本村 康哲モトムラ ヤスノリ |
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所属学部・学科等
- 文学部 総合人文学科 教育文化専修
職名 (資格)
- 教授 2010年 4月 1日
出身学校・専攻
- 大阪教育大学 教育学部中学校課程技術教育専攻 1991年 卒業
出身大学院・研究科
- 神戸大学博士課程 自然科学研究科システム科学専攻 1997年 修了
- 神戸大学修士課程 教育学研究科技術教育専攻 1993年 修了
取得学位
- 博士(学術) 1997年 神戸大学
- 修士(教育学) 1993年 神戸大学
専門分野
専門分野 | キーワード |
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図形・画像処理 | ;; |
中性子ラジオグラフィ | |
教育工学 |
研究課題
現在の研究課題名 | 学習コミュニティにおけるオンラインピアレビューの研究 |
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研究態様 | 国内共同研究 |
研究期間 | 2018年 ~ 2021年 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
キーワード | 相互評価;ルーブリック;ポートフォリオシステム |
研究分野 | 教育工学 |
研究テーマ概要 | 申請者らは、大学間連携共同教育推進事業においてライティングセンターの運営と支援システムの構築に携わってきた。その中で課題とされてきたのは、大学生が文章を作成しても、読み手からフィードバックを受ける機会が少ないことである。そこで、ピアレビューによる読み手の提供が試みられてきたが、指標の明瞭度やレビュアのばらつきによって、レビューの精度が担保されないことが課題となっている。この研究計画では、文章作成教育におけるピアレビューを較正する手法について、eポートフォリオシステム上に実装されたオンラインピアレビュー機能を用いて研究する。指標の明瞭度やレビュアの特性がレビューに与える影響を調査し、較正手法を確立することで、適切なフィードバックが得られることが期待できる。まず、オンラインピアレビュー機能を既存のオープンソースeポートフォリオシステムに実装する。次に、複数の大学における授業クラスと課外活動で文章作成活動を行う学習コミュニティを形成し、オンラインピアレビューを行う。その結果を分析し、レビューに反映する手法の提案を行う。 |
現在の研究課題名 | 評価者の行動特性に基づくピアレビュー学習システムの構築 |
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研究態様 | 国内共同研究 |
研究期間 | 2021年 ~ 2024年 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
キーワード | ピアレビュー;アイトラッキング |
研究分野 | 教育工学 |
研究テーマ概要 | 本研究では、ライティング教育における①レビュアの評価行動にもとづく較正手法、②レビュアに評価訓練を施す教育プログラム、③レビュアの負担を減らすユーザインタフェースを備えたシステムの開発を目的としている。 ライティング教育におけるピアレビューは、レビュア(評価する学生)による評価の信頼性が低く、レビューを受け取るレビュイ(評価を受け取る学生)の学習動機や学習効果に影響を及ぼすことが課題となっている。その要因として、 (a)指標に含まれる観点相互の影響、(b)観点に関するレビュアの習熟度の違い、(c)レビュアの評価行動様式の違いが考えられる。 このため、ピアレビューの信頼性向上を目指し、学生被験者を対象とするオンライン・レビュー実験を行うことでレビュアの評価行動を明ら かにする。 |
所属学会
所属学会・団体名 | 役職名 (役職在任期間) |
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情報処理学会 | |
教育システム情報学会 | |
日本教育工学会 |
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研究業績
No. | 研究業績の種類 | 発表年月日 | 標題 | 出版物の種類 | 共著・単著の別 | 出版社・掲載誌 | 巻・号・頁 |
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1 | 学会発表7 | 2022年3月 16日~2022年3月 17日2022,03,16,2022,03,17 | ルーブリック評価における評価行動プロセスの観察 | 学術雑誌 | 国内共著 | ||
2 | 論文1 | 2019年12月 14日2019,12,14,,, | HRAF分類コードにもとづく博物館における情報リソースの提供手法 | 学術雑誌 | 国内共著 | 情報処理学会 じんもんこん2019論文集 | Vol.2019, No.1, pp.191-196 |
3 | 論文1 | 2019年9月 11日2019,09,11,,, | 評価歪みの低減を目的としたピアレビューシステムの設計と開発 | 学術雑誌 | 国内共著 | 第44回教育システム情報学会全国大会論文集 | P1-22 |
4 | 論文1 | 2019年9月 11日2019,09,11,,, | 博物館来館者向けの情報提示システム構築のための情報資源関連づけに関する一提案 | 学術雑誌 | 国内共著 | 第44回教育システム情報学会全国大会論文集 | P1-21 |
5 | 論文1 | 2018年11月 24日2018,11,24,0000,00,00 | 博物館来館者向けのスマートフォン用情報提示アプリの設計提案 | 学術雑誌 | 国内共著 | 情報処理学会じんもんこん2018論文集 | Vol.2018, pp.161-168 |
6 | 論文1 | 2018年9月 5日2018,09,05,0000,00,00 | 博物館来館者向けの情報提示システム構築のためのユーザモデリング | 学術雑誌 | 国内共著 | 第43回教育システム情報学会全国大会論文集 | P2-19 |
7 | 論文1 | 2018年9月 4日2018,09,04,0000,00,00 | ライティング成果物のルーブリック評価機能を備えたポートフォリオシステムの開発と実践 | 学術雑誌 | 国内共著 | 第43回教育システム情報学会全国大会論文集 | P1-11 |
8 | 教科書23 | 2018年3月 2018,03,00,,, | 基礎から学ぶ情報処理(改訂版) | 単行本 | 共著 | 培風館 | |
9 | 論文1 | 2017年12月 2日2017,12,02,,, | エスノグラフィックアプローチによる博物館来館者の行動分析 | 学術雑誌 | 国内共著 | 情報処理学会 じんもんこん2017論文集 | Vol.2017, pp.289-294 |
10 | 論文1 | 2017年3月 10日2017,03,10,,, | 大学生に深い学びを促すルーブリックの活用 | 大学・研究所等紀要 | 国内共著 | 關西大學文學論集 | 第66巻 第4号 pp.1-20 |
11 | 項目執筆5 | 2016年1月 30日2016,01,30,,, | 大学におけるeラーニング活用実践集ー大学における学習支援への挑戦2- | 単行本 | 分担執筆 | ナカニシヤ出版 | |
12 | 論文1 | 2015年10月 30日2015,10,30,,, | ユーザ中心設計に基づいた学修ポートフォリオシステムの設計 | 学術雑誌 | 共著 | 電子情報通信学会技術研究報告 | 信学技報, vol. 115, no. 295, LOIS2015-33, pp. 19-24 |
13 | 論文1 | 2015年9月 21日2015,09,21,0000,00,00 | ライティングセンター運営支援システムの設計と運用 | 学術雑誌 | 共著 | 日本教育工学会 第31回全国大会論文集 | P1a-C103-06 |
