日高　水穂 - 文学部総合人文学科国語国文学専修

日高　水穂ヒダカ　ミズホ

所属学部・学科等

文学部総合人文学科国語国文学専修

職名 (資格)

教授 2011年 4月 1日

出身学校・専攻

大阪大学文学部日本学科 1991年卒業

出身大学院・研究科

大阪大学修士課程文学研究科日本語学 1993年修了
大阪大学博士課程文学研究科日本語学 1997年修了

取得学位

修士（文学） 1993年 3月大阪大学
博士（文学） 1997年 3月大阪大学

ホームページ・メール

ホームページアドレス：http://hougen.sakura.ne.jp/hidaka/
メールアドレス：hidaka@kansai-u.ac.jp

専門分野

専門分野	キーワード
日本語学	授受表現;待遇表現;格表現
方言学	言語地理学;対照方言学
社会言語学	言語変異研究;言語機能研究;フォークロリズム

研究課題

現在の研究課題名	『全国方言文法辞典』データベースの拡充による日本語時空間変異対照研究の多角的展開
研究態様	国内共同研究
研究期間	2020年～ 2024年
研究制度	科学研究費補助金
キーワード	方言
研究分野	方言学
研究テーマ概要	日本語は、豊富な歴史的文献資料をもち、多様な地理的変異が観察されることから、「時空間変異」（＝歴史的言語変種と地域的言語変種に現れる言語変異）の対照研究に適した条件を備えている。本研究では、日本語諸方言の文法を、現在の地理的変異（方言差）の様相と歴史的変化（時代差）のプロセスの両面から総合的に記述する『全国方言文法辞典』の記述の拡充をはかるとともに、当辞典の作成のために収集してきた現地調査資料および文献資料データベースを整備し、これらの記述とデータベースを用いて、日本語の歴史的言語変種と地域的言語変種に現れる文法的言語変異の対照研究を多角的に展開する。

研究経歴

科学研究費補助金による研究経歴（研究代表者として取り組んだもの）：奨励研究(A)1998-1999年度「ダイクシス表現に関する対照方言学的研究」、若手研究(B)2001-2002年度「文法化の過程と地域差に関する対照方言学的研究」、若手研究(B)2003-2005年度「『全国方言文法辞典』のための諸方言の文法に関する記述的研究」、若手研究(B)2006-2008年度「方言変容の「フィルター」として働く地域社会の構造と志向性」、基盤研究(B)2009-2013年度「日本語諸方言の文法を総合的に記述する『全国方言文法辞典』の作成とウェブ版の構築」、基盤研究(A)2014-2018年度「日本語の時空間変異対照研究のための『全国方言文法辞典』の作成と方法論の構築」、基盤研究(A)2020-2024年度「『全国方言文法辞典』データベースの拡充による日本語時空間変異対照研究の多角的展開」

研究職歴

秋田大学　教育学部　講師 1997年4月 1日～1998年3月 31日
秋田大学　教育文化学部　講師 1998年4月 1日～1999年9月 30日
秋田大学　教育文化学部　助教授 1999年10月 1日～2007年3月 31日
秋田大学　教育文化学部　准教授 2007年4月 1日～2010年3月 31日
秋田大学　教育文化学部　教授 2010年4月 1日～2011年3月 31日
関西大学　文学部　教授 2011年4月 1日

所属学会

所属学会・団体名	役職名 (役職在任期間)
日本語学会	編集委員(2009年6月～2012年5月 ), 評議員(2012年4月～2024年3月 ), 常任査読委員(2015年6月～2018年5月 ), 大会企画運営委員（委員長）(2018年6月～2021年5月 )
日本語文法学会	大会委員(2007年4月～2013年3月 ), 評議員(2014年4月～2024年3月 ), 学会誌委員（副委員長）(2019年4月～2022年3月 )
社会言語科学会	理事(2013年4月～2017年3月 ), 大会委員（副委員長）(2013年4月～2017年3月 )
日本方言研究会	世話人(2011年6月～2017年5月 ), 研究発表会委員（副委員長）(2013年11月～2014年10月 ), 研究発表会委員（委員長）(2014年11月～2017年3月 )
日本言語学会

共同研究・受託研究の実績

方言文法全国地図作成検討委員会（国立国語研究所）
2001年～ 2004年国内共同研究
近代大阪文化の多角的研究―文学・言語・映画・国際事情―（関西大学創立130周年記念特別研究費）
2015年～ 2016年学内共同研究
なにわ大阪「笑い」文化の再検討（関西大学創立130周年記念特別研究費）
2018年～ 2020年学内共同研究
文法体系のバリエーションに関する対照方言学的研究（科研費基盤研究(B)　研究代表者：大西拓一郎）
1998年～ 2002年国内共同研究
現代日本語の文法的バリエーションに関する基礎的研究（科研費萌芽研究　研究代表者：野田春美）
2000年～ 2003年国内共同研究
方言における文法形式の成立と変化の過程に関する研究（科研費基盤研究(B)　研究代表者：大西拓一郎）
2002年～ 2006年国内共同研究
日本海新方言の地理的社会的動態の研究（科研費基盤研究(C)　研究代表者：井上史雄）
2003年～ 2006年国内共同研究
日本語諸方言の条件表現に関する対照研究（科研費基盤研究(C)　研究代表者：前田直子）
2004年～ 2007年国内共同研究
日本語の対人配慮表現の多様性（科研費基盤研究(B)　研究代表者：野田尚史）
2005年～ 2009年国内共同研究
日本海沿岸の新方言伝播の地理的歴史的研究（科研費基盤研究(C)　研究代表者：井上史雄）
2006年～ 2008年国内共同研究
『全国方言文法辞典』のための諸方言の文法に関する対照研究（科研費基盤研究(C)　研究代表者：前田直子）
2007年～ 2010年国内共同研究
日本語諸方言における意味的隣接表現の文法体系への取り込みに関する研究（科研費基盤研究(C)　研究代表者：三井はるみ）
2009年～ 2012年国内共同研究
日本語諸方言の文法を総合的に記述する『全国方言文法辞典』の作成とウェブ版の構築（科研費基盤研究(B)　研究代表者：日高水穂）
2009年～ 2014年国内共同研究
方言分布変化の詳細解明―変動実態の把握と理論の検証・構築―（科研費基盤研究(A)　研究代表者：大西拓一郎）
2011年～ 2016年国内共同研究
方言話し言葉コーパスの構築とコーパスを使った方言分析に関する研究（科研費基盤研究(B)　研究代表者：木部暢子）
2013年～ 2016年国内共同研究
方言ロールプレイ会話における談話展開の地域差に関する研究（科研費基盤研究(C)　研究代表者：井上文子）
2013年～ 2016年国内共同研究
日本語の時空間変異対照研究のための『全国方言文法辞典』の作成と方法論の構築（科研費基盤研究(A)　研究代表者：日高水穂）
2014年～ 2019年国内共同研究
日本語の多様な表現性を支える複合辞などの「形式語」に関する総合研究（科研費基盤研究(B)　研究代表者：藤田保幸）
2014年～ 2017年国内共同研究
日本語諸方言コーパスの構築とコーパスを使った方言研究の開拓（科研費基盤研究(A)　研究代表者：木部暢子）
2016年～ 2021年国内共同研究
地域的多様性の教材としての参加型方言データベースの構築（科研費基盤研究(C)　研究代表者：井上文子）
2017年～ 2020年国内共同研究
日琉諸語の有標主格性に関する基礎的研究（科研費基盤研究(B)　研究代表者：下地理則）
2019年～ 2023年国内共同研究
『全国方言文法辞典』データベースの拡充による日本語時空間変異対照研究の多角的展開（科研費基盤研究(A)　研究代表者：日高水穂）
2020年～ 2025年国内共同研究

