輿休石 ―神幸に立寄る聖地―査読無単行本単著黒田　一充筑前国続風土記;浮殿;神輿休石;祭祀空間『近つ飛鳥博物館館報』２号、13-30頁1997年3月 大阪府立近つ飛鳥博物館和文江戸時代の筑前国の地誌をもとに、浮殿と神輿休石という聖地の分布を明らかにする。

論文松尾祭の祭祀組織査読無大学・研究所等紀要単著黒田　一充松尾大社;松尾祭;葵祭『関西大学博物館紀要』3号、200-217頁1997年3月 関西大学博物館和文京都・松尾社の祭りの中世や近世の儀礼や祭祀組織の様子を、文献資料で復元する。

学会発表浮殿と神輿休石 ―神幸に立寄る聖地―黒田　一充祭祀空間;浮殿;神輿休石日本民俗学会第47回年会1995年10月 成城大学日本語

論文八幡信仰の伝播と放生会祭祀査読無単行本単著黒田　一充八幡信仰;放生会;浜殿;祭祀空間『宇佐神宮史の研究』　国書刊行会29－55頁1995年8月 和文九州各地に広がった八幡信仰が放生会を行なう前提として、海浜の聖地での祭祀があったことを指摘する。

編著聖域の伝統文化単行本共著黒田　一充;上井　久義;森　隆男;近藤　直也;市川　秀之;嘉原　優子;藤井　裕之;東條　寛関西大学出版部253頁1995年2月 和文

論文神々の領域　―京都の氏子区域の形成―査読無単行本単著黒田　一充氏子区域;祇園社;御霊社;今宮社;北野社『聖域の伝統文化』　関西大学出版部１-29頁1995年2月 和文京都の五条通以北にある祇園・上下御霊・今宮・北野の各社の氏子区域の歴史的変遷を、文献資料を使ってたどっていく。

論文西宮市岡太神社の一時上﨟査読無単行本単著黒田　一充岡太神社;一時上﨟;神饌;人身御供『阡陵　博物館学課程創設三十周年記念特集』423－447頁1992年3月 関西大学考古学等資料室和文兵庫県西宮市・岡太神社の一時上﨟祭の様子を、文献資料を使って復元する。

論文祭祀空間の伝統と機能－壱岐の浜殿と浮殿－査読無単行本単著黒田　一充壱岐;浜殿;浮殿;祭祀空間『座　―それぞれの民俗学的視点』　人文書院1991年4月 和文壱岐島の神社祭祀を調査し、神輿の神幸先を浜殿、神社の鳥居付近に神輿休石があることを指摘する。

論文浜宮―海浜聖地の祭祀と信仰―査読無単行本単著黒田　一充浜宮;海浜聖地;祭祀空間有坂隆道先生古記記念会『日本文化史論集』263-275頁1991年3月 和文日本各地の神社祭祀に神輿が海浜に下りる浜降りが行なわれるところが多いが、その神幸先を浜宮とよぶところがあることを指摘する。

論文京都における氏子区域の形成　―松尾社と稲荷社の祭祀形態―査読無単行本単著黒田　一充氏子区域;松尾大社;伏見稲荷大社『津田秀夫先生古稀記念　封建社会と近代』　同朋舎出版263-275頁1989年3月 和文京都の稲荷社と松尾社の氏子区域が、平安京の旧朱雀大路で区分されていることを指摘する。

論文熊野速玉大社の祭祀構成査読無単行本単著黒田　一充熊野信仰;速玉大社;祭り『紀伊半島の文化史的研究　民俗編』　関西大学出版部53－85頁1988年3月 和文熊野速玉大社の秋祭りの古来の姿を、文献資料を使って復元する。

論文補陀落渡海の信仰と祭祀査読無単行本単著黒田　一充熊野信仰;補陀落渡海;観音信仰『紀伊半島の文化史的研究　民俗編』　関西大学出版部121-155頁1988年3月 和文観音浄土へ船出をした補陀落渡海が、熊野の那智で盛んに行なわれた理由を、海浜の聖地での祭祀をもとに考察する。

論文宇佐八幡放生会の祭祀と伝播査読無単行本単著黒田　一充宇佐八幡;放生会;和間浜横田健一先生古稀記念会編『横田健一先生古稀記念　文化史論叢』　創元社下巻、270-284頁1987年3月 和文宇佐八幡の祭祀の中で、放生会が各地に伝播していることを指摘する