14 | 論文1 | 2015年9月 1日2015,09,01,0000,00,00 | ユーザ行動に基づいた学修ポートフォリオシステムの設計 | 学術雑誌 | 共著 | 第40回教育システム情報学会全国大会論文集 | I1-8 |
15 | 論文1 | 2014年12月 10日2014,12,10,0000,00,00 | ライティング/キャリア支援を目的としたeポートフォリオシステムの設計 | 学術雑誌 | 共著 | 大学ICT推進協議会 2014年度年次大会 | |
16 | 論文1 | 2013年12月 18日2013,12,18,0000,00,00 | ライティングセンターにおける相談記録の分析 -学生からの相談事項に着目して- | 学術雑誌 | 共著 | 大学ICT推進協議会 2013年度年次大会 | |
17 | 論文1 | 2013年3月 13日2013,03,13,,, | Sakaiとの連携システム:CEAS/SakaiとS-maqs | 学術雑誌 | 共著 | Ja Sakai カンファレンス 2013予稿集 | Vol.2013 No.1 |
18 | 論文1 | 2012年12月 17日2012,12,17,0000,00,00 | キャンパスにおける携帯端末の利用実態―学生対象コンテクスト調査とその分析から― | 学術雑誌 | 共著 | 大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 論文集 | |
19 | 論文1 | 2012年12月 17日2012,12,17,0000,00,00 | ライティングセンター運営支援システムの改善とその評価 | 学術雑誌 | 共著 | 大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 論文集 | |
20 | 論文1 | 2011年12月 7日2011,12,07,0000,00,00 | ライティング指導支援環境設計のためのユーザ行動の分析 ~学生のレポート作成過程実態調査より~ | 学術雑誌 | 編著 | 大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 論文集 | |
21 | 論文1 | 2011年12月 7日2011,12,07,0000,00,00 | ウェブ環境を用いたライティングセンターの運用~「卒論カード」運用実態調査より~ | 学術雑誌 | 共著 | 大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 論文集 | |
22 | 学会発表7 | 2010年12月 10日~2010年12月 11日2010,12,10,2010,12,11 | 気づきを促す学びのウェブ環境作り | 共著 | 平成22年度 情報教育研究集会講演論文集 | ||
23 | 論文1 | 2010年12月 9日2010,12,09,,, | 卒業論文制作を目的とした持続的環境を構成 する情報システムの分析と設計 | 学術雑誌 | 共著 | 情報処理学会CLE研究会研究報告 | |
24 | 論文1 | 2010年5月 14日2010,05,14,0000,00,00 | ユーザビリティ向上を目的としたCEASのユーザインタフェース設計の試み ―ISO 13407人間中心設計プロセスによる改善活動事例― | 学術雑誌 | 単著 | 情報処理学会 CLE研究会 | |
25 | 学会発表7 | 2009年9月 19日~2009年9月 20日2009,09,19,2009,09,20 | 初年次の早期における合同クラス合宿の意義とその方法 | 単著 | |||
26 | 講演19 | 2009年9月 2日2009,09,02,,, | 情報リテラシー教育の現状と今後の取り組み | ||||
27 | 教科書23 | 2009年3月 25日2009,03,25,,, | 基礎から学ぶ情報処理 | 単行本 | 共著 | 培風館 | |
28 | 学会発表7 | 2008年11月 30日2008,11,30,,, | 初年次教育におけるグループ学習へのPCおよび授業支援システムの導入-アカデミックスキルと学習共同体の形成をめざして- | 単著 | 初年次教育学会 第1回 年次大会(2008) | ||
29 | シンポジウム提案99 | 2008年8月 6日2008,08,06,,, | 「Squeakを用いて文学部学生に行ったプログラミング教育」 | シンポジウム2【テーマ:構成主義による情報教育】, 2008 PC Conference, 慶応大学湘南藤沢キャンパス | |||
30 | 研究報告21 | 2008年4月 1日2008,04,01,,, | 文学部におけるプログラミング教育の意義とその方法―Squeak/eToyを用いた「手続き」構築のための授業― | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学ITセンターフォーラム | 2007No.22 |
31 | 編著3 | 2007年4月 10日2007,04,10,,, | 知のナヴィゲーター | 単行本 | 共著 | くろしお出版 | |
32 | 研究報告21 | 2007年3月 31日2007,03,31,,, | CEASを使った初年次教育の試み~文学部における初年次教育科目「知のナヴィゲーター」での事例~ | 単著 | 平成18年度「関西大学現代GP成果報告書」:進化するe-Learningの展開-授業と学習の統合的支援および教授法と学習コンテンツの共有化- | ||
33 | 論文1 | 2007年3月 15日2007,03,15,,, | 初年次導入教育テクスト『知のナヴィゲーター』作成の試み―文学部スタディ・スキルズ養成授業にもとづいて― | 大学・研究所等紀要 | 共著 | 関西大学文学論集 | 第56巻第4号 |
34 | 研究報告21 | 2007年3月 10日2007,03,10,,, | 初年次教育に関する総合的研究―学びのスキル獲得と情報リテラシーの同時獲得・形成を目指して | 単著 | 平成18年度関西大学重点研究(B-7)「大学における教育と研究」 | ||
35 | 研究報告21 | 2006年3月 31日2006,03,31,,, | CEASを用いたプレゼンテーション教育-情報処理教育における実践例- | 単著 | 平成17年度関西大学現代GP成果報告書:進化するe-Learningの展開-授業と学習の統合的支援および教授法と学習コンテンツの共有化- | ||
36 | 論文1 | 2005年12月 16日2005,12,16,,, | 人類学研究支援環境DWBによる祭礼調査資料の運用 ―多様な視点を許容する祭研究― | 学術雑誌 | 共著 | 『人文科学とコンピュータシンポジウム デジタルアーカイブ ---その理念の深化と技術の応用---』 | |
37 | 研究報告21 | 2005年10月 1日2005,10,01,,, | 双方向的デジタルアーカイブの構築 | 大学・研究所等紀要 | 共著 | 神戸学院大学地域研究センター, 文部科学省学術フロンティア推進事業「阪神・淡路大震災後の地域社会との共生を目指した大学の新しい役割に関する実践的研究」, 文化人類学分野中間報告書 | 報告書第9号 |
38 | 研究報告21 | 2005年3月 31日2005,03,31,,, | CEASを使ったプレゼンテーション技術習得のための授業開発 | 単著 | 平成16年度関西大学現代GP成果報告書:進化するe-Learningの展開-授業と学習の統合的支援および教授法と学習コンテンツの共有化- | ||
39 | 論文1 | 2004年12月 9日2004,12,09,,, | 人類学研究支援環境のためのデータモデル構築 | 学術雑誌 | 共著 | 情報処理学会・人文科学とコンピュータシンポジウム論文集「デジタルアーカイブ-デジタル学術情報資源の共有と活用-」 | 情報処理学会シンポジウムシリーズVol.2004, No.17, pp.175-182 |
