近藤 昌夫コンドウ マサオ |
---|
所属学部・学科等
- 外国語学部 外国語学科
職名 (資格)
- 教授 2000年 4月 1日
出身学校・専攻
- 東京外国語大学 外国語学部ロシア語学科 1981年 卒業
出身大学院・研究科
- 東京外国語大学修士課程 外国語学研究科スラブ系言語 1984年 修了
取得学位
- 文学修士 1984年 3月 東京外国語大学
専門分野
専門分野 | キーワード |
---|---|
ロシア文学 |
研究課題
現在の研究課題名 | 「チェーホフのクロノトポス研究」 |
---|---|
研究態様 | 個人研究 |
研究期間 | |
研究制度 | |
キーワード | クロノトポス;短編小説;旅; |
研究分野 | |
研究テーマ概要 |
現在の研究課題名 | ロシア文学と近代日本 |
---|---|
研究態様 | 個人研究 |
研究期間 | |
研究制度 | |
キーワード | 翻訳;ロシア文学;近代日本文学; |
研究分野 | |
研究テーマ概要 |
現在の研究課題名 | 近代ロシアにおける都市と芸術 |
---|---|
研究態様 | |
研究期間 | |
研究制度 | |
キーワード | モスクワ;ペテルブルク;芸術; |
研究分野 | |
研究テーマ概要 |
研究経歴
- 19世紀末ロシア文学。ことにチェーホフの詩学。
研究職歴
- 熊本商科大学/専任講師 1987年4月 1日~1992年3月 31日
- 熊本商科大学/助教授 1992年4月 1日~1993年3月 31日
所属学会
所属学会・団体名 | 役職名 (役職在任期間) |
---|---|
日本ロシア文学会 | |
日本スラヴ人文学会 |
共同研究・受託研究の実績
- 科学研究費補助金基板研究(C)「1860年代のドストエフスキーにおける文学と建築のトポロジー」(課題番号23520409,代表者・近藤昌夫)
2011年 ~ 2013年 - 科学研究費補助金基板研究(C)「コロムナ地区と1840年代のドストエフスキー」(課題番号17K02631,代表者・近藤昌夫)
2017年 ~ 2019年 - 科学研究費補助金基板研究(C)「ロシア都市文学の聖地コロムナとペテルブルク神話の生成・変容」(課題番号21K00447,代表者・近藤昌夫)
2021年 ~ 2023年
0
研究業績
No. | 研究業績の種類 | 発表年月日 | 標題 | 出版物の種類 | 共著・単著の別 | 出版社・掲載誌 | 巻・号・頁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 著書2 | 2023年6月 30日2023,06,30,,, | ペテルブルク神話と文学のコロムナ | 単行本 | 単著 | 水声社 | 345頁 |
2 | 論文1 | 2023年3月 15日2023,03,15,,, | 『エヴゲーニィ・オネーギン』試論 | 単行本 | 単著 | 関西大学東西学術研究研究所・Through the Lens of Faith: Eastern and Western Perspectives. | 第16号, pp. 40-81 |
3 | 研究報告21 | 2023年2月 21日2023,02,21,,, | ゴーゴリ『ローマ(断章)』とペテルブルク | ||||
4 | 研究報告21 | 2022年2月 25日2022,02,25,,, | 『スペードの女王』のゴシック | ||||
5 | 研究報告21 | 2021年2月 26日2021,02,26,,, | プーシキン『コロムナの家』の「反転」 | ||||
6 | 論文1 | 2020年3月 25日2020,03,25,,, | 『貧しき人々』と『ペテルブルク年代記』 | 単行本 | 単著 | 関西大学東西学術研究所叢書・Trends in Eastern and Western Literature, Medieval and Modern | 第11号、pp.125~155 |
7 | 研究報告21 | 2019年3月 1日2019,03,01,,, | ドストエフスキーのコロムナ | ||||
8 | 論文1 | 2018年11月 30日2018,11,30,,, | 田山花袋『蒲団』とドストエフスキー『貧しき人々』 | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第10号(通算32号)、21~41頁 |
9 | 項目執筆5 | 2018年8月 10日2018,08,10,,, | 赤い鳥事典 | 単行本 | 分担執筆 | 柏書房 | 252~253 |
10 | 国際学会8 | 2018年5月 23日2018,05,23,,, | «ФУТОН (ПОСТЕЛЬ)» ТАЯМА КАТАЯ И КЛАССИКА РУССКОЙ ЛИТЕРАТУРЫ | ||||