研究業績

No.	研究業績の種類	発表年月日	標題	出版物の種類	共著・単著の別	出版社・掲載誌	巻・号・頁
1	論文1	2022年3月 31日2022,03,31,,,	俯瞰する方言文法研究	学術雑誌	単著	日本語文法（日本語文法学会）	22巻1号, pp.154-169
2	論文1	2022年3月 24日2022,03,24,,,	昔話談話にみる待遇表現の地域差	単行本	分担執筆	敬語の文法と語用論（近藤泰弘・澤田淳編／開拓社）	pp.298-340
3	論文1	2022年3月 1日2022,03,01,,,	談話類型からみた現代漫才―『M-1グランプリ』決勝ネタの分析―	学術雑誌	単著	国文学	106号，左pp.109-128
4	論文1	2022年3月 2022,03,00,,,	日本語教育実習における実習生の学びと変化―日本語教師養成講座の改善にむけて―	大学・研究所等紀要	国内共著	関西大学外国語学部紀要	第26号　pp.89-106
5	論文1	2021年3月 1日2021,03,01,,,	結末部分の定型化からみる東西漫才	学術雑誌	単著	国文学	105号，左pp.73-92
6	論文1	2020年12月 15日2020,12,15,,,	キャラデザインにおける方言活用	単行本	分担執筆	実践方言学講座1　社会の活性化と方言（半沢康・新井小枝子編／くろしお出版）	pp.47-68
7	論文1	2020年8月 31日2020,08,31,,,	方言文法の対照研究	学術雑誌	単著	方言の研究	6，pp.95-117
8	論文1	2020年3月 1日2020,03,01,,,	発話方向からみたマンザイブーム期の東西漫才	学術雑誌	単著	国文学	104号，左pp.83-98
9	論文1	2019年6月 10日2019,06,10,,,	掛け合いが生み出す笑い―漫才の賢愚二役の掛け合いの型―	学術雑誌	単著	日本語学	38-6，pp.46-53
10	論文1	2019年3月 1日2019,03,01,,,	役割関係からみた〈完成期〉の東西漫才	学術雑誌	単著	国文学	103号，左pp.99-123
11	論文1	2018年12月 18日2018,12,18,,,	対照方言学の方法論と展開	大学・研究所等紀要	単著	関西大学文学論集	68-3，pp.139-166
12	雑誌記事15	2018年11月 20日2018,11,20,,,	秋田實漫才を読む―２つの「早慶戦」―	その他	単著	『大阪春秋』172，新風書房	pp.32-35
13	論文1	2018年11月 15日2018,11,15,,,	昔話の談話構造と表現形式にみる地域性	学術雑誌	単著	國學院雑誌	119-11，pp.217-230
14	論文1	2018年5月 24日2018,05,24,,,	関西方言の知識共有化要求表現の地域差―ンヤンカ類のバリエーションの発生メカニズム―	単行本	単著	形式語研究の現在（藤田保幸・山崎誠編／和泉書院）
15	論文1	2018年5月 10日2018,05,10,,,	関西における掛け合い型談話の由来と展開―漫才と日常会話の相互作用―	単行本	単著	コミュニケーションの方言学（小林隆編／ひつじ書房）	pp.341-363
16	論文1	2018年3月 1日2018,03,01,,,	談話展開からみた〈創生期〉の東西漫才	大学・研究所等紀要	単著	国文学	102号，左pp.69-94
17	論文1	2017年11月 30日2017,11,30,,,	関西方言の知識共有化要求表現の動態	単行本	単著	語彙論的統語論の新展開（森山卓郎・三宅知宏編／くろしお出版）	pp.169-183
18	論文1	2017年11月 25日2017,11,25,,,	認識的条件文の地理的変異の類型	単行本	単著	日本語条件文の諸相　地理的変異と歴史的変遷（有田節子編／くろしお出版）	pp.159-184
19	論文1	2017年5月 15日2017,05,15,,,	「接触」による方言分布形成	単行本	単著	空間と時間の中の方言―ことばの変化は方言地図にどう現れるか―（大西拓一郎編／朝倉書店）	pp.21-38
20	論文1	2017年3月 31日2017,03,31,,,	漫才の賢愚二役の名称と役割の変容―「ツッコミ」「ボケ」が定着するまで―	単行本	単著	近代大阪文化の多角的研究―文学・言語・映画・国際事情―（関西大学なにわ大阪研究センター）	pp.17-32
21	論文1	2017年3月 1日2017,03,01,,,	漫才の賢愚二役の掛け合いの変容―ボケへの応答の定型句をめぐって―	大学・研究所等紀要	単著	国文学	101号，左pp.79-96
22	論文1	2016年9月 30日2016,09,30,,,	方言研究の研究動向と隣接他分野との接点	単行本	単著	方言の研究	2号，pp.21-38
23	論文1	2016年7月 31日2016,07,31,,,	方言接触による授与動詞体系の変容―FPJD調査より―	大学・研究所等紀要	単著	国立国語研究所論集	11号，pp.11-24
24	論文1	2016年6月 1日2016,06,01,,,	「空から見る日本語」の授業実践　「方言」を通して日本語と日本社会を俯瞰する	単行本	単著	日本語学の教え方　教育の意義と実践』（福嶋健伸・小西いずみ編著／くろしお出版）	pp.175-194
25	論文1	2016年3月 31日2016,03,31,,,	近畿中央部方言におけるシテイル相当形式の動態―現在形と過去形の非対称現象をめぐって―	大学・研究所等紀要	単著	国文学	100号，左pp.85-99
26	論文1	2016年1月 31日2016,01,31,,,	述語制の表現体系から見る日本語諸方言	学術雑誌	単著	季刊iichiko	pp.27-44
27	書評6	2015年1月 1日2015,01,01,,,	田中ゆかり著『「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで』―	学術雑誌	単著	日本語の研究	11巻1号，pp.36-41
28	論文1	2014年7月 31日2014,07,31,,,	近畿地方の方言形成のダイナミズム　寄せては返す「波」の伝播	単行本	単著	柳田方言学の現代的意義　あいさつ表現と方言形成論（小林隆編／ひつじ書房）	pp.245-264
29	論文1	2014年6月 15日2014,06,15,,,	談話の構成から見た現代語の配慮表現	単行本	単著	日本語の配慮表現の多様性―歴史的変化と地理的・社会的変異―（野田尚史・高山善行・小林隆編／くろしお出版）	pp.261-278
30	論文1	2013年10月 10日2013,10,10,,,	複合辞「という」の文法化の地域差	単行本	単著	形式語研究論集（藤田保幸編／和泉書院）	pp.285-300
31	著書2	2013年9月 10日2013,09,10,,,	方言学入門	単行本	共編著	三省堂	全143頁
32	論文1	2013年3月 15日2013,03,15,,,	昔話と方言	単行本	単著	子守唄と民話（石井正己編／三弥井書店）	pp.165-177
33	論文1	2012年10月 31日2012,10,31,,,	「察し合い」の談話展開に見られる日本語の配慮言語行動	単行本	単著	「配慮」はどのように示されるか（三宅和子・野田尚史・生越直樹編／ひつじ書房）	pp.91-112
34	著書2	2011年10月 2011,10,00,,,	県別罵詈雑言辞典（執筆担当「秋田」）	単行本	分担執筆	東京堂出版