40 | 論文1 | 2003年12月 17日2003,12,17,,, | 人類学における研究支援環境としてのデジタルワークベンチ | 学術雑誌 | 共著 | 情報処理学会シンポジウムシリーズ『人文科学とコンピュータシンポジウム』 | Vol.2003, No.21, pp.219-226 |
41 | 論文1 | 2002年11月 8日2002,11,08,,, | A Learning Model of Computer Science Education for Liberal Arts Students | 学術雑誌 | 共著 | Proceedings of 32nd ASEE/IEEE Frontiers in Education Conference | pp.F3G2-7 |
42 | 論文1 | 2002年3月 22日2002,03,22,,, | データ配送協調システムの一構築法 | 共著 | 経済情報学論集 | 第16号, pp.33-38 | |
43 | 学会発表7 | 2000年8月 24日2000,08,24,,, | Contextual influences of top-down inferencing in a language process by EFL listeners | Proceedings of the fourth conference of the International Quantitative Linguistics Association | |||
44 | 学会発表7 | 1999年1999,,,,, | Interactive Language Learning by Using WWW-based Application | 共著 | Exeter CALL'99--CALL and Learning Community | ||
45 | 学会発表7 | 1998年9月 27日1998,09,27,,, | 文データベース構築と外国人児童の中級日本語教育への応用 | 共著 | 日本教育工学会第14回全国大会論文集 | ||
46 | 論文1 | 1998年1998,,,,, | 中性子ラジオグラフィ | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 姫路獨協大学外国語学部紀要 | pp.104-115 |
47 | 論文1 | 1998年1998,,,,, | 日本語教育のための文データベース構築 | 共著 | 情処研報「人文科学とコンピュータ」 | 39-4、pp.25-32 | |
48 | 論文1 | 1997年1997,,,,, | Application of Morphological Filters to Noise Suppression in Neutron Radiography Image, Fifth World Conference on Newtron Radiography | 単行本 | 共著 | Deutsche Gesellschaft Für Zerstrorungsfreie Prufung e.V. | pp.229-236 |
49 | 学会発表7 | 1997年1997,,,,, | ウェ-ブレット変換を用いた教師付きテクスチャ分割アルゴリズム | 共著 | 電子情報通信学会総合大会講演論文集 | ||
50 | 論文1 | 1996年1996,,,,, | Suppression of Isolated Noises in the Dynamic Neutron Radiography Image by Using Mathematical Morphology | 学術雑誌 | 共著 | Nuclear Instruments and Methods in Physics Research | A377, pp.93-95 |
51 | 論文1 | 1996年1996,,,,, | Liquid Metal Flow Measurement of Neutron Radiography | 学術雑誌 | Nuclear Instruments and Method in Physics Research | A377, pp.156-160 | |
52 | 著書2 | 1996年1996,,,,, | Cluster approach to pattern recognition, Theory and Applications of the cluster Variation and Path Probability Methods | 単行本 | 共著 | Plenum press, New York | pp.375-386 |
53 | 論文1 | 1996年1996,,,,, | 超高感度ビデオカメラを用いたメロン亀裂の夜間における成長観測 | 大学・研究所等紀要 | 共著 | 神戸大学大学院自然科学研究科紀要 | 14-B, pp.69-72 |
54 | 口頭発表99 | 1996年1996,,,,, | 数学的モルフォロジーによるCCD画像の星状雑音の除去 | その他 | 単著 | 中性子ラジオグラフィー利用技術研究会 | |
55 | 論文1 | 1995年1995,,,,, | Flow visualization of liquid metals by neutron radiography | 学術雑誌 | 共著 | Fusion Engineering and Design | Vol.27, pp.607-613 |
56 | 論文1 | 1995年1995,,,,, | パターン認識へのクラスター 変分法の応用 | 共著 | 第32回東北大学電気通信研究所シンポジウム『統計物理学と情報処理』 | pp.37-44 | |
57 | 論文1 | 1995年1995,,,,, | Flow visualization and image processing of multiphase flow by neutron radiography | Proc. ASME / JSME FluidEngineering Conference | FED-Vol.209, pp.49-56 | ||
58 | 論文1 | 1995年1995,,,,, | 中性子ラジオグラフィによる混相流の可視化と計測 | その他 | 共著 | 第1回放射線シンポジウム講演論文集 | pp.152-159 |
59 | 論文1 | 1994年1994,,,,, | Visualization and measurement of multi-phase and liquidmetal flows by real-time neutron radiography | Proc. German-JapaneseSymposium on Multi-Phase Flow | pp.147-161 |
学会発表ルーブリック評価における評価行動プロセスの観察査読無学術雑誌国内共著本村 康哲;稲葉 利江子;毛利 美穂;岩谷 洋史2022年3月 16日~2022年3月 17日第28回 大学教育研究フォーラムオンライン開催
論文HRAF分類コードにもとづく博物館における情報リソースの提供手法査読有学術雑誌国内共著本村 康哲;岩谷 洋史博物館;電子ガイド;HRAF;OWC;OCM情報処理学会 じんもんこん2019論文集Vol.2019, No.1, pp.191-1962019年12月 14日情報処理学会立命館大学大阪いばらきキャンパス国立民族学博物館の展示場には分類コードが付された膨大な標本資料があり,標本資料に関するデータベースも整備されている.しかしながら,来館者が展示場で見ている標本資料について,関連する標本資料の情報はその場で提供されていない.本研究では,民族学・文化人類学データベースであるHRAFに含まれる分類コードを利用することにより,解説パネル等が存在しない標本資料の情報を来館者に提供する手法が提案される.
