井谷　聡子 - 文学部総合人文学科英米文化専修

井谷　聡子イタニ　サトコ

所属学部・学科等

文学部総合人文学科英米文化専修

職名 (資格)

准教授 2018年 4月 1日

出身学校・専攻

The Ohio State University Physical Activity and Educational ServicesSport and Leisure Studies 2006年卒業

出身大学院・研究科

Ontario Institute for Studies in Education, University of Toronto博士課程 Department of Curriculum, Teaching and LearningCurriculum Studies and Teacher Development Program 2015年修了
The Ohio State University修士課程 Physical Activity and Educational Services, Faculty of EducationSport Humanities 2008年修了
The Ohio State University修士課程 Graduate Graduate Interdisciplinary SpecialisationSexuality Studies 2008年修了

取得学位

Ph.D 2015年 6月 University of Toronto
Master of Arts 2008年 8月 The Ohio State University

ホームページ・メール

メールアドレス：s.itani@kansai-u.ac.jp

研究課題

現在の研究課題名	トランスジェンダーのスポーツ参加
研究態様	個人研究
研究期間
研究制度
キーワード	トランスジェンダー;スポーツ;セクシュアリティ
研究分野
研究テーマ概要

現在の研究課題名	スポーツ・メガイベントが開催都市にもたらす社会的影響と反対運動
研究態様	個人研究
研究期間
研究制度
キーワード	オリンピック;スポーツ・メガイベント;アクティビズム
研究分野
研究テーマ概要

現在の研究課題名	「体育嫌い」の沈黙する声に注目した体育カリキュラムの探究
研究態様	国内共同研究
研究期間	2022年～ 2024年
研究制度	科学研究費補助金
キーワード	体育;ジェンダー;セクシュアリティ
研究分野
研究テーマ概要

受賞・学術賞

Kenneth Sherrill Best Dissertation Award 2016年 9月 (American Political Science Association)
学会賞 2013年 7月 (日本スポーツとジェンダー学会)
Gary Sailes Doctoral Diversity Scholarship Award 2013年 11月 (North American Society for the Sociology of Sport)
論文賞 2021年 8月 21日 (日本スポーツとジェンダー学会)

所属学会

所属学会・団体名	役職名 (役職在任期間)
日本スポーツとジェンダー学会	事務局長(2017年7月 1日～2020年6月 30日), 理事(2005年7月 1日～2017年6月 30日)
日本体育学会
North American Society for the Sociology of Sport
日本女性学会
National Women's Studies Association
日本スポーツ社会学会
カルチュラル・スタディーズ学会

共同研究・受託研究の実績

体育カリキュラムにおけるジェンダー・ポリティクス：周辺化される人々の経験への着目
2016年～ 2018年国内共同研究
包摂的な体育カリキュラムの構築に向けて:クイア・ペダゴジー及びリテラシーを中心に
2019年～ 2021年国内共同研究
多様化社会において個性に応じた保健体育授業を可能とする政策立案に向けた基礎的研究 ―カナダ・オンタリオ州2015年改訂版保健体育カリキュラムの理念と論争からインクルーシブな保健体育の示唆を得る―
2016年～ 2017年国内共同研究
Networking Dissent Voices: Korea-Japan Civic Alliance for Olympic Resistance
2017年～ 2022年国際共同研究
Anti-Globalization Activists and Gender Justice
2011年～ 2013年国際共同研究
Anti-Globalization Protest Movements at the 2010 Winter Olympics
2010年～ 2011年国際共同研究
Trans/Gender Justice Movements & Global Sport
2009年～ 2010年国際共同研究
「体育嫌い」の沈黙する声に注目した体育カリキュラムの探究
2022年～ 2024年国内共同研究