35	論文1	2011年9月 2011,09,00,,,	やりもらい表現の発達段階と地理的分布	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	30巻11号
36	論文1	2011年6月 2011,06,00,,,	秋田方言－多様性を内包する「仮想方言」のダイナミクス	単行本	単著	日本の危機言語　言語・方言の多様性と独自性（呉人惠編／北海道大学出版会）
37	著書2	2011年4月 2011,04,00,,,	秋田県民は本当に〈ええふりこぎ〉か？	単行本	単著	無明舎出版	全233頁
38	論文1	2011年3月 2011,03,00,,,	層を成す「増田」の地域表象－「りんごの里」から「蔵のある街」へ－	単行本	単著	世界の言語景観　日本の言語景観－景色のなかのことば－（内山純蔵監修／中井精一・ダニエル=ロング編／桂書房）
39	教科書23	2011年3月 2011,03,00,,,	日本語ライブラリー　方言学（執筆担当「北海道・東北」）	単行本	分担執筆	朝倉書店
40	論文1	2010年10月 2010,10,00,,,	ニシンの記憶とことばの痕跡	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	29巻12号
41	論文1	2009年11月 2009,11,00,,,	「自動車学校」か「自動車教習所」か－近代施設の名称と略称の地域差－	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	28巻14号
42	著書2	2009年11月 2009,11,00,,,	現代日本語文法２　格と構文・ヴォイス	単行本	共編著	くろしお出版
43	論文1	2009年9月 2009,09,00,,,	敬語と授与動詞の運用に関わる現場性制約－日本語諸方言の対照研究の観点から－	学術雑誌	単著	日本語文法（日本語文法学会）	9巻2号
44	著書2	2009年8月 2009,08,00,,,	都道府県別全国方言辞典（執筆担当「秋田県」）	単行本	分担執筆	三省堂
45	論文1	2009年7月 2009,07,00,,,	秋田における方言の活用と再活性化－フォークロリズムの視点から－	学術雑誌	単著	言語（大修館書店）	38巻7号
46	論文1	2009年7月 2009,07,00,,,	言語変化を抑制する誤用意識	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	28巻9号
47	書評6	2009年7月 2009,07,00,,,	神部宏泰『方言の論理－方言にひもとく日本語史－』	学術雑誌	単著	日本語の研究（日本語学会）	5巻3号
48	著書2	2009年6月 2009,06,00,,,	現代日本語文法７　談話・待遇表現	単行本	共編著	くろしお出版
49	論文1	2009年3月 2009,03,00,,,	秋田における「県民性」言説の創出と再生産	大学・研究所等紀要	国内共著	秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）	64集
50	調査報告22	2009年3月 2009,03,00,,,	格	その他	単著	方言文法調査ガイドブック３（国立国語研究所・全国方言調査委員会編／科研費研究成果報告書）
51	論文1	2008年10月 2008,10,00,,,	「そこに車を止めればダメです」－標準語と方言の意味のずれ－	学術雑誌	単著	言語（大修館書店）	37巻10号
52	論文1	2008年9月 2008,09,00,,,	方言形成における「伝播」と「接触」	単行本	単著	方言研究の前衛　山口幸洋博士古希記念論文集（山口幸洋博士の古希をお祝いする会編／桂書房）
53	調査報告22	2008年3月 2008,03,00,,,	日本海グロットグラム（青森・秋田編）	その他	国内共著	日本海沿岸地域方言の地理的・年齢的分布（日本海グロットグラム）（井上史雄編／科研費研究成果報告書）
54	著書2	2007年11月 2007,11,00,,,	現代日本語文法３　アスペクト・テンス・肯否	単行本	共編著	くろしお出版
55	論文1	2007年9月 2007,09,00,,,	文法化理論から見る『方言文法全国地図』－「とりたて否定形」の地理的分布をめぐって－	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	26巻11号
56	書評6	2007年9月 2007,09,00,,,	沖裕子『日本語談話論』和泉書院，2006	学術雑誌	単著	社会言語科学（社会言語科学会）	10巻1号
57	著書2	2007年9月 2007,09,00,,,	地方別方言語源辞典（執筆担当「北海道・東北北部」）	単行本	分担執筆	東京堂出版
58	論文1	2007年3月 2007,03,00,,,	スピーチレベルシフトの表現効果―シナリオ「12人の優しい日本人」を題材に―	大学・研究所等紀要	共著	秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）	62集
59	著書2	2007年2月 2007,02,00,,,	授与動詞の対照方言学的研究	単行本	単著	ひつじ書房	全354頁
60	論文1	2006年12月 2006,12,00,,,	地図にみる方言文法　（孫に本を）やった、（犬に餌を）やった（か）	学術雑誌	単著	言語（大修館書店）	35巻12号
61	論文1	2006年12月 2006,12,00,,,	地図にみる方言文法　東の方へ（行け）	学術雑誌	単著	言語（大修館書店）	35巻12号
62	著書2	2006年11月 2006,11,00,,,	シリーズ方言学２　方言の文法（執筆担当「文法化」）	単行本	国内共著	岩波書店
63	論文1	2006年10月 2006,10,00,,,	「のこと」の機能―話しことばにおける新しい格表示―	単行本	単著	仁田義雄先生還暦記念論文集　日本語文法の新地平（形態論・文核編）（くろしお出版）
64	論文1	2006年8月 2006,08,00,,,	文法化の地域差－「のこと」からコト・トコ類への文法化と地理的分布－	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	25巻9号
65	著書2	2006年8月 2006,08,00,,,	講座社会言語科学６　方法（執筆担当「インタビューによる言語調査法」）	単行本	分担執筆	ひつじ書房
66	学界展望99	2006年7月 2006,07,00,,,	2004年・2005年における日本語学界の展望　地域言語・方言	学術雑誌	単著	日本語の研究（日本語学会）
67	論文1	2006年5月 2006,05,00,,,	秋田方言の親族語彙の体系変化に見られる非対称性	単行本	単著	日本のフィールド言語学―新たな学の創造にむけた富山からの提言―（真田信治監修／中井精一・ダニエルロング・松田謙次郎編／桂書房）
68	教科書23	2006年3月 2006,03,00,,,	社会言語学の展望	単行本	分担執筆	くろしお出版
69	調査報告22	2006年3月 2006,03,00,,,	原因・理由表現	その他	国内共著	方言文法調査ガイドブック２（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）
70	調査報告22	2006年3月 2006,03,00,,,	授受表現	その他	単著	方言文法調査ガイドブック２（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）