論文評価歪みの低減を目的としたピアレビューシステムの設計と開発査読無学術雑誌国内共著本村 康哲;稲葉 利江子;毛利 美穂;小林 至道ルーブリック;ピアアセスメント;グループワーク評価;LMS;eポートフォリオ第44回教育システム情報学会全国大会論文集P1-222019年9月 11日第44回教育システム情報学会全国大会静岡大学浜松キャンパス授業でピアレビューを実施するためのシステムを開発した.ピアレビューでは「お互い様効果」「ハロ効果」などの評価の偏りがあることが知られているが,本システムではこれらの歪みの低減を目的として設計を行った.レビューはレビュアによってオンラインルーブリックを用いて実施され,その結果を集計してレビュイに即座にフィードバックすることが可能である.
論文博物館来館者向けの情報提示システム構築のための情報資源関連づけに関する一提案査読無学術雑誌国内共著本村 康哲;岩谷 洋史データフォーマット;システム連携;データ運用管理;ナビゲーション支援第44回教育システム情報学会全国大会論文集P1-212019年9月 11日第44回教育システム情報学会全国大会静岡大学浜松キャンパス国立民族学博物館には膨大な展示物が存在するが、解説パネル等の情報を細やかに提供することはコスト的に困難である。また、展示に関するデータベースが整備されているにもかかわらず、展示との関連づけがなされていない。本発表では、民族学データベースであるeHRAFに含まれるOWCとOCMコードを電子ガイドで利用することにより、解説パネル等が存在しない展示物の情報についても来館者に提供する手法について提案する。
論文博物館来館者向けのスマートフォン用情報提示アプリの設計提案査読有学術雑誌国内共著岩谷 洋史;本村 康哲情報処理学会じんもんこん2018論文集Vol.2018, pp.161-1682018年11月 24日じんもんこん2018(情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会)東京大学地震研究所近年,博物館において,来館者の見学を支援することを目的に,小型情報端末を利用した電子ガイドシステムを来館者に提供するサービスが行なわれている.筆者らは来館者の利用状況をエスノグラフィによって理解し,それを把握したうえで,電子ガイドシステムのサービスを改善する試みを行ってきた.本稿では,来館者の利用状況から抽出した課題をもとに,それらを解決するための設計案を示す.
論文博物館来館者向けの情報提示システム構築のためのユーザモデリング査読無学術雑誌国内共著岩谷 洋史;本村 康哲‘博物館;エスノグラフィ;潜在的ニーズ;ユーザモデリング第43回教育システム情報学会全国大会論文集P2-192018年9月 5日第43回教育システム情報学会全国大会北星学園大学本研究は,博物館の来館者が展示物を閲覧する際に,スマートフォン・アプリを想定した電子ガイドサービスに資するユーザモデルを提案する.まず,来館者の行動からニーズを把握するために,5名の大学生を対象にエスノグラフィ手法である行動観察とインタヴュー調査を実施し,行動分析を行った.それらの結果から来館者の情報取得行動と利用環境をモデリングし,大学生来館者の潜在的ニーズを抽出し,要求仕様策定のための基礎資料を得た.
論文ライティング成果物のルーブリック評価機能を備えたポートフォリオシステムの開発と実践査読無学術雑誌国内共著毛利 美穂;小林 至道;稲葉 利江子;本村 康哲eポートフォリオ;ルーブリック;ピアレビュー;ライティング第43回教育システム情報学会全国大会論文集P1-112018年9月 4日第43回教育システム情報学会全国大会北星学園大学ルーブリック評価機能を備えたポートフォリオシステムの開発と,それを利用した授業実践の結果を報告する.受講者が提出した学習成果物に対し,紙ベース・ルーブリックとオンライン・ルーブリックの両方を用いて自己評価を行った.その結果,紙ベースとオンラインには差がなかった.
教科書基礎から学ぶ情報処理(改訂版)単行本共著本村 康哲;鈴木 三四郎;榎原 博之;平田 孝志;河野 和宏;清光 英成;伊藤 信也;山本 慶介;川中 達治;徳永 佳子;勝久 晴夫培風館2018年3月
論文エスノグラフィックアプローチによる博物館来館者の行動分析査読有学術雑誌国内共著岩谷 洋史;本村 康哲エスノグラフィ;人間中心設計;行動観察;コンテクスト調査情報処理学会 じんもんこん2017論文集Vol.2017, pp.289-2942017年12月 2日情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会大阪市立大学近年,博物館において,来館者の閲覧を支援する目的で,電子ガイドシステムを,小型化した情報端末を通じて,来館者に利用してもらうというサービスが行なわれている.その際,来館者の顕在的,あるいは潜在的ニーズに合わせた形で,適宜,適切な情報が提供されていることが望ましい.本研究は,人間中心設計の立場から博物館における電子ガイドシステムの構築,およびそのシステムのよる情報提供の方法を探究する研究として位置付けられる.来館者のニーズの把握するための方法としてエスノグラフィを採用し,主に来館者に対して行動観察とインタビュー調査を実施し,来館者の行動分析を行った.本稿では,そのような調査に基づいて得られた知見を考察し,課題を整理する.
論文大学生に深い学びを促すルーブリックの活用査読無大学・研究所等紀要国内共著安藤 輝次;山本 冬彦;石井 康博;田中 俊也;本村 康哲;松下 佳代關西大學文學論集第66巻 第4号 pp.1-202017年3月 10日關西大學文學會
項目執筆大学におけるeラーニング活用実践集ー大学における学習支援への挑戦2-単行本分担執筆大学eラーニング協議会、日本リメディアル教育学会監修ナカニシヤ出版2016年1月 30日978-4-7795-0885-1
論文ユーザ中心設計に基づいた学修ポートフォリオシステムの設計査読無学術雑誌共著稲葉利江子;小林至道;毛利美穂;本村康哲電子情報通信学会技術研究報告信学技報, vol. 115, no. 295, LOIS2015-33, pp. 19-242015年10月 30日電子情報通信学会 ライフインテリジェンスとオフィス情報システム研究会(LOIS)神奈川大学関西大学と津田塾大学は,大学間連携の取組として,ライティング/キャリア支援を目的とした学修ポートフォリオシステムを,ユーザ行動を基づき設計している.本論文では,設計プロセスであるユーザ中心設計に基づく開発プロセスおよび,学生,教員,社会との連携を意識したシステム概要に関して述べる.