研究業績

No.	研究業績の種類	発表年月日	標題	出版物の種類	共著・単著の別	出版社・掲載誌	巻・号・頁
1	雑誌記事15	2023年4月 2023,04,00,,,	トランスジェンダー・アスリート　─ヘイトと栄光の狭間でー	その他	単著	新教出版社『副音と世界』	2023年5月号，36-41頁
2	雑誌記事15	2023年3月 2023,03,00,,,	スポーツとLGBTQ+	学術雑誌	単著	楽しい体育	No.327, pp.60-63
3	雑誌記事15	2023年1月 2023,01,00,,,	トランスジェンダーの選手について異なる議論をしよう	その他	単著	GQ	2023年3月号62頁
4	国際学会8	2023年1月 2023,01,00,,,	トランス・アスリートとケアの倫理の交差点
5	雑誌記事15	2022年12月 2022,12,00,,,	著書を語る―596　『〈体育会系女子〉のポリティクス』(二〇二一年)	その他	単著	ジュンク堂・『書標』	2022年、pp.2-3
6	雑誌記事15	2022年5月 2022,05,00,,,	クィアの『居場所』	その他	単著	etc.books・『エトセトラ Vol.7 くぐりぬけて見つけた場所』	pp.30-34
7	国際学会8	2022年5月 2022,05,00,,,	Tokyo 2020/1: Olympics Are a Feminist Issue
8	国際学会8	2022年5月 2022,05,00,,,	The rise of feminist anti-Olympic movement for Tokyo 2020
9	著書2	2022年3月 2022,03,00,,,	アスリートたちが変えるスポーツと身体の未来―セクシュアリティ・技術・社会	単行本	分担執筆	岩波書店	pp.3-33
10	論文1	2022年3月 2022,03,00,,,	コロナ禍のオリンピックが問いかけるもの　－政治・資本・ジェンダー	学術雑誌	単著	歴史科学	No.252, pp.1-15
11	著書2	2021年11月 20日2021,11,20,,,	エトセトラ　Vol.6　特集　スポーツとジェンダー	単行本	編著	etc.books
12	雑誌記事15	2021年8月 2021,08,00,,,	近代スポーツと科学、性別	その他	単著	新教出版社・『副音と世界』	pp.24-29
13	国際学会8	2021年7月 2021,07,00,,,	The Perfect Storm Trans People in the Time of COVID-19 in Japan
14	研究報告21	2021年6月 20日2021,06,20,,,	2020横浜国際スポーツ会議報告「スポーツにおける性別二元制と高アンドロゲン症規定	学術雑誌	単著	スポーツとジェンダー研究	Vol. 19, pp.22-26
15	翻訳16	2021年6月 20日2021,06,20,,,	世界陸上と誤った優先順位ーより安全な場か、公平な競争の場かー	学術雑誌	単著	スポーツとジェンダー研究	Vol.19, pp.27-35
16	翻訳16	2021年6月 20日2021,06,20,,,	アネット・ネゲサへのインタビュー（聞き手：パヨシュニ・ミトラ）	学術雑誌	単著	スポーツとジェンダー研究	Vol.19, pp.36-44
17	雑誌記事15	2021年6月 2021,06,00,,,	オリンピック問題からジェンダーを考える	その他	単著	現代書館・『シモーヌ』	Vol.4, pp.100-105
18	雑誌記事15	2021年6月 2021,06,00,,,	嘘と分断のオリンピック・マシンを止めろ！―ダイバーシティ戦略の虚構と暴力―」	その他	単著	アジア女性資料センター・『f-visions』	Vol. 3, pp.40-44
19	国際学会8	2021年5月 2021,05,00,,,	Transphobic discourses travel: The recent surge of trans-exclusionary discourses and its implication for sport and feminism
20	訳書4	2021年4月 30日2021,04,30,,,	オリンピック反対する側の論理: 東京・パリ・ロスをつなぐ世界の反対運動	単行本		作品社
21	著書2	2021年3月 19日2021,03,19,,,	<体育会系女子＞のポリティクス〜身体・ジェンダー・セクシュアリティ〜	単行本	単著	関西大学出版部
22	訳書4	2021年3月 15日2021,03,15,,,	オリンピックという名の虚構―政治・教育・ジェンダーの視点から	単行本		晃洋書房
23	雑誌記事15	2021年1月 2021,01,00,,,	フェミニズムの視点で東京２０２０を見ること	その他	単著	講談社・『群像』	2021年1月号
24	国際学会8	2020年12月 2020,12,00,,,	Olympic Exceptionalism in Time of COVID-19
25	雑誌記事15	2020年11月 2020,11,00,,,	スポーツと警察・脅威　―人種とジェンダーの視点から―	学術雑誌	単著	現代スポーツ評論	Vol.43, pp.91-97
26	国際学会8	2020年9月 2020,09,00,,,	Gender Binary & Hyperandrogenism Regulation in Sport
27	新聞記事99	2020年8月 6日2020,08,06,,,	スポーツ・メガイベントから見えてくるもの　〜「平和」の利権と犠牲	その他	単著	新婦人しんぶん	2020年8月6日号, 5頁
28	雑誌記事15	2020年7月 15日2020,07,15,,,	「ホモナショナリズム」の視座とスポーツ・メガイベント	学術雑誌	単著	エイデル研究所・季刊セクシュアリティ	No. 97, pp. 48-57
29	新聞記事99	2020年7月 9日2020,07,09,,,	スポーツ・メガイベントから見えてくるもの　〜“なきもの”とされてきた性分化の多様性	その他	単著	新婦人しんぶん	2020年7月9日号, 5頁
30	著書2	2020年6月 30日2020,06,30,,,	Decolonize This! オリンピックと植民地主義	単行本	分担執筆	新教出版・現代のバベルの塔　―反オリンピック　反万博	169-182頁
31	新聞記事99	2020年6月 11日2020,06,11,,,	〜コロナであぶりだされたもの〜こんなときにオリンピックまだやるの？	その他	単著	新婦人しんぶん	2020年6月11日号, 5頁
32	雑誌記事15	2020年6月 1日2020,06,01,,,	スポーツイベントにみるセックスとジェンダー	学術雑誌	単著	杏林書院	Vol.70
33	論文1	2020年4月 5日2020,04,05,,,	男女の境界とスポーツ―規範・監視・消滅をめぐるボディ・ポリティクス―	その他	単著	岩波書店	156-175
34	著書2	2020年3月 2020,03,00,,,	Frauen und Olympia. Sport, Gender und Sexualität aus der Perspektive von Nationalismus und Kolonialismus	単行本	分担執筆	Leipziger Universitätsverlag・NOlympics. Tokyo 2020/1 in der kritik	173-192
35	雑誌記事15	2020年1月 8日2020,01,08,,,	インタビュー　「祝賀」の災禍を迎え撃つために――反五輪・反資本主義の国際的な連帯へＪ.ボイコフ（パシフィック大学）、聞き手＝井谷聡子（関西大学）、鵜飼哲（一橋大学）	その他		岩波・世界	2020年2月号、200-207頁
36	講演19	2019年12月 15日2019,12,15,,,	On ‘Feminist’ Discourse of Trans-Exclusion From Sport
37	講演19	2019年11月 18日2019,11,18,,,	How the Olympics Kill the Poor: Organizing Against Criminalization from Skid Row to Tokyo
38	国際学会8	2019年11月 13日～2019年11月 17日2019,11,13,2019,11,17	Passing the Anti-Olympics Torch: Transpacific Anti-Olympics Movements and Feminist Solidarity		国内共著
39	国際学会8	2019年11月 2019,11,00,,,	Gender and sexual politics in sport-based Japanese physical education		国内共著
40	雑誌記事15	2019年10月 5日2019,10,05,,,	東京五輪は誰のため？17『祝賀資本主義』のうそを見破って『反五輪』で手をつなごう	その他	単著	ふぇみん	2019年10月5日号
41	講演19	2019年9月 23日2019,09,23,,,	クィアな身体とスポーツ―性別コントロールとトランスジェンダー排除の政治―	その他	単著
42	著書2	2019年8月 1日2019,08,01,,,	スポーツとジェンダー・セクシュアリティナショナリズムと植民地主義の視点から	単行本	分担執筆	亜紀書房・『で、オリンピックやめませんか？』
43	講演19	2019年6月 2日2019,06,02,,,	スポーツにおけるジェンダー規制―性差別と人種差別のインターセクション―	その他	単著