71	論文1	2006年3月 2006,03,00,,,	東北方言の格助詞サの意味拡張の地域差と世代差	その他	単著	方言における文法形式の成立と変化の過程に関する研究（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）
72	学界展望99	2006年3月 2006,03,00,,,	日本語文法学界の展望　方言文法	学術雑誌	国内共著	日本語文法（日本語文法学会）	6巻1号
73	論文1	2005年12月 2005,12,00,,,	『CD-ROM版秋田のことば』の音声収録と表記の方針	学術雑誌	単著	音声研究（日本音声学会）	9巻3号
74	項目執筆5	2005年10月 2005,10,00,,,	新版　日本語教育事典（執筆項目「場所を表すニとデとヲ」「時を表すニの使用・不使用」「授受表現の歴史」「文法・表現法の地域差」）	単行本	分担執筆	大修館書店
75	教科書23	2005年10月 2005,10,00,,,	ケーススタディ日本語のバラエティ（執筆担当「ことばの切りかえ」「敬うことば・へりくだることば」）	単行本	分担執筆	おうふう
76	著書2	2005年10月 2005,10,00,,,	事典　日本の多言語社会（執筆担当「東北方言の地位」）	単行本	分担執筆	岩波書店
77	論文1	2005年7月 2005,07,00,,,	方言における文法化－東北方言の文法化の地域差をめぐって－	学術雑誌	単著	日本語の研究（日本語学会）	1巻3号
78	調査報告22	2005年3月 2005,03,00,,,	秋田県本荘・由利方言調査報告	単行本	編著	科研費研究成果報告書
79	論文1	2004年11月 2004,11,00,,,	眠り流し小考―祭りの名称と形態の地域差	学術雑誌	単著	日本語学（明治書院）	23巻14号
80	論文1	2004年9月 2004,09,00,,,	格助詞相当形式コト・トコ類の文法化の地域差	学術雑誌	単著	社会言語科学（社会言語科学会）	7巻1号
81	著書2	2004年3月 2004,03,00,,,	本荘・由利のことばっこ	単行本	分担執筆	秋田文化出版
82	教科書23	2003年10月 2003,10,00,,,	やさしい日本語のしくみ	単行本	国内共著	くろしお出版
83	論文1	2003年3月 2003,03,00,,,	「のこと」とトコの文法化の方向性－標準語と方言の文法化現象の対照研究－	学術雑誌	単著	日本語文法（日本語文法学会）	3巻1号
84	著書2	2003年3月 2003,03,00,,,	ことばの地域差―方言は今―（執筆担当「地域のことばと「ことば教育」」）	単行本	分担執筆	国立国語研究所
85	調査報告22	2003年3月 2003,03,00,,,	現代日本語の文法的バリエーションに関する基礎的研究	単行本	国内共著	科研費研究成果報告書
86	著書2	2002年10月 2002,10,00,,,	朝倉日本語講座10　方言（執筆担当「方言の文法」）	単行本	分担執筆	朝倉書店
87	論文1	2002年5月 2002,05,00,,,	言語の体系性と言語地理学	単行本	単著	馬瀬良雄監修／佐藤亮一・小林隆・大西拓一郎編『方言地理学の課題』明治書院
88	調査報告22	2002年3月 2002,03,00,,,	ヴォイス（受動文を中心に）	その他	単著	方言文法調査ガイドブック（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）
89	調査報告22	2002年3月 2002,03,00,,,	秋田県由利郡鳥海町方言の談話資料と文法解説	その他	単著	消滅に瀕した方言語法の緊急調査研究（１）（真田信治編／科研費研究成果報告書）
90	著書2	2001年5月 2001,05,00,,,	応用社会言語学を学ぶ人のために（執筆担当「ことばとイメージ」）	単行本	分担執筆	世界思想社
91	著書2	2000年10月 2000,10,00,,,	秋田のことば	単行本	分担執筆	無明舎出版
92	論文1	2000年6月 2000,06,00,,,	東北方言のテンス・アスペクト体系の分布と変遷―体系の比較と地理的分布の解釈―	単行本	単著	徳川宗賢先生追悼論文集 20世紀フィールド言語学の軌跡（変異理論研究会）
93	論文1	1999年3月 1999,03,00,,,	秋田方言の仮定表現をめぐって―バ・タラ・タバ・タッキャの意味記述と地域的標準語の実態―	大学・研究所等紀要	単著	秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）	54集
94	論文1	1999年3月 1999,03,00,,,	秋田県大潟村移住者の言語変容―本格的調査に向けての準備調査報告―	大学・研究所等紀要	国内共著	秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）
95	論文1	1997年9月 1997,09,00,,,	授与動詞の体系変化の地域差－東日本方言の対照から－	学術雑誌	単著	国語学（国語学会）	190集
96	論文1	1997年2月 1997,02,00,,,	五箇山・白川郷の方言授与動詞の動態	その他	単著	五箇山・白川郷の言語調査報告（真田信治編／科研費研究成果報告書）
97	論文1	1997年2月 1997,02,00,,,	五箇山方言のバ･マ行五段動詞ウ音便､サ行五段動詞イ音便	その他	単著	五箇山・白川郷の言語調査報告（真田信治編／科研費研究成果報告書）
98	論文1	1996年10月 1996,10,00,,,	信州新町地域の授与動詞の体系変化	学術雑誌	単著	地域言語	8号
99	論文1	1996年3月 1996,03,00,,,	信州新町周辺地域の「マダ～否定」表現の体系変化―地域言語の標準語コード上の変容―	大学・研究所等紀要	単著	日本学報（大阪大学文学部日本学研究室）	15号
100	論文1	1995年10月 1995,10,00,,,	「マダ～シナイ」と「マダ～シテイナイ」―未実現相の否定表現―	単行本	単著	日本語類義表現の文法(上)単文編（宮島達夫・仁田義雄編／くろしお出版）
101	論文1	1995年10月 1995,10,00,,,	ナイデとナクテとズニ―テ形の用法を持つ動詞の否定形―	単行本	単著	日本語類義表現の文法(下)複文・連文編（宮島達夫・仁田義雄編／くろしお出版）
102	論文1	1995年10月 1995,10,00,,,	オ・ゴ～スル類と～イタス類と～サセテイタダク―謙譲表現―	単行本	単著	日本語類義表現の文法(下)複文・連文編（宮島達夫・仁田義雄編／くろしお出版）
103	論文1	1995年3月 1995,03,00,,,	滋賀県今津町・福井県上中町における方言の動態	大学・研究所等紀要	国内共著	日本学報（大阪大学文学部日本学研究室）	14号
104	論文1	1994年5月 1994,05,00,,,	近畿地方の動詞の否定形	その他	単著	方言文法１（ＧＡＪ研究会）
105	論文1	1994年3月 1994,03,00,,,	越中五箇山方言における授与動詞の体系について－視点性成立過程への一考察－	学術雑誌	単著	国語学（国語学会）	176集
106	論文1	1994年3月 1994,03,00,,,	授与動詞の全国分布と東西対立	大学・研究所等紀要	単著	日本学報（大阪大学文学部日本学研究室）	13号