学会発表熊野速玉大社の祭祀構成黒田　一充祭り;熊野信仰;祭祀空間日本民俗学会第38回年会1986年10月 関西大学日本語

論文延喜式神名帳の記載形式に関する一考察査読無学術雑誌単著黒田　一充延喜式;式内社;神名帳関西大学史学地理学会『史泉』59号、15-26頁1984年2月 関西大学史学・地理学会和文延喜式の神名式に、地名＋（プラス）祭神として表記されている春日社と平野社は、梅宮社とあわせて平安時代初期の外戚氏族がまつった神が特別な表記をされたことを指摘する。

論文春日若宮社の創祀査読無学術雑誌単著黒田　一充;春日若宮社;おん祭り;氏神;地主神関西大学古代史研究会『古代史の研究』5号、31-49頁1983年11月 関西大学古代史研究会和文春日若宮社の創祀に関して、藤原氏の氏神祭祀の中に古くからの土地の神の信仰が残存することを指摘する。

教育業績

• 2024年度
  
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• １．教育内容・方法の工夫（授業評価等を含む）
  日本史演習（3年ゼミ）・卒業演習（4年ゼミ）合同で、京都の祗園祭の山鉾町の見学（2022年度）、京都の盆行事の見学（2010年度）のフィールドワークを行った。 大学院民俗学研究演習（MD合同）で、祭りや民俗の調査を毎年行っている（宿泊・日帰りとも数回（2006～2019年度）。 週1回1コマ分をオフィス・アワーとして、学生からの質問や相談に応じている（2006～2022年度）。 学期ごとに学生による授業評価を実施し、授業に反映させている（2006～2022年度）。
  
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• ２．作成した教科書、教材、参考書
  『博物館ハンドブック』（分担執筆、2005年、関西大学出版部）。 学芸員課程の新力リキュラム実施にともない、新しい教科書を分担執筆した（『新課程　博物館学ハンドブック２』『新課程　博物館学ハンドブック３』2015年、関西大学出版部）。
  
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• ３．教育方法・教育実践に関する発表、講演等
  講演：「神に供える―恩智神社の御供所神事―」（八尾市歴史民俗資料館、2007年4月14日） 講演：「氏神のまつり―神社祭祀の諸相―」（佛教大学四条センター、2008年6月9日） 講演：「神と仏への供え物」（関西大学吹田市民講座、2008年6月26日） 講演：「大阪の四季のまつり」（大阪歴史博物館特別展講演会、2009年7月19日） 講演：「大阪湾の祭り」（関西大学公開講座（高槻市）、2010年6月29日） 講演：「春日大社のはじまりと祭り」（関西大学東京センター、2010年7月31日） 講演：「日本の祭祀と信仰①～③」（川西市生涯学習短期大学、2011年5月28日、6月4日、11日） 講演：「祗園祭」（関西大学東京センター、2011年7月9日）
  
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• ４．その他教育活動上特記すべき事項
  高大連携講演・大阪学芸高等学校（2009年12月18日）。 大学院生たちと昭和初期の神社調査資料を翻刻して、『神社を中心とする村落生活調査報告―大阪府・兵庫県―』（全3冊、2007年～2010年、関西大学なにわ大阪文化遺産学研究センター）を出版した。この作業に参加した院生たちも、この資料をもとにした研究発表を行った。 小学校・中学校で使用する副読本教材として、『なにわの伝統野菜―育てよう・調べよう・食べよう』（2010年）、『DVD千里山団地の記録』（2010年）、『DVD吹田の文化遺産』（2011年）を共同制作し、大阪府下の学校の授業で使ってもらうとともに、大学の授業や生涯学習にも活用した。
  

社会活動

• 松原市文化財保護審議会委員 2006年11月 ～2022年10月
• 守口市文化財保護審議会委員 2012年2月 ～2018年1月
• 八尾市立歴史民俗資料館運営委員会委員 2014年6月
• 藤井寺市文化財保護審議会委員 2004年2月 ～2012年1月
• 羽曳野市文化財保護審議会委員 2016年11月
• 堺市文化財保護審議会委員 2022年12月 ～2024年11月
• 堺市博物館協議会委員 2023年7月 ～2025年6月

担当授業

• 博物館実習
• 学びの扉（日本史・文化遺産学）
• 日本史・文化遺産学専修ゼミ１
• 日本史・文化遺産学専修ゼミ３
• 日本史・文化遺産学専修ゼミ４
• 知へのパスポートｂ（日本史・文化遺産学）
• 日本史・文化遺産学専修ゼミ５
• 日本史・文化遺産学専修ゼミ６
• D民俗学Ｂ　講義
• M民俗学研究　演習１Ａ
• M民俗学研究　演習１Ｂ
• M日本学フィールドワーク（１）
• D民俗学　演習１Ｂ
• M民俗学研究　演習２Ａ
• D日本学フィールドワーク（３）
• M民俗学研究　演習２Ｂ