11 | 著書2 | 2018年3月 26日2018,03,26,,, | Русская классика: pro et contra. Между Востоком и Западом, антология. | 単行本 | 国際共著 | СПб.: РХГА | С.861-930. |
12 | 研究報告21 | 2018年2月 27日2018,02,27,,, | 『赤い鳥』のチェーホフ─クリスマス物語の再話をめぐって | ||||
13 | 学会発表7 | 2017年12月 2日2017,12,02,,, | パネル発表:『ロシアの物語空間』をめぐる 「退屈な話」 | ||||
14 | 論文1 | 2017年11月 30日2017,11,30,,, | 『赤い鳥』のチェーホフ受容について | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第9号(通算31号),55~71頁 |
15 | 書評6 | 2017年6月 30日2017,06,30,,, | ロシア建築美術週報 : 人工都市の総目録 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学図書館フォーラム | 22巻、7-11 |
16 | 著書2 | 2017年4月 10日2017,04,10,,, | ロシアの物語空間 | 単行本 | 共編著 | 水声社 | |
17 | 論文1 | 2017年3月 2017,03,00,,, | Ветла и образ храма в романе Достоевского «Преступление и наказание» | 単行本 | 単著 | 関西大学東西学術研究所研究叢刊・From Medieval to Modern: Aspect of the Western Literary Tradition, Kansai University Press | 54号、pp.99~108 |
18 | 研究報告21 | 2017年2月 16日2017,02,16,,, | トルストイ『イワン・イリイチの死』あるいは長椅子のクロノトポス | ||||
19 | 論文1 | 2016年11月 30日2016,11,30,,, | ゴーゴリ『鼻』と生神女福音祭 | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第8号通算第30号,75-90頁 |
20 | 研究報告21 | 2016年2月 23日2016,02,23,,, | ゴーゴリと生神女福音祭─『鼻』の日付をめぐって | ||||
21 | 著書2 | 2015年12月 10日2015,12,10,,, | 散策探訪コロムナ ペテルブルク文学の源流 | 単行本 | 単著 | 未知谷 | 248頁 |
22 | 論文1 | 2015年11月 30日2015,11,30,,, | Образ храма в рассказе Чехова «Студент» | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第7号(通算29号),105-109 |
23 | 国際学会8 | 2015年3月 11日2015,03,11,,, | Образ храма в рассказе Чехова «Студент» | ||||
24 | 訳書4 | 2014年3月 29日2014,03,29,,, | チェーホフのこと(Чехов) | 単行本 | 単著 | 未知谷 | 304頁 |
25 | 研究報告21 | 2014年2月 10日2014,02,10,,, | 『白痴』のパーヴロフスク | ||||
26 | 著書2 | 2014年1月 30日2014,01,30,,, | ペテルブルク・ロシア 文学都市の神話学 | 単行本 | 単著 | 未知谷 | 464頁 |
27 | 論文1 | 2013年11月 30日2013,11,30,,, | 緑の聖所 | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第5号(通算27号)、47~71頁 |
28 | 研究報告21 | 2013年2月 22日2013,02,22,,, | 十字路から聖堂へ | ||||
29 | 論文1 | 2012年11月 30日2012,11,30,,, | 十字路から聖堂へ | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第4号(通算第26号)、90-95頁 |
30 | 著書2 | 2012年9月 29日2012,09,29,,, | 文化の翻訳あるいは周縁の詩学 | 単行本 | 分担執筆 | 水声社 | |
31 | 新聞記事99 | 2012年7月 27日2012,07,27,,, | ドストエフスキーの祝祭的世界 | その他 | 単著 | 北海道新聞 | |