44	雑誌記事15	2019年3月 21日2019,03,21,,,	オリンピック・パラリンピックで女性が活躍？～ジェンダー、ナショナリズムの視点から～	その他	単著	新婦人新聞	2019年3月21号, 4-5頁
45	雑誌記事15	2019年3月 15日2019,03,15,,,	東京五輪は誰のため？14『西洋のものさし』と性別	その他	単著	ふぇみん	2019年3月15日号
46	論文1	2019年3月 2019,03,00,,,	大学教育とジェンダー　ー2017年関西大学学生の意識調査ー	大学・研究所等紀要	分担執筆	関西大学人権問題研究室	第77号, 105-188頁
47	国際学会8	2018年11月 2018,11,00,,,	Networking Dissent Voices: Korea-Japan Civic Alliance for Anti-Olympic Movements		国際共著
48	論文1	2018年9月 30日2018,09,30,,,	学習者の意識・経験からみた体育カリキュラムのジェンダー・ポリティクス－性二元制・異性愛主義に着目して－	大学・研究所等紀要	国内共著	京都教育大学紀要	133号,165-179頁
49	学会発表7	2018年7月 2018,07,00,,,	保健体育カリキュラムのセクシュアル・ポリティクス
50	著書2	2018年5月 20日2018,05,20,,,	スポーツする身体の商品化	単行本	分担執筆	ミネルヴァ書房・よくわかるスポーツとジェンダー
51	著書2	2018年5月 20日2018,05,20,,,	二つの性に分けられぬ身体	単行本	分担執筆	ミネルヴァ書房・よくわかるスポーツとジェンダー
52	著書2	2018年5月 20日2018,05,20,,,	〈新〉植民地主義とスポーツ	単行本	分担執筆	ミネルヴァ書房・よくわかるスポーツとジェンダー
53	解説9	2018年3月 2018,03,00,,,	スポーツ・メガイベントの政治とジェンダー研究の視界	学術雑誌	国内共著	スポーツとジェンダー研究	第17巻, 47-56頁.
54	論文1	2018年3月 2018,03,00,,,	ホモナショナリズムとスポーツ・メガイベント－バンクーバー2010から東京2020オリンピックまで－	学術雑誌	国際共著	日本スポーツとジェンダー学会	第17巻, 88-110頁
55	講演19	2017年11月 24日2017,11,24,,,	関西大学人権問題研究室第92回公開講座　講演タイトル「近代スポーツとジェンダー・セクシュアリティの政治」
56	学会発表7	2017年7月 2017,07,00,,,	ボイコフのメッセージ解説とジェンダー視点からの補足
57	国際学会8	2017年2月 2017,02,00,,,	Negotiating Japanese Gender and Sexual Norms Through the Discourses of Sporting Female Masculinity and Trans-normativity		単著
58	著書2	2017年2017,00,00,,,	Sexualized/Sexed bodies	単行本	分担執筆	Routledge・Routledge Handbook of Physical Cultural Studies
59	著書2	2016年7月 2016,07,00,,,	スポーツとセクシュアリティ	単行本	分担執筆	八千代出版・データでみるスポーツ・ジェンダー	150-176
60	論文1	2016年2016,00,00,,,	スポーツにおけるセクシュアル･マイノリティの権利をめぐるポリティクス	学術雑誌	国内共著	創文企画・現代スポーツ評論	第32巻,第1号, PP. 94-102
61	論文1	2016年2016,00,00,,,	スポーツ・メガイベントと植民地主義ークイア運動という視点からー	学術雑誌	単著	日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」	第14巻, P. 105-117
62	書評6	2016年2016,00,00,,,	Desi Hoop Dreams: Pickup Basketball and the Making of Asian American Masculinity	学術雑誌	単著	日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」	第14巻, P. 169-171
63	学会発表7	2015年7月 2015,07,00,,,	スポーツ・メガイベントと植民地主義：クイア・アクティビズムという視点から
64	国際学会8	2015年5月 2015,05,00,,,	Decolonizing Translation: Japanese ‘Trans’ Communities and the Politics of Translation		単著
65	国際学会8	2015年3月 2015,03,00,,,	Negotiating Japanese gender and sexual norms through the discourses of sporting female masculinity and trans-normativity		単著
66	学位論文26	2015年2015,00,00,,,	Japanese Female and ‘Trans’ Athletes: Negotiating Subjectivity and Media Constructions of Gender, Sexuality, and Nation	その他	単著	University of Toronto
67	国際学会8	2014年11月 2014,11,00,,,	Imagined “Japanese” and Colonial Amnesia: Discursive Construction of Japanese Female Athletes in “Masculine” Sports and National Appropriation		単著
68	国際学会8	2014年10月 2014,10,00,,,	Decolonial activism and LGBT inclusion in the 2016 Olympics in Rio de Janeiro		国際共著
69	国際学会8	2014年6月 2014,06,00,,,	“Supercitizen” as U.S. homonationalist assemblage: The militarized UFC in the age of insecurity		単著
70	国際学会8	2014年4月 2014,04,00,,,	Homonational inclusion and anti-colonial resistance at the Vancouver, Sochi, and Rio de Janeiro Olympics		単著
71	国際学会8	2013年11月 2013,11,00,,,	Who is afraid of the Octagon? The UFC and the Militarized Pedagogy of Queer Citizenship		単著
72	国際学会8	2013年6月 2013,06,00,,,	Discursive Construction of “Masculine” Female Athletes in Japan		単著
73	著書2	2012年2012,00,00,,,	Gendering running, gendering research: A collaborative trans narrative	単行本	分担執筆	Routledge	Stories of Difference in Physical Education, Youth Sport and Health, P. 86-92
74	論文1	2012年2012,00,00,,,	<新>植民地主義社会におけるオリンピックとプライドハウス	学術雑誌	単著	日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」	第10巻, P.4-15.
75	論文1	2011年2011,00,00,,,	Sick but legitimate? Gender Identity Disorder and the New Gender Identity Category in Japan	単行本	単著	Emerald Group Publishing Limited	Advances in Medical Sociology: Vol. 12. Sociology of Diagnosis, P. 283-309.
76	学位論文26	2008年2008,00,00,,,	Beyond the Gender Binary: Gender Verification Test and Transsexual Policy in Sports			The Ohio State University, Master's Thesis
77	翻訳16	2008年2008,00,00,,,	スポーツとセクシュアリティ、クイア／セオリー　序文			日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」	第６巻、P. 91-99
78	学会発表7	,,,,,	ジェンダー分析による体育カリキュラム変革の可能性
79	講演19	,,,,,	スポーツとジェンダー、LGBTQ