論文俯瞰する方言文法研究査読有学術雑誌単著日高水穂日本語文法（日本語文法学会）22巻1号, pp.154-1692022年3月 31日

論文昔話談話にみる待遇表現の地域差査読無単行本分担執筆日高水穂敬語の文法と語用論（近藤泰弘・澤田淳編／開拓社）pp.298-3402022年3月 24日

論文談話類型からみた現代漫才―『M-1グランプリ』決勝ネタの分析―査読無学術雑誌単著日高水穂国文学106号，左pp.109-1282022年3月 1日

論文日本語教育実習における実習生の学びと変化―日本語教師養成講座の改善にむけて―査読無大学・研究所等紀要国内共著高梨信乃、日高水穂、アンドリュー・バーク、藤田高夫、池田佳子、古川智樹、竹口智之、奥田純子、亀田美保関西大学外国語学部紀要第26号　pp.89-1062022年3月

論文結末部分の定型化からみる東西漫才査読無学術雑誌単著日高水穂国文学105号，左pp.73-922021年3月 1日

論文キャラデザインにおける方言活用査読無単行本分担執筆日高水穂実践方言学講座1　社会の活性化と方言（半沢康・新井小枝子編／くろしお出版）pp.47-682020年12月 15日

論文方言文法の対照研究査読有学術雑誌単著日高水穂方言の研究6，pp.95-1172020年8月 31日

論文発話方向からみたマンザイブーム期の東西漫才査読無学術雑誌単著日高水穂国文学104号，左pp.83-982020年3月 1日

論文掛け合いが生み出す笑い―漫才の賢愚二役の掛け合いの型―査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学38-6，pp.46-532019年6月 10日

論文役割関係からみた〈完成期〉の東西漫才査読無学術雑誌単著日高水穂国文学103号，左pp.99-1232019年3月 1日

論文対照方言学の方法論と展開査読無大学・研究所等紀要単著日高水穂関西大学文学論集68-3，pp.139-1662018年12月 18日

雑誌記事秋田實漫才を読む―２つの「早慶戦」―査読無その他単著日高水穂;『大阪春秋』172，新風書房pp.32-352018年11月 20日

論文昔話の談話構造と表現形式にみる地域性査読無学術雑誌単著日高水穂國學院雑誌119-11，pp.217-2302018年11月 15日

論文関西方言の知識共有化要求表現の地域差―ンヤンカ類のバリエーションの発生メカニズム―査読有単行本単著日高　水穂形式語研究の現在（藤田保幸・山崎誠編／和泉書院）2018年5月 24日

論文関西における掛け合い型談話の由来と展開―漫才と日常会話の相互作用―査読無単行本単著日高　水穂コミュニケーションの方言学（小林隆編／ひつじ書房）pp.341-3632018年5月 10日

論文談話展開からみた〈創生期〉の東西漫才査読有大学・研究所等紀要単著日高　水穂国文学102号，左pp.69-942018年3月 1日

論文関西方言の知識共有化要求表現の動態査読無単行本単著日高　水穂語彙論的統語論の新展開（森山卓郎・三宅知宏編／くろしお出版）pp.169-1832017年11月 30日

論文認識的条件文の地理的変異の類型査読無単行本単著日高　水穂日本語条件文の諸相　地理的変異と歴史的変遷（有田節子編／くろしお出版）pp.159-1842017年11月 25日

論文「接触」による方言分布形成査読無単行本単著日高　水穂空間と時間の中の方言―ことばの変化は方言地図にどう現れるか―（大西拓一郎編／朝倉書店）pp.21-382017年5月 15日

論文漫才の賢愚二役の名称と役割の変容―「ツッコミ」「ボケ」が定着するまで―査読無単行本単著日高　水穂近代大阪文化の多角的研究―文学・言語・映画・国際事情―（関西大学なにわ大阪研究センター）pp.17-322017年3月 31日