32 | 著書2 | 2012年3月 2012,03,,,, | バッカナリア 酒と文学の饗宴 | 単行本 | 分担執筆 | 成文社 | |
33 | 研究報告21 | 2012年2月 20日2012,02,20,,, | ドストエフスキーの十字路 | ||||
34 | 書評6 | 2011年6月 12日2011,06,12,,, | 宣教師ニコライとその時代 | その他 | 単著 | 北海道新聞 | |
35 | 論文1 | 2011年3月 31日2011,03,31,,, | 黄色い十字路ーー『地下室の手記』のペテルブルグ | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第2号(通算第24号)、112~130頁 |
36 | 論文1 | 2009年9月 30日2009,09,30,,, | 『虐げられた人たち』と緑のクリスマス | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第1号(通算第23号)、141~151頁 |
37 | 学会発表7 | 2009年3月 14日2009,03,14,,, | 語学と文化のコンプレクス─関西大学の教養ロシア語教育 | ||||
38 | 著書2 | 2008年3月 29日2008,03,29,,, | イメージのポルカ | 単行本 | 共編著 | 成文社 | |
39 | 論文1 | 2007年12月 25日2007,12,25,,, | カンディンスキーのモスクワ | 学術雑誌 | 単著 | スラヴィアーナ | 第22号、41-71頁 |
40 | 論文1 | 2006年11月 30日2006,11,30,,, | ベールイ『ペテルブルク』のアルレキナーダ | 大学・研究所等紀要 | 単著 | スラヴィアーナ | 21号、145~159頁 |
41 | 論文1 | 2005年11月 30日2005,11,30,,, | 絵画と文学の都市空間─歴史画・ガルシン・ペテルブルク | 大学・研究所等紀要 | 単著 | スラヴィアーナ | 20号、182-193頁 |
42 | 書評6 | 2005年9月 25日2005,09,25,,, | 旅と家 | 学術雑誌 | 単著 | 日本ロシア文学会・「ロシア語ロシア文学研究」 | 第37号、130頁~133頁 |
43 | 著書2 | 2005年4月 10日2005,04,10,,, | 都市と芸術の「ロシア」 | 単行本 | 共編著 | 水声社 | |
44 | 書評6 | 2005年3月 20日2005,03,20,,, | 物理的楽聖 | 学術雑誌 | 単著 | 羚 | 15号77頁~81頁 |
45 | 論文1 | 2004年9月 20日2004,09,20,,, | 石の方舟 ──ソクーロフとドストエフスキーのペテルブルク | 学術雑誌 | 単著 | 羚 | 第13号、21~28頁 |
46 | 著書2 | 2003年4月 10日2003,04,10,,, | ヨーロッパの祭りたち | 単行本 | 分担執筆 | 明石書店 | |
47 | 論文1 | 2003年3月 21日2003,03,21,,, | ピエロ・ブルク──ゴーゴリと人形劇の手法あるいは切断と笑いのアラベスク | 大学・研究所等紀要 | 単著 | ALBA | 沓掛良彦先生御退官記念号、144~162頁 |
48 | 論文1 | 2002年4月 25日2002,04,25,,, | 『青銅の騎士』──増殖する事実と神話の分界線 | 学術雑誌 | 単著 | 木魂社・「エポス」 | 第20号、19-34頁 |
49 | 項目執筆5 | 2002年2月 26日2002,02,26,,, | 集英社世界文学事典 | 単行本 | 分担執筆 | 集英社 | |
50 | 論文1 | 2001年11月 30日2001,11,30,,, | チェーホフの建築学 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | スラヴィアーナ | 16号、105-114頁 |
51 | 論文1 | 2000年11月 30日2000,11,30,,, | 「郊外」といふメタ言語 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「スラヴィアーナ」 | 第15号、11-18頁 |
52 | 著書2 | 2000年10月 1日2000,10,01,,, | 週刊朝日百科世界の文学63号 近代の黄昏 | 単行本 | 分担執筆 | 朝日新聞社 | |
53 | 論文1 | 1999年11月 30日1999,11,30,,, | 二葉亭ツルゲーネフの言語文化学 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『スラヴィアーナ』東京外国語大学スラブ系言語文化研究会 | 14巻、181-203頁 |