雑誌記事トランスジェンダー・アスリート　─ヘイトと栄光の狭間でー査読無その他単著井谷聡子新教出版社『副音と世界』2023年5月号，36-41頁2023年4月

雑誌記事スポーツとLGBTQ+査読無学術雑誌単著井谷聡子楽しい体育No.327, pp.60-632023年3月

雑誌記事トランスジェンダーの選手について異なる議論をしよう査読無その他単著井谷聡子GQ2023年3月号62頁2023年1月

国際学会トランス・アスリートとケアの倫理の交差点ITANI,Satoko2023年1月名古屋大超域文化社会センター2022国際シンポジウム名古屋大学

雑誌記事著書を語る―596　『〈体育会系女子〉のポリティクス』(二〇二一年)査読無その他単著井谷聡子ジュンク堂・『書標』2022年、pp.2-32022年12月

雑誌記事クィアの『居場所』査読無その他単著井谷聡子etc.books・『エトセトラ Vol.7 くぐりぬけて見つけた場所』pp.30-342022年5月

国際学会Tokyo 2020/1: Olympics Are a Feminist Issue査読無ITANI,Satoko2022年5月国際コミュニケーション学会パリ・フランス

国際学会The rise of feminist anti-Olympic movement for Tokyo 2020ITANI,Satoko2022年5月 Olympic Patterns and Mobilization Tools: Transnational Struggles and ResistancesParis Val de Seine School of Architecture

著書アスリートたちが変えるスポーツと身体の未来―セクシュアリティ・技術・社会査読無単行本分担執筆井谷聡子岩波書店pp.3-332022年3月

論文コロナ禍のオリンピックが問いかけるもの　－政治・資本・ジェンダー査読無学術雑誌単著井谷聡子歴史科学No.252, pp.1-152022年3月

著書エトセトラ　Vol.6　特集　スポーツとジェンダー単行本編著井谷聡子etc.books2021年11月 20日

雑誌記事近代スポーツと科学、性別査読無その他単著井谷聡子新教出版社・『副音と世界』pp.24-292021年8月

国際学会The Perfect Storm Trans People in the Time of COVID-19 in JapanITANI,Satoko2021年7月 Inter-Asia Cultural Studies Society International Conference 2021Singapore (online)

研究報告2020横浜国際スポーツ会議報告「スポーツにおける性別二元制と高アンドロゲン症規定査読無学術雑誌単著井谷聡子スポーツとジェンダー研究Vol. 19, pp.22-262021年6月 20日

翻訳世界陸上と誤った優先順位ーより安全な場か、公平な競争の場かー査読無学術雑誌単著MITRA, Payoshniスポーツとジェンダー研究Vol.19, pp.27-352021年6月 20日

翻訳アネット・ネゲサへのインタビュー（聞き手：パヨシュニ・ミトラ）査読無学術雑誌単著井谷聡子;MITRA, Payoshni;NEGESA, Annetスポーツとジェンダー研究Vol.19, pp.36-442021年6月 20日

雑誌記事オリンピック問題からジェンダーを考える査読無その他単著井谷聡子現代書館・『シモーヌ』Vol.4, pp.100-1052021年6月

雑誌記事嘘と分断のオリンピック・マシンを止めろ！―ダイバーシティ戦略の虚構と暴力―」査読無その他単著井谷聡子アジア女性資料センター・『f-visions』Vol. 3, pp.40-442021年6月

国際学会Transphobic discourses travel: The recent surge of trans-exclusionary discourses and its implication for sport and feminismITANI,Satoko2021年5月 World Conference on Women's StudiesOnline

訳書オリンピック反対する側の論理: 東京・パリ・ロスをつなぐ世界の反対運動単行本ジュールズ・ボイコフ（著）井谷聡子・鵜飼哲・小笠原博毅（監訳）作品社2021年4月 30日