論文漫才の賢愚二役の掛け合いの変容―ボケへの応答の定型句をめぐって―査読有大学・研究所等紀要単著日高　水穂国文学101号，左pp.79-962017年3月 1日

論文方言研究の研究動向と隣接他分野との接点査読有単行本単著日高　水穂方言の研究2号，pp.21-382016年9月 30日

論文方言接触による授与動詞体系の変容―FPJD調査より―査読有大学・研究所等紀要単著日高　水穂国立国語研究所論集11号，pp.11-242016年7月 31日

論文「空から見る日本語」の授業実践　「方言」を通して日本語と日本社会を俯瞰する査読無単行本単著日高　水穂日本語学の教え方　教育の意義と実践』（福嶋健伸・小西いずみ編著／くろしお出版）pp.175-1942016年6月 1日

論文近畿中央部方言におけるシテイル相当形式の動態―現在形と過去形の非対称現象をめぐって―査読有大学・研究所等紀要単著日高　水穂国文学100号，左pp.85-992016年3月 31日

論文述語制の表現体系から見る日本語諸方言査読無学術雑誌単著日高　水穂季刊iichikopp.27-442016年1月 31日

書評田中ゆかり著『「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで』―査読有学術雑誌単著日高　水穂日本語の研究11巻1号，pp.36-412015年1月 1日

論文近畿地方の方言形成のダイナミズム　寄せては返す「波」の伝播査読無単行本単著日高　水穂柳田方言学の現代的意義　あいさつ表現と方言形成論（小林隆編／ひつじ書房）pp.245-2642014年7月 31日

論文談話の構成から見た現代語の配慮表現査読無単行本単著日高　水穂日本語の配慮表現の多様性―歴史的変化と地理的・社会的変異―（野田尚史・高山善行・小林隆編／くろしお出版）pp.261-2782014年6月 15日

論文複合辞「という」の文法化の地域差査読無単行本単著日高　水穂形式語研究論集（藤田保幸編／和泉書院）pp.285-3002013年10月 10日

著書方言学入門査読無単行本共編著木部　暢子;竹田　晃子;田中　ゆかり;日高　水穂;三井　はるみ三省堂全143頁2013年9月 10日

論文昔話と方言査読無単行本単著日高　水穂子守唄と民話（石井正己編／三弥井書店）pp.165-1772013年3月 15日

論文「察し合い」の談話展開に見られる日本語の配慮言語行動査読無単行本単著日高　水穂「配慮」はどのように示されるか（三宅和子・野田尚史・生越直樹編／ひつじ書房）pp.91-1122012年10月 31日

著書県別罵詈雑言辞典（執筆担当「秋田」）査読無単行本分担執筆真田信治・友定賢治編（分担執筆：日高水穂）東京堂出版2011年10月

論文やりもらい表現の発達段階と地理的分布査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）30巻11号2011年9月

論文秋田方言－多様性を内包する「仮想方言」のダイナミクス査読無単行本単著日高水穂日本の危機言語　言語・方言の多様性と独自性（呉人惠編／北海道大学出版会）2011年6月

著書秋田県民は本当に〈ええふりこぎ〉か？査読無単行本単著日高水穂無明舎出版全233頁2011年4月

論文層を成す「増田」の地域表象－「りんごの里」から「蔵のある街」へ－査読無単行本単著日高水穂世界の言語景観　日本の言語景観－景色のなかのことば－（内山純蔵監修／中井精一・ダニエル=ロング編／桂書房）2011年3月

教科書日本語ライブラリー　方言学（執筆担当「北海道・東北」）査読無単行本分担執筆真田信治編著（分担執筆：日高水穂）朝倉書店2011年3月

論文ニシンの記憶とことばの痕跡査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）29巻12号2010年10月

論文「自動車学校」か「自動車教習所」か－近代施設の名称と略称の地域差－査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）28巻14号2009年11月

著書現代日本語文法２　格と構文・ヴォイス査読無単行本共編著日本語記述文法研究会編（分担執筆：日高水穂）くろしお出版2009年11月

論文敬語と授与動詞の運用に関わる現場性制約－日本語諸方言の対照研究の観点から－査読有学術雑誌単著日高水穂日本語文法（日本語文法学会）9巻2号2009年9月

著書都道府県別全国方言辞典（執筆担当「秋田県」）査読無単行本分担執筆佐藤亮一編（分担執筆：日高水穂）三省堂2009年8月

論文秋田における方言の活用と再活性化－フォークロリズムの視点から－査読無学術雑誌単著日高水穂言語（大修館書店）38巻7号2009年7月

論文言語変化を抑制する誤用意識査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）28巻9号2009年7月

書評神部宏泰『方言の論理－方言にひもとく日本語史－』査読無学術雑誌単著日高水穂日本語の研究（日本語学会）5巻3号2009年7月

著書現代日本語文法７　談話・待遇表現査読無単行本共編著日本語記述文法研究会編（分担執筆：日高水穂）くろしお出版2009年6月

論文秋田における「県民性」言説の創出と再生産査読有大学・研究所等紀要国内共著日高水穂;石沢真貴;近藤智彦秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）64集2009年3月

調査報告格査読無その他単著日高水穂方言文法調査ガイドブック３（国立国語研究所・全国方言調査委員会編／科研費研究成果報告書）2009年3月

論文「そこに車を止めればダメです」－標準語と方言の意味のずれ－査読無学術雑誌単著日高水穂言語（大修館書店）37巻10号2008年10月

論文方言形成における「伝播」と「接触」査読無単行本単著日高水穂方言研究の前衛　山口幸洋博士古希記念論文集（山口幸洋博士の古希をお祝いする会編／桂書房）2008年9月

調査報告日本海グロットグラム（青森・秋田編）査読無その他国内共著日高水穂;今村かほる日本海沿岸地域方言の地理的・年齢的分布（日本海グロットグラム）（井上史雄編／科研費研究成果報告書）2008年3月

著書現代日本語文法３　アスペクト・テンス・肯否査読無単行本共編著日本語記述文法研究会編（分担執筆：日高水穂）くろしお出版2007年11月

論文文法化理論から見る『方言文法全国地図』－「とりたて否定形」の地理的分布をめぐって－査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）26巻11号2007年9月

書評沖裕子『日本語談話論』和泉書院，2006査読有学術雑誌単著日高水穂社会言語科学（社会言語科学会）10巻1号2007年9月

著書地方別方言語源辞典（執筆担当「北海道・東北北部」）査読無単行本分担執筆真田信治・友定賢治編（分担執筆：日高水穂）東京堂出版2007年9月

論文スピーチレベルシフトの表現効果―シナリオ「12人の優しい日本人」を題材に―査読無大学・研究所等紀要共著日高水穂;伊藤美樹子秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）62集2007年3月