論文ライティングセンター運営支援システムの設計と運用査読無学術雑誌共著毛利美穂;小林至道;稲葉利江子;長畑俊郎;;;;本村康哲日本教育工学会 第31回全国大会論文集P1a-C103-062015年9月 21日日本教育工学会 第31回全国大会電気通信大学関西大学と津田塾大学は2012年度採択の文部科学省大学間連携共同教育推進事業「〈考え,表現し,発信する力〉を培うライティング/キャリア支援」の取組として,汎用性のあるライティング支援体制の構築を目指している.両大学におけるライティングセンターを核とした支援体制の構築にあたり,センターの運営を支援するシステム“TEC-book”をユーザ中心設計に基づき開発した点が同取組の特徴として挙げられる.本稿では,TEC-bookの概要を示すとともに,その設計および運用について報告する.
論文ユーザ行動に基づいた学修ポートフォリオシステムの設計査読無学術雑誌共著稲葉利江子;小林至道;毛利美穂;長畑俊郎;森田弘一;本村康哲第40回教育システム情報学会全国大会論文集I1-82015年9月 1日第40回教育システム情報学会全国大会徳島大学関西大学と津田塾大学は大学間連携の取り組みとして,ライティング/キャリア支援を目的とした学習ポートフォリオシステムを,ユーザ行動に基づき設計している.提案システムの特徴としては,学生の課外活動も含んだ学習行動の蓄積を可能とし,個人としての振り返り行動だけではなく,他者とのコミュニケーション行動を考慮にいれた点である.
論文ライティング/キャリア支援を目的としたeポートフォリオシステムの設計査読無学術雑誌共著小林 至道;稲葉 利江子;毛利 美穂;本村 康哲;大学ICT推進協議会 2014年度年次大会2014年12月 10日関西大学と津田塾大学では,ライティング/キャリア支援を目的としたeポートフォリオシステムを協同で開発している。ユーザの要求事項を明示するために,関連ステークホルダの行動観察調査を行い,得られた21個のインサイトを分析するとともに,ユースケースシナリオを記述した。それらをもとに機能要件を抽出し,プロトタイプの作成を行った。本発表では,そのコンセプトと設計について概要を報告する。
論文ライティングセンターにおける相談記録の分析 -学生からの相談事項に着目して-査読無学術雑誌共著岩﨑 千晶;稲葉 利江子;小林 至道;本村 康哲;大学ICT推進協議会 2013年度年次大会2013年12月 18日大規模私立大学である関西大学では、2011年度よりライティングセンターを開設し、学生のライティング支援にあたっている。ライティングセンターでは、Webシステムを活用して、オンライン予約を受け付けしたり、学生からの相談内容やTAの指導履歴を記録している。本発表では、WEBシステムに蓄積された学生の相談事項に着目して分析を行い、学生が抱えている課題と学年暦における相談時期の傾向を分析する。さらに、分析の結果をもとに、ライティングセンターの運営やライティング指導に関する手立てを提案し、ライティング指導の充実を目指す。
論文Sakaiとの連携システム:CEAS/SakaiとS-maqs査読無学術雑誌共著本村 康哲;植木 泰博;冬木 正彦;Ja Sakai カンファレンス 2013予稿集Vol.2013 No.12013年3月 13日Ja Sakai京都大学 法経済学部本館1階西 法経第四教室関西大学で開発されたCEAS/Sakaiシステムは,予習・授業・復習の学習サイクルを支援するCEASに,Sakaiの機能を取り込んだハイブリッドシステムである.現在,Sakai2.9へのバージョンアップへ向けて,改修が最終段階に入っている.これに加え,CEAS/Sakaiと連携するモバイル端末利用のレスポンス・アナライザS-maqsを開発した.これらのシステムは,さらなる授業の活性化と授業外での自主的な学びを狙いとして,2013年度から全学での利用を見込んでいる.本稿では,これらのシステムの導入経緯と教育効果,および運用に際しての課題について報告する.
論文キャンパスにおける携帯端末の利用実態―学生対象コンテクスト調査とその分析から―査読無学術雑誌共著本村 康哲;金田純平;林田 定男;實渊 洋次;大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 論文集2012年12月 17日大学ICT推進協議会 2012年度年次大会神戸国際会議場ライティングセンター支援環境である「まなかんウェブ」を携帯端末からも利用できるように現在開発を進めている。このため、学生が携帯端末(特にスマートフォン)を利用する場面についての質的調査を行った。その結果、学生が携帯端末を使用する動機は、主として就活サイトの閲覧と人事担当者との連絡等の就職活動、および学生間のやりとりであった。一方、学習支援システムの利用については非常に限定的であり、その動機付けに対し根本的な再検討・再定義が必要である。
論文ライティングセンター運営支援システムの改善とその評価査読無学術雑誌共著金田 純平;本村 康哲;林田 定男;實渊 洋次;大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 論文集2012年12月 17日大学ICT推進協議会神戸国際会議場本村 康哲, 金田純平, 林田 定男,ライティングセンター支援環境である「まなかんウェブ(旧卒論カード)」のシステムおよびUI の改善を行った。改善後のシステムについて、学生8 名を対象にユーザビリティテストを行ったところ、効果・効率・満足度の3 尺度すべてにおいて比較的高い評価が得られた。次に、前バージョンにおいて指導員からUI 上の問題として指摘されていた事前情報の不足については、学生が入力したデータを分析したところ、改善されたことが分かった。
論文ライティング指導支援環境設計のためのユーザ行動の分析 ~学生のレポート作成過程実態調査より~ 学術雑誌編著本村 康哲;金田純平;林田 定男;實渊 洋次;山本 幾生;大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 論文集2011年12月 7日大学ICT推進協議会 年次大会福岡国際会議場「卒論カード」は、レポート・卒業論文等の文章作成支援を目的に開発が進められているシステムである。単なる支援を超えて、より効果的な指導を視野に入れた設計を行うには、レポート作成時の行動を適切に把握する必要がある。そこで、学生を対象に行動調査を実施し、ワークモデルおよびシナリオ分析を行った。その結果、学生は文献よりもインターネットや電子デバイスによる情報に依存しがちであることが明らかとなった。
論文ウェブ環境を用いたライティングセンターの運用~「卒論カード」運用実態調査より~学術雑誌共著金田 純平;本村 康哲;林田 定男;實渊 洋次;山本 幾生;大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 論文集2011年12月 7日大学ICT推進協議会 年次大会福岡国際会議場ウェブ環境「卒論カード」は、ライティングセンター「卒論ラボ」の予約の他に、指導内容およびそのフィードバックのためのコメント機能を備えている。これらのシステムを実際に運用した結果、効果的な指導が行われていないことが明らかとなった。その原因として、指導者および学習者双方から見たシステムのユーザビリティが低く、ファイル共有機能とコメント機能が有効に活用されていないことが明らかとなった。
学会発表気づきを促す学びのウェブ環境作り査読有共著本村康哲;菅原 慶乃;田中俊也;山本幾生;平成22年度 情報教育研究集会講演論文集2010年12月 10日~2010年12月 11日情報教育研究集会京都府民総合交流プラザ 京都テルサ関西大学文学部では、卒業論文の執筆を通して学士力の実質化を目指している。本稿では、この目的を達成するための〈卒論カード〉と名づけたウェブ環境作りについて述べる。卒論カードは、卒業論文の執筆をサポートするために、入学時から卒業論文完成に至るまでの学習計画、履歴、指導者のアドバイス、文献情報、評価基準等を統合して提示する。これによって、学生の気づきを促し、学びの態度を育みながら、卒業論文の完成を目指す。
論文卒業論文制作を目的とした持続的環境を構成 する情報システムの分析と設計査読無学術雑誌共著本村康哲;植木泰博;冬木正彦;情報処理学会CLE研究会研究報告2010年12月 9日本稿では,学士課程全般にわたって卒業論文の制作を持続的に支援する情報システム「卒論カード」の分析と設計について述べる.システムの構築に際しては,
ユーザに対する事前調査と要求分析を行い,それにもとづいた要件を定義した後に,システム機能とユーザインタフェースを設計する。本システムの特徴として,
文学部ユーザがよく利用する電子メールから送信した情報をシステムに分類整理・蓄積できるユーザインタフェースを備える。これによって、卒業論文制作を
持続的に支援するとともに,教員ユーザへの指導上の支援を行い,システム全体の利用率向上を狙う.