著書<体育会系女子＞のポリティクス〜身体・ジェンダー・セクシュアリティ〜単行本単著井谷聡子関西大学出版部2021年3月 19日

訳書オリンピックという名の虚構―政治・教育・ジェンダーの視点から単行本ヘレン・ジェファーソン・レンスキー（著）井谷聡子・井谷恵子（監訳）;晃洋書房2021年3月 15日

雑誌記事フェミニズムの視点で東京２０２０を見ること査読無その他単著井谷聡子講談社・『群像』2021年1月号2021年1月

国際学会Olympic Exceptionalism in Time of COVID-19ITANI,Satoko2020年12月 International Symposium, "Global Diseases & Resistance Networks in Olympic Cities"The City Institute at York University

雑誌記事スポーツと警察・脅威　―人種とジェンダーの視点から―査読無学術雑誌単著井谷聡子現代スポーツ評論Vol.43, pp.91-972020年11月

国際学会Gender Binary & Hyperandrogenism Regulation in SportITANI,Satoko2020年9月 The 2020 Yokohama Sport ConferenceYokohama, JAPAN

新聞記事スポーツ・メガイベントから見えてくるもの　〜「平和」の利権と犠牲査読無その他単著井谷聡子新婦人しんぶん2020年8月6日号, 5頁2020年8月 6日

雑誌記事「ホモナショナリズム」の視座とスポーツ・メガイベント査読無学術雑誌単著井谷聡子エイデル研究所・季刊セクシュアリティNo. 97, pp. 48-572020年7月 15日

新聞記事スポーツ・メガイベントから見えてくるもの　〜“なきもの”とされてきた性分化の多様性査読無その他単著井谷聡子新婦人しんぶん2020年7月9日号, 5頁2020年7月 9日

著書Decolonize This! オリンピックと植民地主義査読無単行本分担執筆井谷聡子新教出版・現代のバベルの塔　―反オリンピック　反万博169-182頁2020年6月 30日

新聞記事〜コロナであぶりだされたもの〜こんなときにオリンピックまだやるの？査読無その他単著井谷聡子新婦人しんぶん2020年6月11日号, 5頁2020年6月 11日

雑誌記事スポーツイベントにみるセックスとジェンダー査読無学術雑誌単著井谷聡子杏林書院Vol.702020年6月 1日

論文男女の境界とスポーツ―規範・監視・消滅をめぐるボディ・ポリティクス―査読無その他単著井谷聡子岩波書店156-1752020年4月 5日

著書Frauen und Olympia. Sport, Gender und Sexualität aus der Perspektive von Nationalismus und Kolonialismus査読無単行本分担執筆Satoko ItaniLeipziger Universitätsverlag・NOlympics. Tokyo 2020/1 in der kritik173-1922020年3月

雑誌記事インタビュー　「祝賀」の災禍を迎え撃つために――反五輪・反資本主義の国際的な連帯へＪ.ボイコフ（パシフィック大学）、聞き手＝井谷聡子（関西大学）、鵜飼哲（一橋大学）その他井谷聡子;鵜飼哲岩波・世界2020年2月号、200-207頁2020年1月 8日

講演On ‘Feminist’ Discourse of Trans-Exclusion From Sport井谷聡子2019年12月 15日お茶の水女子大学　IGS国際シンポジウム「トランスジェンダーが問うてきたこと〜身体・人種・アイデンティティ〜」お茶の水女子大学

講演How the Olympics Kill the Poor: Organizing Against Criminalization from Skid Row to Tokyo井谷聡子2019年11月 18日Los Angeles Community Action Network, Institute on Inequality and Democracy, University of California Los AngelesLos Angeles Community Action Network

国際学会Passing the Anti-Olympics Torch: Transpacific Anti-Olympics Movements and Feminist Solidarity国内共著井谷聡子2019年11月 13日～2019年11月 17日The National Women's Studies AssociationSan Francisco

国際学会Gender and sexual politics in sport-based Japanese physical education国内共著ITANI, Satoko;MIKAMI, Jun;SEKI, Megumi2019年11月 North American Society for the Sociology of SportVancouver, Canada

雑誌記事東京五輪は誰のため？17『祝賀資本主義』のうそを見破って『反五輪』で手をつなごうその他単著井谷聡子ふぇみん2019年10月5日号2019年10月 5日

講演クィアな身体とスポーツ―性別コントロールとトランスジェンダー排除の政治―査読無その他単著井谷聡子2019年9月 23日日本ジェンダー学会京都

著書スポーツとジェンダー・セクシュアリティナショナリズムと植民地主義の視点から査読無単行本分担執筆井谷聡子亜紀書房・『で、オリンピックやめませんか？』2019年8月 1日

講演スポーツにおけるジェンダー規制―性差別と人種差別のインターセクション―査読無その他単著井谷聡子2019年6月 2日アメリカ学会東京

雑誌記事オリンピック・パラリンピックで女性が活躍？～ジェンダー、ナショナリズムの視点から～その他単著井谷聡子新婦人新聞2019年3月21号, 4-5頁2019年3月 21日

雑誌記事東京五輪は誰のため？14『西洋のものさし』と性別その他単著井谷聡子ふぇみん2019年3月15日号2019年3月 15日

論文大学教育とジェンダー　ー2017年関西大学学生の意識調査ー査読無大学・研究所等紀要分担執筆関西大学人権問題研究室ジェンダー研究班関西大学人権問題研究室第77号, 105-188頁2019年3月

国際学会Networking Dissent Voices: Korea-Japan Civic Alliance for Anti-Olympic Movements国際共著ITANI, Satoko;Kyoung-Yim Kim;Kyung Ryeol Lee;ICHIMURA, Misako2018年11月 North American Society for the Sociology of SportVancouver, Canada