著書授与動詞の対照方言学的研究査読無単行本単著日高水穂ひつじ書房全354頁2007年2月　標準語の授与動詞「やる／くれる」の対立は，日本語の史的変遷の中でも不変のものというわけではなく，また，全国的に一律のものというわけでもない。歴史的には「くれる（くる）／くれる（くる）」が古く，また地理的には「クレル／クレル」が日本列島の東西に分断されて存在する。本書では，対照研究の観点から，主に東北・関東・中部地方と九州地方で行ってきた現地調査，および方言地図，方言談話資料，方言辞典等の分析により，授与動詞の全国的な分布状況と現在の使用の動態を見た。注目すべき点として，伝統的に「クレル／クレル」使用地域であった北陸方言と長野以東の方言では，「ヤル／クレル」へと変化する過程で，異なる現象が生じている。北陸方言では意志文と叙述文の差が変化の条件としてより優勢であるが，長野以東の方言では本動詞用法と補助動詞用法の違いが変化の条件としてより優勢である。同じ方向に向かう変化において，変化の過程に方言差が見られること，さらに，この現象が，伝統的方言体系の授与動詞とその関連表現の体系に見られる方言差によって説明されるものであることを示した。［付記］本書は，1997年に大阪大学に提出した博士（文学）学位論文「授与動詞の体系と変化に関する方言対照研究」をもとに，その後の検証調査の結果を踏まえて，加筆修正したものである。独立行政法人日本学術振興会平成18年度科学研究費補助金研究成果公開促進費の交付を得て刊行した。

論文地図にみる方言文法　（孫に本を）やった、（犬に餌を）やった（か）査読無学術雑誌単著日高水穂言語（大修館書店）35巻12号2006年12月

論文地図にみる方言文法　東の方へ（行け）査読無学術雑誌単著日高水穂言語（大修館書店）35巻12号2006年12月

著書シリーズ方言学２　方言の文法（執筆担当「文法化」）査読無単行本国内共著佐々木冠;渋谷勝己;工藤真由美;井上優;日高水穂岩波書店2006年11月

論文「のこと」の機能―話しことばにおける新しい格表示―査読無単行本単著日高水穂仁田義雄先生還暦記念論文集　日本語文法の新地平（形態論・文核編）（くろしお出版）2006年10月

論文文法化の地域差－「のこと」からコト・トコ類への文法化と地理的分布－査読有学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）25巻9号2006年8月

著書講座社会言語科学６　方法（執筆担当「インタビューによる言語調査法」）査読無単行本分担執筆伝康晴・田中ゆかり編（分担執筆：日高水穂）ひつじ書房2006年8月

学界展望2004年・2005年における日本語学界の展望　地域言語・方言査読無学術雑誌単著日高水穂日本語の研究（日本語学会）2006年7月

論文秋田方言の親族語彙の体系変化に見られる非対称性査読無単行本単著日高水穂日本のフィールド言語学―新たな学の創造にむけた富山からの提言―（真田信治監修／中井精一・ダニエルロング・松田謙次郎編／桂書房）2006年5月

教科書社会言語学の展望査読無単行本分担執筆真田信治編（分担執筆：日高水穂）くろしお出版2006年3月

調査報告原因・理由表現査読無その他国内共著前田直子;日高水穂;小西いずみ;舩木礼子方言文法調査ガイドブック２（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）2006年3月

調査報告授受表現査読無その他単著日高水穂方言文法調査ガイドブック２（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）2006年3月

論文東北方言の格助詞サの意味拡張の地域差と世代差査読無その他単著日高水穂方言における文法形式の成立と変化の過程に関する研究（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）2006年3月

学界展望日本語文法学界の展望　方言文法査読無学術雑誌国内共著友定賢治;渋谷勝己;日高水穂日本語文法（日本語文法学会）6巻1号2006年3月

論文『CD-ROM版秋田のことば』の音声収録と表記の方針査読無学術雑誌単著日高水穂音声研究（日本音声学会）9巻3号2005年12月

項目執筆新版　日本語教育事典（執筆項目「場所を表すニとデとヲ」「時を表すニの使用・不使用」「授受表現の歴史」「文法・表現法の地域差」）査読無単行本分担執筆日本語教育学会編（分担執筆：日高水穂）大修館書店2005年10月

教科書ケーススタディ日本語のバラエティ（執筆担当「ことばの切りかえ」「敬うことば・へりくだることば」）査読無単行本分担執筆上野智子・定延利之・佐藤和之・野田春美編（分担執筆：日高水穂）おうふう2005年10月

著書事典　日本の多言語社会（執筆担当「東北方言の地位」）査読無単行本分担執筆真田信治・庄司博史編（分担執筆：日高水穂）岩波書店2005年10月

論文方言における文法化－東北方言の文法化の地域差をめぐって－査読有学術雑誌単著日高水穂日本語の研究（日本語学会）1巻3号2005年7月

調査報告秋田県本荘・由利方言調査報告査読無単行本編著日高水穂科研費研究成果報告書2005年3月

論文眠り流し小考―祭りの名称と形態の地域差査読無学術雑誌単著日高水穂日本語学（明治書院）23巻14号2004年11月

論文格助詞相当形式コト・トコ類の文法化の地域差査読有学術雑誌単著日高水穂社会言語科学（社会言語科学会）7巻1号2004年9月

著書本荘・由利のことばっこ査読無単行本分担執筆本荘市教育委員会編（分担執筆：日高水穂）秋田文化出版2004年3月

教科書やさしい日本語のしくみ査読無単行本国内共著庵功雄;日高水穂;前田直子;山田敏弘;大和シゲミくろしお出版2003年10月

論文「のこと」とトコの文法化の方向性－標準語と方言の文法化現象の対照研究－査読有学術雑誌単著日高水穂日本語文法（日本語文法学会）3巻1号2003年3月

著書ことばの地域差―方言は今―（執筆担当「地域のことばと「ことば教育」」）査読無単行本分担執筆国立国語研究所編（分担執筆：日高水穂）国立国語研究所2003年3月

調査報告現代日本語の文法的バリエーションに関する基礎的研究査読無単行本国内共著野田春美;日高水穂科研費研究成果報告書2003年3月

著書朝倉日本語講座10　方言（執筆担当「方言の文法」）査読無単行本分担執筆北原保雄監修／江端義夫編（分担執筆：日高水穂）朝倉書店2002年10月

論文言語の体系性と言語地理学査読無単行本単著日高水穂馬瀬良雄監修／佐藤亮一・小林隆・大西拓一郎編『方言地理学の課題』明治書院2002年5月

調査報告ヴォイス（受動文を中心に）査読無その他単著日高水穂方言文法調査ガイドブック（大西拓一郎編／科研費研究成果報告書）2002年3月

調査報告秋田県由利郡鳥海町方言の談話資料と文法解説査読無その他単著日高水穂消滅に瀕した方言語法の緊急調査研究（１）（真田信治編／科研費研究成果報告書）2002年3月