論文ユーザビリティ向上を目的としたCEASのユーザインタフェース設計の試み ―ISO 13407人間中心設計プロセスによる改善活動事例―査読無学術雑誌単著本村康哲;情報処理学会 CLE研究会2010年5月 14日情報処理学会 CLE研究会放送大学本研究では、「ISO 13407:1999人間中心設計プロセス」にもとづき、関西大学で開発・運用されているe-learningシステムであるCEASの教員用ユーザインタフェースの設計を試みる。コンテクスト調査法によって教員の利用状況を把握し、ペルソナ/シナリオ法で要求事項を明示した後、プロトタイプの作成によるユーザインタフェースの提案を行う。これらの活動プロセスによって、教員利用者の要求に基づいたユーザインタフェースの実現を目指す。
学会発表初年次の早期における合同クラス合宿の意義とその方法査読有単著本村康哲;2009年9月 19日~2009年9月 20日第2回 初年次教育学会関西国際大学 尼崎キャンパス
講演情報リテラシー教育の現状と今後の取り組み本村 康哲;2009年9月 2日教育改革IT戦略大会アルカディア市ヶ谷
教科書基礎から学ぶ情報処理単行本共著榎原博之;鈴木三四郎;山本慶介;本村康哲;渡邊智山;伊藤信也;培風館2009年3月 25日
学会発表初年次教育におけるグループ学習へのPCおよび授業支援システムの導入-アカデミックスキルと学習共同体の形成をめざして-査読無単著本村 康哲;初年次教育学会 第1回 年次大会(2008)2008年11月 30日初年次教育学会和文入学したばかりの大学生は、高校での受動的学びから大学での能動的な学びへの移行過程にあるとともに、新たな人間関係構築の途上にある。このため、授業内でのグループ学習や共同作業は、意思疎通訓練の場となると同時に、世界観の拡大や自己の客体化や共同体での責任感を意識することによって、社会性の涵養にもつなげることが期待できる。
本研究では、初年次教育におけるグループ学習の中でPCとLMSを導入し、授業後の学習を継続可能とする環境を提供するとともに、授業後の学習共同体を形成する方策を探る。ここでいう学習共同体とは、課題や問題を共有するとともに、ゴールを目指す過程で発生するアイデアや資料などの情報をも蓄積・共有可能な仮想的空間のことである。
シンポジウム提案「Squeakを用いて文学部学生に行ったプログラミング教育」本村 康哲;シンポジウム2【テーマ:構成主義による情報教育】, 2008 PC Conference, 慶応大学湘南藤沢キャンパス2008年8月 6日コンピュータ利用教育協議会和文21世紀に入り,ヨーロッパを中心に先進国の学力観は,生徒が社会に出て実際に能力を発揮できるようにとの考えから,知識獲得から思考力育成へと転換しました。情報化が進んだ社会においては,知識自体の価値は小さくなり,それを応用する能力が問題とされるようになったからです。これを受けてOECD は,国際学力調査(PISA:Programme for International Student Assesment)を実施して新しい学力観の普及につとめています。PISAでは生徒の能力を読解リテラシー,数学的リテラシー,科学的リテラシー,問題解決力に分けて評価の枠組を作り,国際的な学力調査を行っていますが,日本の生徒は2000年の調査では読解リテラシーが世界第8位であったものが,2003年には14位に下がりました。日本人が強い数学的リテラシーにおいても,2000年には1位であったものが2003年には6位に下がり,かろうじて科学的リテラシーのみが両年とも2位でした。
この結果に驚いた文部科学省は,中止していた学力調査を復活させて,学力の実態を把握するとともに,学力復活に向けた活動を開始しています。しかし,現場の学力観は,従来通り知識獲得に終始しており,思考力の育成へと転換されていません。
現実に起る複雑な状況の中で,解決すべき問題が何であるかを主体的に同定し,それを分析,解決するには,関係者との意志疎通が欠かせません。コミュニケーションを含めたこうした能力は,情報システムを構築するための方法論を研究する情報システム学そのものと言ってよいでしょう。教育分野においても,「学習とは主体的に『意味を作り出していくプロセス』であり,単なる『知識の転移』ではない」とする構成主義の教育研究が始まっています。
このシンポジウムでは,何かの作り方を学ぶだけではない,問題領域で問題解決を図る新しい情報教育について議論します。
研究報告文学部におけるプログラミング教育の意義とその方法―Squeak/eToyを用いた「手続き」構築のための授業―査読無大学・研究所等紀要単著本村 康哲;関西大学ITセンターフォーラム2007No.222008年4月 1日本稿は、文学部において論理的思考を身につけるためのプログラミング教育の授業実践について述べたものである。授業では、プログラミング言語の習得を主眼とするのではなく、「コンピュータを扱うための思考スキル」にポイントを絞った展開を行った。手順を追って考える力と検証する姿勢を養い、あらかじめ計画記述(program)された行動様式を身につけることを目指した授業についての実践を行った。
編著知のナヴィゲーター単行本共著中澤務;森貴史;本村康哲;くろしお出版2007年4月 10日和文重点領域研究助成
研究報告CEASを使った初年次教育の試み~文学部における初年次教育科目「知のナヴィゲーター」での事例~単著本村 康哲;平成18年度「関西大学現代GP成果報告書」:進化するe-Learningの展開-授業と学習の統合的支援および教授法と学習コンテンツの共有化-2007年3月 31日和文重点領域研究助成
論文初年次導入教育テクスト『知のナヴィゲーター』作成の試み―文学部スタディ・スキルズ養成授業にもとづいて―査読無大学・研究所等紀要共著品川哲彦;田中俊也;本村康哲;森貴史;森部豊;渡邊智山;関西大学文学論集第56巻第4号2007年3月 15日和文重点領域研究助成
研究報告初年次教育に関する総合的研究―学びのスキル獲得と情報リテラシーの同時獲得・形成を目指して単著本村 康哲;平成18年度関西大学重点研究(B-7)「大学における教育と研究」2007年3月 10日和文重点領域研究助成 20060401-20070331
研究報告CEASを用いたプレゼンテーション教育-情報処理教育における実践例-単著本村 康哲;平成17年度関西大学現代GP成果報告書:進化するe-Learningの展開-授業と学習の統合的支援および教授法と学習コンテンツの共有化-2006年3月 31日和文
論文人類学研究支援環境DWBによる祭礼調査資料の運用
―多様な視点を許容する祭研究―査読有学術雑誌共著本村 康哲;岩谷 洋史;川村 清志;川上 聰;森下 淳也;大崎 雅一;『人文科学とコンピュータシンポジウム デジタルアーカイブ ---その理念の深化と技術の応用---』2005年12月 16日和文データカルチャリングの実現性を検証するために、明石の稲爪神社秋季祭礼の人類学的調査で収集された祭礼調査資料のデジタルアーカイブを対象とするデジタルワークベンチを構築した。このデジタルワークベンチでは、デジタルアーカイブの正規化されたデータをデータベース上で引用し、自由な再解釈可能なデジタルワークベンチを運用した。この結果、デジタルワークベンチ上で、データの再解釈、再構造化、客観化を実現することが出来た。