論文学習者の意識・経験からみた体育カリキュラムのジェンダー・ポリティクス－性二元制・異性愛主義に着目して－査読無大学・研究所等紀要国内共著井谷惠子;三上純;井谷聡子;関めぐみ京都教育大学紀要133号,165-179頁2018年9月 30日

学会発表保健体育カリキュラムのセクシュアル・ポリティクス井谷聡子2018年7月日本スポーツとジェンダー学会名古屋

著書スポーツする身体の商品化査読無単行本分担執筆井谷聡子ミネルヴァ書房・よくわかるスポーツとジェンダー2018年5月 20日

著書二つの性に分けられぬ身体査読無単行本分担執筆井谷聡子ミネルヴァ書房・よくわかるスポーツとジェンダー2018年5月 20日

著書〈新〉植民地主義とスポーツ査読無単行本分担執筆井谷聡子ミネルヴァ書房・よくわかるスポーツとジェンダー2018年5月 20日

解説スポーツ・メガイベントの政治とジェンダー研究の視界査読有学術雑誌国内共著井谷聡子;井谷恵子;スポーツ・メガイベント;植民地主義スポーツとジェンダー研究第17巻, 47-56頁.2018年3月

論文ホモナショナリズムとスポーツ・メガイベント－バンクーバー2010から東京2020オリンピックまで－査読有学術雑誌国際共著井谷聡子;SYKES, Heather;関めぐみ日本スポーツとジェンダー学会第17巻, 88-110頁2018年3月

講演関西大学人権問題研究室第92回公開講座　講演タイトル「近代スポーツとジェンダー・セクシュアリティの政治」井谷聡子2017年11月 24日関西大学人権問題研究室関西大学

学会発表ボイコフのメッセージ解説とジェンダー視点からの補足井谷聡子2017年7月日本スポーツとジェンダー学会京都

国際学会Negotiating Japanese Gender and Sexual Norms Through the Discourses of Sporting Female Masculinity and Trans-normativity単著ITANI, Satoko2017年2月 GENA Transnational Conference名古屋

著書Sexualized/Sexed bodies査読無単行本分担執筆Chawanski, Megan;Itani, Satoko;Routledge・Routledge Handbook of Physical Cultural Studies2017年スポーツをより広い意味での身体文化の中に位置づけ、社会学と文化学のアプローチを取り込んだ身体文化学初のハンドブックで、Sexual Body（性化される身体）の章を担当した。グローバル化社会において、身体文化が人々の主体性の構築に果たす役割や、人種、民族、文化、国家、ジェンダーをめぐる政治と身体文化との複雑な交差点を分析する研究方法を概説した。

著書スポーツとセクシュアリティ査読無単行本分担執筆井谷聡子;來田享子スポーツ;八千代出版・データでみるスポーツ・ジェンダー150-1762016年7月

論文スポーツにおけるセクシュアル･マイノリティの権利をめぐるポリティクス査読無学術雑誌国内共著高峰修;井谷聡子;創文企画・現代スポーツ評論第32巻,第1号, PP. 94-1022016年性的マイノリティの人権に関する国際動向は、21世紀に入ってから急速かつ急激な変化を見せている。世界のスポーツ界も性的マイノリティの選手達が安全に競技に取り組める環境作りを目指してガイドラインの策定などを急速に行っている。本論では、こうしたスポーツと人権を巡る国際的な取り組みの最先端を紹介した。また、性、人種、民族を巡るアイデンティティの政治とスポーツの複雑な関係性を分析した。

論文スポーツ・メガイベントと植民地主義ークイア運動という視点からー査読有学術雑誌単著井谷聡子Sport Mega-event;Postcolonialism日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」第14巻, P. 105-1172016年

書評Desi Hoop Dreams: Pickup Basketball and the Making of Asian American Masculinity査読有学術雑誌単著井谷聡子;日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」第14巻, P. 169-1712016年

学会発表スポーツ・メガイベントと植民地主義：クイア・アクティビズムという視点から井谷聡子2015年7月日本スポーツとジェンダー学会

国際学会Decolonizing Translation: Japanese ‘Trans’ Communities and the Politics of Translation単著ITANI, Satoko2015年5月 Conference of the Women’s & Gender Studies et Recherches FéministesOttawa, Canada

国際学会Negotiating Japanese gender and sexual norms through the discourses of sporting female masculinity and trans-normativity単著ITANI, Satoko2015年3月 Susan B. Anthony Institute for Gender and Women’s Studies International Graduate ConferenceRochester, U.S.

学位論文Japanese Female and ‘Trans’ Athletes: Negotiating Subjectivity and Media Constructions of Gender, Sexuality, and Nationその他単著Itani, Satoko;;University of Toronto2015年

国際学会Imagined “Japanese” and Colonial Amnesia: Discursive Construction of Japanese Female Athletes in “Masculine” Sports and National Appropriation単著ITANI, Satoko2014年11月 North American Society for the Sociology of SportPortland, U.S.

国際学会Decolonial activism and LGBT inclusion in the 2016 Olympics in Rio de Janeiro国際共著ITANI, Satoko;SYKES, Heather2014年10月 International Symposium for Olympic ResearchLondon, Canada

国際学会“Supercitizen” as U.S. homonationalist assemblage: The militarized UFC in the age of insecurity単著ITANI, Satoko2014年6月 World Pride Human Rights ConferenceToronto, Canada

国際学会Homonational inclusion and anti-colonial resistance at the Vancouver, Sochi, and Rio de Janeiro Olympics単著ITANI, Satoko;SYKES, Heather2014年4月 International Mega Events and Cities ConferenceRio de Janeiro, Brazil

国際学会Who is afraid of the Octagon? The UFC and the Militarized Pedagogy of Queer Citizenship単著ITANI, Satoko2013年11月 North American Society for the Sociology of SportQuebec City, Canada