著書応用社会言語学を学ぶ人のために（執筆担当「ことばとイメージ」）査読無単行本分担執筆ダニエル=ロング・中井精一・宮治弘明編（分担執筆：日高水穂）世界思想社2001年5月

著書秋田のことば査読無単行本分担執筆秋田県教育委員会編（分担執筆：日高水穂）無明舎出版2000年10月

論文東北方言のテンス・アスペクト体系の分布と変遷―体系の比較と地理的分布の解釈―査読無単行本単著日高水穂徳川宗賢先生追悼論文集 20世紀フィールド言語学の軌跡（変異理論研究会）2000年6月

論文秋田方言の仮定表現をめぐって―バ・タラ・タバ・タッキャの意味記述と地域的標準語の実態―査読有大学・研究所等紀要単著日高水穂秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）54集1999年3月

論文秋田県大潟村移住者の言語変容―本格的調査に向けての準備調査報告―査読有大学・研究所等紀要国内共著佐藤稔;日高水穂秋田大学教育文化学部研究紀要（人文科学・社会科学）1999年3月

論文授与動詞の体系変化の地域差－東日本方言の対照から－査読有学術雑誌単著日高水穂国語学（国語学会）190集1997年9月

論文五箇山・白川郷の方言授与動詞の動態査読無その他単著日高水穂五箇山・白川郷の言語調査報告（真田信治編／科研費研究成果報告書）1997年2月

論文五箇山方言のバ･マ行五段動詞ウ音便､サ行五段動詞イ音便査読無その他単著日高水穂五箇山・白川郷の言語調査報告（真田信治編／科研費研究成果報告書）1997年2月

論文信州新町地域の授与動詞の体系変化査読無学術雑誌単著日高水穂地域言語8号1996年10月

論文信州新町周辺地域の「マダ～否定」表現の体系変化―地域言語の標準語コード上の変容―査読無大学・研究所等紀要単著日高水穂日本学報（大阪大学文学部日本学研究室）15号1996年3月

論文「マダ～シナイ」と「マダ～シテイナイ」―未実現相の否定表現―査読無単行本単著日高水穂日本語類義表現の文法(上)単文編（宮島達夫・仁田義雄編／くろしお出版）1995年10月

論文ナイデとナクテとズニ―テ形の用法を持つ動詞の否定形―査読無単行本単著日高水穂日本語類義表現の文法(下)複文・連文編（宮島達夫・仁田義雄編／くろしお出版）1995年10月

論文オ・ゴ～スル類と～イタス類と～サセテイタダク―謙譲表現―査読無単行本単著日高　水穂日本語類義表現の文法(下)複文・連文編（宮島達夫・仁田義雄編／くろしお出版）1995年10月

論文滋賀県今津町・福井県上中町における方言の動態査読無大学・研究所等紀要国内共著真田信治;井上文子;大和シゲミ;日高水穂日本学報（大阪大学文学部日本学研究室）14号1995年3月

論文近畿地方の動詞の否定形査読無その他単著日高水穂方言文法１（ＧＡＪ研究会）1994年5月

論文越中五箇山方言における授与動詞の体系について－視点性成立過程への一考察－査読有学術雑誌単著日高水穂国語学（国語学会）176集1994年3月

論文授与動詞の全国分布と東西対立査読無大学・研究所等紀要単著日高水穂日本学報（大阪大学文学部日本学研究室）13号1994年3月

教育業績

2024年度
　
１．教育内容・方法の工夫（授業評価等を含む）
学部の全学共通科目（方言学入門）では、以下の方法によって、学習者の積極的な授業参加を促している。
(1)画像・動画・音声を盛り込んだパワーポイントによるプレゼンテーション。
(2)出席確認と併せてことばアンケート（方言使用に関するアンケート）を実施し、集計結果を授業の中で分析。
(3)設定した3つの到達目標ごとに対応する課題を出し、その達成度によって評価。
学部の専修専門科目では、以下の方法によって、学習者の積極的な授業参加を促している。
(1)2人1組で論文紹介、4～5人1組で研究発表を行う。
(2)授業中の課題や発表課題に関するグループごとの検討の時間を授業内に設ける。
(3)パソコンを活用した言語データの収集・分析、アンケートの集計・分析の実習を行う。
また、4年次の卒論指導、大学院での修論・博論指導では、通常の演習の授業以外に、個別面談を定期的に行い、綿密な指導を心掛けている。
　
２．作成した教科書、教材、参考書
〔教科書〕庵功雄・日高水穂・前田直子・山田敏弘・大和シゲミ著『やさしい日本語のしくみ』くろしお出版，2003年
〔教科書〕真田信治編／日高水穂（ほか10名）著『日本語ライブラリー　方言学』朝倉書店，2011年
〔教科書〕木部暢子・竹田晃子・田中ゆかり・日高水穂・三井はるみ編著『方言学入門』三省堂，2013年
〔教科書〕井上史雄・木部暢子編著／日高水穂（ほか23名）著『はじめて学ぶ方言学　ことばの多様性をとらえる28章』ミネルヴァ書房，2016年
〔参考書〕福嶋健伸・小西いずみ編著／日高水穂（他10名）著『日本語学の教え方　教育の意義と実践』くろしお出版，2016年
　
３．教育方法・教育実践に関する発表、講演等
〔講演〕日高水穂「「日本語学」をどのように教えるか―「方言学」を専門とする立場から―」（日本語学会2015年度秋季大会シンポジウム「日本語学をどのように教えるか」，2015年11月1日，山口教育会館）
　
４．その他教育活動上特記すべき事項

日高　水穂ヒダカ　ミズホ

所属学部・学科等

職名 (資格)

出身学校・専攻

出身大学院・研究科

取得学位

ホームページ・メール

専門分野

研究課題

研究経歴

研究職歴

所属学会

共同研究・受託研究の実績

研究業績

教育業績

社会活動

担当授業

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