研究報告双方向的デジタルアーカイブの構築査読無大学・研究所等紀要共著本村 康哲;川村清志;大崎雅一;森下淳也;川上聡;神戸学院大学地域研究センター, 文部科学省学術フロンティア推進事業「阪神・淡路大震災後の地域社会との共生を目指した大学の新しい役割に関する実践的研究」, 文化人類学分野中間報告書報告書第9号2005年10月 1日和文文部科学省学術フロンティア推進事業 20020401-20070331
研究報告CEASを使ったプレゼンテーション技術習得のための授業開発単著本村 康哲;平成16年度関西大学現代GP成果報告書:進化するe-Learningの展開-授業と学習の統合的支援および教授法と学習コンテンツの共有化-2005年3月 31日和文
論文人類学研究支援環境のためのデータモデル構築査読有学術雑誌共著本村 康哲;川上聰;川村清志;森下淳也;大崎雅一;情報処理学会・人文科学とコンピュータシンポジウム論文集「デジタルアーカイブ-デジタル学術情報資源の共有と活用-」情報処理学会シンポジウムシリーズVol.2004, No.17, pp.175-1822004年12月 9日和文 フィールドワーク支援のためのデジタルアーカイブの構築とその展開の可能性として、より広範囲の資料に対応できるシステムのためのデータモデル構築を、文化人類学が必要とする要件に従って検討する。データをリンクで参照し、生成された複合データを元のアーカイブのデータと同等に扱うことで、システム上でデータを成熟していく、データカルチャリングが実現される。
論文人類学における研究支援環境としてのデジタルワークベンチ査読有学術雑誌共著本村 康哲;川上聰;川村清志;森下淳也;大崎雅一;情報処理学会シンポジウムシリーズ『人文科学とコンピュータシンポジウム』Vol.2003, No.21, pp.219-2262003年12月 17日情報処理学会和文文化人類学と民俗学におけるフィールドワークと民族誌編纂をめぐっては、1980年代以後、調査者の視点に特化した民族誌に対する批判が繰り広げられた。この問題は調査資料の解釈の妥当性に対する疑問に起因しているが、これを検証する手段は現在のところ確立されていない。この問題を解決するための一つの方途として、本稿では調査資料を開示と共有の手続きに着目し、民族誌編纂を支援するためのワークベンチとして公開可能なデジタルアーカイブを構築した。このアーカイブにおいては、調査者が保有する資料を客観情報として入力し、利用者がそれにコメントおよび解釈等の主観情報を付与することが可能である。これによって、これまで一方向的であった情報を相互に共有することが可能となり、多様な視点に立脚した民族誌を編纂することが期待できる。学部共同研究費 20020401-20030331
論文A Learning Model of Computer Science Education for Liberal Arts Students学術雑誌共著SHIBATA, Hajime;KASHIWAGI, Harumi;MOTOMURA, Yasunori;OHTSUKI, Kazuhiro;Proceedings of 32nd ASEE/IEEE Frontiers in Education Conferencepp.F3G2-72002年11月 8日和文
論文データ配送協調システムの一構築法共著本村 康哲;経済情報学論集第16号, pp.33-382002年3月 22日和文姫路獨協大学特別研究助成費
学会発表Contextual influences of top-down inferencing in a language process by EFL listenersMOTOMURA Yasunori;Setsuko Wakabayashi;Jun-ya Morishita;Proceedings of the fourth conference of the International Quantitative Linguistics Association2000年8月 24日QUALICO, Prague, August 24-26, 2000和文
学会発表Interactive Language Learning by Using WWW-based Application共著MOTOMURA Yasunori;Exeter CALL'99--CALL and Learning Community1999年英文
学会発表文データベース構築と外国人児童の中級日本語教育への応用共著本村 康哲;日本教育工学会第14回全国大会論文集1998年9月 27日日本教育工学会, 第14回全国大会和文
論文中性子ラジオグラフィ大学・研究所等紀要単著本村 康哲;姫路獨協大学外国語学部紀要pp.104-1151998年和文
論文日本語教育のための文データベース構築共著本村 康哲;情処研報「人文科学とコンピュータ」39-4、pp.25-321998年和文
論文Application of Morphological Filters to Noise Suppression in Neutron Radiography Image, Fifth World Conference on Newtron Radiography単行本共著MOTOMURA Yasunori;Deutsche Gesellschaft Für Zerstrorungsfreie Prufung e.V.pp.229-2361997年英文
学会発表ウェ-ブレット変換を用いた教師付きテクスチャ分割アルゴリズム共著MOTOMURA Yasunori;電子情報通信学会総合大会講演論文集1997年電子情報通信学会総合大会和文This paper describes a supervised texture image segmentation algorithm based on wavelet transform. a small moving window is used to extract the texture energy feature images from the detailed images transformed by an overcomplete wavelet frame, Then, a quadrant filtering method under consideration of contextual, spatial information is adopted to smooth the feature images to reduce variability of noise. A Bayes classifier is used to make initial probabilistic labels and a probabilistic relaxation method is used to obtain a better result of texture segmentation. The experiments prove that this algorithm has a fair excellent segmentation performance.