国際学会Discursive Construction of “Masculine” Female Athletes in Japan単著ITANI, Satoko2013年6月 Asian Studies Conference JapanTokyo, Japan

著書Gendering running, gendering research: A collaborative trans narrative査読無単行本分担執筆Sykes, Heather;Itani, Satoko;Sport;Physical EducationRoutledgeStories of Difference in Physical Education, Youth Sport and Health, P. 86-922012年スポーツ社会学及び体育教育社会学の分野において、グローバル化に伴う社会の多様化とそれに対応したスポーツ文化と体育教育のあり方が問われるようになって久しい。しかし、実際に多様なアイデンティティあるいは主体性をもつ子供たち、若者たちがどのようにスポーツ及び体育の経験するのかについての知見は乏しい。本書では、多様な主体性を生きる人々のスポーツ・体育空間の経験を自伝という形でまとめた。本人はトランスジェンダーという主体位置から自身の経験を書いた。

論文<新>植民地主義社会におけるオリンピックとプライドハウス査読有学術雑誌単著井谷聡子;;日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」第10巻, P.4-15.2012年バンクーバー五輪で史上初のLGBTの選手のためにプライドハウスと呼ばれるパビリオンが五輪会場に設置された。多様性の尊重と人権問題への取り組みを象徴するものとして評価されたが、グローバル化と新自由主義の視点から分析すると、多様性の商品化という異なる側面が見えてくる。本論では、プライドハウスを資本、グローバル化、植民地主義をめぐる理論的議論内に位置づけ、その歴史的、地理的、政治的重要性を考察した。日本スポーツとジェンダー学会　学会賞受賞

論文Sick but legitimate? Gender Identity Disorder and the New Gender Identity Category in Japan査読有単行本単著Itani, Satoko;Gender Identity Disorder;JapanEmerald Group Publishing LimitedAdvances in Medical Sociology: Vol. 12. Sociology of Diagnosis, P. 283-309.2011年2000年代初頭、性同一性障害という言葉が日本社会に急速に浸透した。その中で、社会の性規範に沿わない性自認のあり方が「障害」として病理化され、「診断」という限られた枠組みの中で性自認を語らざる負えない当事者が、皮肉にも多様な性自認のあり方を否定する言説を生み出す課程を考察した。また、性同一性障害を告白したスポーツ選手たちの自伝の中で、いかにスポーツ経験が性自認の証拠として語られるかを分析した。

学位論文Beyond the Gender Binary: Gender Verification Test and Transsexual Policy in SportsITANI,SatokoThe Ohio State University, Master's Thesis2008年世界陸上連盟(IAAF)と国際オリンピック委員会(IOC)は、1960年代から女子選手に対し様々な方法で性別確認検査を行ってきた。1960年代から2001年までに出版、公表されたIAAFとIOCのポリシー文章と検査に関する医学学術論文の内容分析を行い、その言説に潜むジェンダーとセクシュアリティの政治を明らかにした。また、2003年にIOCが制定したトランスジェンダーの選手の参加規定を分析し、性別確認検査の言説から継続される男女二元性の言説を明らかにした。

翻訳スポーツとセクシュアリティ、クイア／セオリー　序文井谷聡子;日本スポーツとジェンダー学会・「スポーツとジェンダー研究」第６巻、P. 91-992008年

学会発表ジェンダー分析による体育カリキュラム変革の可能性井谷惠子;井谷聡子;三上純日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会京都【問題の所在】ジェンダード・イノベーションに象徴されるように、ジェンダーによる分析が科学・技術に変革と進展をもたらすことが明らかになっている。ジェンダー分析は、差別の是正やバイアスの解消といったレベルから、より積極的に科学・技術を発展させる視点と言える。これまでの体育科教育学研究では、男女別の集計さえないものが多く、男女差のある結果についてもその要因について検討が乏しい。体育の好き嫌いに関する研究の歴史は長く、「体育嫌い」の割合は中学生で17.5%(スポーツ庁、2022)と少なくない。さらに女子中学生で 22.8%など、常に「男性よりも女性に体育嫌いの割合が高い」ことを示している。その要因として、能力主義など指導者の問題が指摘されるが、男女差の理由については概ね不問であり、女性が不得意で嫌いであるのは自明のこととして扱われてきた。また、要因分析や先行研究に基づく仮説や理論の検証など量的研究が中心で、設定された枠組みの外にある事実をつかめないことに限界があった。本発表では、「体育嫌い」のフォーカス・グループ・インタビューによる研究成果を通じて、ジェンダー分析の必要性を提示する。【ジェンダー分析による「体育嫌い」の声】 H28年度から2期にわたる研究プロジェクトの成果であり、数本の論文や雑誌に公表済である。男女共通した要因として、体育が「身体やパフォーマンスが他者の目にさらされる場」「スポーツの特性としての競争・序列・記録が支配」、制度の変化にもかかわらず、実践では「技能中心の授業や評価」が根強いことが指摘できる。女性の声からは「男性基準で定められる規範」「女性の身体と(競技)スポーツ」の折り合いの悪さ、「隠すものとして扱われる生理への対応」など、男性の声から、「男はできて当たり前」という扱い、体育が「男らしさを競わせる場」となっていることなどが見出された。

講演スポーツとジェンダー、LGBTQ井谷聡子放送やWebで仕事をする女性の会オンライン

社会活動

関西大学東京経済人倶楽部「ダイバーシティ＆イクオリティ〜女性・外国人・LGBTの活躍する社会」 2017年11月
Semester At Sea, ゲストスピーカー,　講演タイトル「Transgender people’s participation in sport in Japan」 2018年1月
大阪府池田市立呉服小学校講話　講話タイトル「性の多様性？LGBTって何？」 2018年2月
堺市人権主担者全研修　講演タイトル「ありのままに自分らしく生きるを考える〜カナダ・オンタリオ州における取り組みを通じて〜」 2018年7月
アジア女性資料センター/反五輪の会主催イベント『スポーツの軍事化とオリンピックの政治』　講演タイトル「スポーツ・メガイベントと軍事化〜ジェンダーとセクシュアリティの視点から〜」 2018年8月 28日
Ontario Association for the Support of Physical & Health Educators / Canadian Intramural Recreation Association Conference 春期ミーティング, 講演タイトル「Breaking Down the Issue of Gender and Sexual Diversity in Health and Physical Education」 2014年4月
ヨーク大学教育学部、Teaching Physical Education in the Intermediate Senior Divisionにて、特別講義, 講義タイトル「Gender and Sexual Diversity in Health and Physical Education and Sports」 2014年2月
京都自由大学　講演タイトル「性別二元制とスポーツ」 2018年10月
名古屋大学文学部創立70周年記念シンポジウム『LGBTQフレンドリーな大学とは？』講演タイトル「大学スポーツとセクシュアリティ」 2018年10月
豊中市世界人権宣言７０周年記念講演会　講演タイトル「多様な性を生きる〜「マイノリティ問題」を超えて〜」 2018年11月
大阪府立鳳凰高校　職員研修タイトル「近代オリンピックとジェンダー・セクシュアリティ」 2018年12月
2020東京五輪災害おことわリンク学習会　講演タイトル「スポーツとジェンダー ―2020 東京五輪・パラリンピックの喧騒の中で―」 2020東京五輪災害おことわリンク学習会　講演タイトル「スポーツとジェンダー ―2020 東京五輪・パラリンピックの喧騒の中で―」 2019年1月
大阪府池田市立呉服小学校講話　講話タイトル「性の多様性？LGBTって何？」 2019年2月
吹田市民大学　講演タイトル「性別確認検査から考えるオリンピックとジェンダー」 2019年6月
奈良市生涯学習財団　三笠公民館　講演タイトル「スポーツから見る男と女」 2019年11月 9日
関西クィア映画祭　講演タイトル「教えて井谷さん！オリンピックの何がダメなの？〜スポーツとジェンダーの専門家の視点から〜」 2019年11月 30日
朝日放送テレビ放送問題勉強会　講演タイトル「ＬＧＢ・Ｔ？　ＳＯＧＩ？？　～これらの意味正しくわかりますか？～」 2019年12月 6日
オリンピック災害おことわり連絡会　講演タイトル「LA報告会　コロシアム都市 1932, 1984,/2028」 2020年1月 25日
第1回きんきトランス・ミーティング「トランスジェンダーを語りお直す〜マイクロアグレッションって？〜」　講演タイトル「マイクロアグレッションとは」 2020年2月 9日
大阪府池田市立呉服小学校講話　講話タイトル「性の多様性？LGBTって何？」 2020年2月 18日
大阪府池田市立呉服小学校教職員研修　講話タイトル「性の多様性と教育マイクロアグレッションの視点から」 2020年2月 18日
Football Pride: An Online Day of Queer Football Culture "Discussing FIFA’s 'Gender Verification Regulations' and why it needs to be abolished. 2020年7月

海外における研究活動歴

2006年1月 1日～2009年7月 20日The United States of America The Ohio State University
2009年9月 1日～2016年3月 10日Canada University of Toronto

海外での国際会議・学会への出席歴

北米スポーツ社会学会（North American Society for Sociology of Sport） 2018年10月 31日～2018年11月 3日発表あり
北米スポーツ社会学会（North American Society for Sociology of Sport) 2017年11月 1日～2017年11月 4日発表なし
Conference of the Women’s & Gender Studies et Recherches Féministes 2015年5月発表あり
Susan B. Anthony Institute for Gender and Women’s Studies International Graduate Conference 2015年3月発表あり
北米スポーツ社会学会（North American Society for the Sociology of Sport） 2014年11月発表あり
International Symposium for Olympic Research 2014年10月発表あり
International Conference Mega-events and the City 2014年5月発表あり
北米スポーツ社会学会（North American Society for the Sociology of Sport） 2013年11月発表あり
WorldPride Human Rights Conference 2014年6月発表あり
Decolonizing Conference CIARS 2016年11月 3日～2016年11月 4日発表なし
National Women's Studies Association Annual Conference 2016年11月 10日～2016年11月 13日発表なし
National Women's Studies Association 2019年11月 13日～2019年11月 17日発表あり
World Conference on Women's Studies 2021年5月～2021年5月発表あり
Inter-Asia Cultural Studies Society International Conference 2021 2021年7月～2021年7月発表あり
International Communication Conference 2022年5月～2022年5月発表あり

海外での国際会議・使用する外国語

学会発表外国語:英語
論文執筆外国語:英語

井谷　聡子イタニ　サトコ

所属学部・学科等

職名 (資格)

出身学校・専攻

出身大学院・研究科

取得学位

ホームページ・メール

研究課題

受賞・学術賞

所属学会

共同研究・受託研究の実績

研究業績

教育業績

社会活動

海外における研究活動歴

海外での国際会議・学会への出席歴

海外での国際会議・使用する外国語

担当授業

井谷 聡子イタニ サトコ

所属学部・学科等

職名 (資格)

出身学校・専攻

出身大学院・研究科

取得学位

ホームページ・メール

研究課題

受賞・学術賞

所属学会

共同研究・受託研究の実績

研究業績

教育業績

社会活動

海外における研究活動歴

海外での国際会議・学会への出席歴

海外での国際会議・使用する外国語

担当授業

井谷　聡子イタニ　サトコ