論文Suppression of Isolated Noises in the Dynamic Neutron Radiography Image by Using Mathematical Morphology査読有学術雑誌共著MOTOMURA Yasunori;Nuclear Instruments and Methods in Physics ResearchA377, pp.93-951996年英文
論文Liquid Metal Flow Measurement of Neutron Radiography査読有学術雑誌MOTOMURA Yasunori;Nuclear Instruments and Method in Physics ResearchA377, pp.156-1601996年英文
著書Cluster approach to pattern recognition, Theory and Applications of the cluster Variation and Path Probability Methods単行本共著MOTOMURA Yasunori;Plenum press, New Yorkpp.375-3861996年英文
論文超高感度ビデオカメラを用いたメロン亀裂の夜間における成長観測大学・研究所等紀要共著本村 康哲;神戸大学大学院自然科学研究科紀要14-B, pp.69-721996年和文
口頭発表数学的モルフォロジーによるCCD画像の星状雑音の除去査読無その他単著本村 康哲;中性子ラジオグラフィー利用技術研究会1996年大阪ニュークリアサイエンス協会和文
論文Flow visualization of liquid metals by neutron radiography学術雑誌共著MOTOMURA Yasunori;Fusion Engineering and DesignVol.27, pp.607-6131995年英文
論文パターン認識へのクラスター 変分法の応用共著本村 康哲;第32回東北大学電気通信研究所シンポジウム『統計物理学と情報処理』pp.37-441995年和文
論文Flow visualization and image processing of multiphase flow by neutron radiographyMOTOMURA Yasunori;Proc. ASME / JSME FluidEngineering ConferenceFED-Vol.209, pp.49-561995年和文
論文中性子ラジオグラフィによる混相流の可視化と計測その他共著本村 康哲;竹中信幸;藤井照重;浅野等;小野厚夫;松林政仁;鶴野晃;第1回放射線シンポジウム講演論文集pp.152-1591995年和文
論文Visualization and measurement of multi-phase and liquidmetal flows by real-time neutron radiography本村 康哲;Proc. German-JapaneseSymposium on Multi-Phase Flowpp.147-1611994年英文
教育業績
- 2024年度
- 1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
・授業全般(学部): e-learningシステム“CEAS”を用い、授業計画、資料配布、課題提示および回収、アンケート等の機能を利用している。また、演習科目では、CEASのグループフォルダ機能を利用して添削レポートの返却などのフィードバックを行っている(2006-2010年度)。 ・「知のナヴィゲーター(初年次教育)」: 高校から大学への移行を円滑に行うことを目的とした1泊2日の早期合宿セミナーや、授業におけるグループワークを積極的に取り入れている(2006-2010年度)。 ・「人文情報学基礎演習a(2年次ゼミ)」: 提出されたレポートに添削を施した後に返却し、文章作成のブラッシュアップを試みている(2006-2010年度)。 ・「人文情報学応用演習b(3年次ゼミ)」: 企業からゲストスピーカを招聘し、大学と社会との接点をテーマに対談を行っている(2008, 2010年度)。 ・「卒業演習(4年次ゼミ)」: 卒業論文は必ず一度は綿密な添削を施して返却してから提出させている(2006-2010年度)。また、大きなテーマ(実稼動システムのユーザビリティ向上)を設定してプロジェクトチームで取り組ませ、内容の質的向上を目指している(2009-2010年度)。 - 2.作成した教科書、教材、参考書
・「基礎から学ぶ情報処理」、第10章担当、2009年3月。 全学共通科目「基礎からの情報処理」の教科書。情報処理に関する基礎知識を身につけることが目的。 ・「知のナヴィゲーター」、第5章および巻末付録DVD編集担当、2007年4月。 文学部の初年次教育科目「知のナヴィゲーター」の教科書。アカデミックスキルの形成がねらい。 - 3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等
・本村康哲、菅原慶乃、田中俊也、山本幾生、「気づきを促す学びのウェブ環境作り」、平成22年度・情報教育研究集会、京都テルサ、2010年12日11日。 ・本村康哲、植木泰博、冬木正彦、「卒業論文制作を目的とした持続的環境を構成する情報システムの分析と設計」、情報処理学会・第3回CLE研究会、京都大学、2010年12月9日。 ・本村康哲、「初年次の早期における合同クラス合宿の意義とその方法」、初年次教育学会・第2回大会、関西国際大学・尼崎キャンパス、2009年9月19日。 ・榎原博之、本村康哲、「関西大学における情報リテラシー教育 -全学教養科目「情報処理論」と文学部の情報リテラシー教育」、私情教・教育改革IT戦略大会、2009年9月2日。 ・本村康哲、「初年次教育におけるグループ学習へのPCおよび授業支援システムの導入-アカデミックスキルと学習共同体の形成をめざして-」、初年次教育学会・第1回大会、玉川大学、2008年11月30日。 ・本村康哲、「Squeakを用いて文学部学生に行ったプログラミング教育」、2008PCカンファレンス・シンポジウム2「構成主義による情報教育」、2008年8月6日。 ・本村康哲、「文学部におけるプログラミング教育の意義とその方法」、ITセンターフォーラム、2008年。 - 4.その他教育活動上特記すべき事項
2010年度の文部科学省・大学教育推進プログラム「文学士を実質化する〈学びの環境リンク〉」(2010~2012年度)の一担当者として、卒論カード部会でウェブシステムの設計・開発・運用に携わり、事業推進に協力している。