54 | 論文1 | 1998年11月 30日1998,11,30,,, | タチヤーナの恋文──太宰治と『エヴゲーニィ・オネーギン』 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東京外国語大学スラブ系言語文化研究会・『スラヴィアーナ』 | 第13号、83-95頁 |
55 | 論文1 | 1998年11月 30日1998,11,30,,, | チェーホフとレヴィタン | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『スラヴィアーナ』東京外国語大学スラブ系言語文化研究会 | 13号、49-56頁 |
56 | 論文1 | 1997年11月 30日1997,11,30,,, | チェーホフの音とクロノトポス | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東京外国語大学スラブ系言語文化研究会『スラヴィアーナ』 | 第12号、94-120頁 |
57 | 論文1 | 1997年2月 1日1997,02,01,,, | チェーホフのめくるめく〈いま〉──ソクーロフの「ストーン」に照らして | 学術雑誌 | 単著 | 響文社『えうゐ』 | 第29号、67-77頁 |
58 | 論文1 | 1996年11月 30日1996,11,30,,, | チェーホフのソナタ形式 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『スラヴィアーナ』 東京外国語大学スラブ系言語文化研究会 | 11号、43-60頁 |
59 | 論文1 | 1996年9月 25日1996,09,25,,, | 〈移動〉のポエチカ──チェーホフと馬車 | 学術雑誌 | 単著 | 木魂社・『エポス』 | 第16号、77-93頁 |
60 | 項目執筆5 | 1996年1月 26日1996,01,26,,, | 集英社世界文学大事典 | 単行本 | 分担執筆 | 集英社 | |
61 | 論文1 | 1995年11月 30日1995,11,30,,, | チェーホフの〈身体〉と自然 | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「スラヴィアーナ」 | 第10号、22~42頁 |
62 | 論文1 | 1995年3月 1日1995,03,01,,, | V.シクロフスキイによるチェーホフ初期短編の分析について | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『関西大学文学論集』 | 44巻、1-4号、581頁-604頁 |
63 | 論文1 | 1994年10月 30日1994,10,30,,, | 『ヴェーラチカ』の事物と記憶 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『スラヴィアーナ』 | 9号、69-76頁 |
64 | 訳書4 | 1994年9月 20日1994,09,20,,, | ロシア・アヴァンギャルド 3 キノ:映像言語の創造 | 単行本 | 分担執筆 | 国書刊行会 | 3巻 150頁~219頁 |
65 | 論文1 | 1993年10月 30日1993,10,30,,, | 表出する視線 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『オプス』 東京外国語大学スラブ系言語文化研究会 | 8号、71-87頁 |
66 | 訳書4 | 1993年1月 30日1993,01,30,,, | ロシア・アヴァンギャルド 8 ファクト:事実の文学 | 単行本 | 分担執筆 | 国書刊行会 | 8巻 183~313頁 |
67 | 論文1 | 1992年8月 1日1992,08,01,,, | 浮揚する《印象》──チェーホフの印象主義 | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オープス」 | 第7号、55~72頁 |
68 | 論文1 | 1992年6月 10日1992,06,10,,, | まなざされるタブロー | 学術雑誌 | 単著 | 木魂社・「エポス」 | 第13号、4~28頁 |
69 | 論文1 | 1991年9月 15日1991,09,15,,, | 海と墓地 | 学術雑誌 | 単著 | 響文社・「えうゐ」 | 第21号、26~37頁 |
70 | 論文1 | 1991年7月 7日1991,07,07,,, | チェーホフ──風景空間のアーキテクチュア | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オープス」 | 第6号、76~91頁 |
71 | 論文1 | 1991年4月 10日1991,04,10,,, | ロシアのミトリダテス(下) | 学術雑誌 | 単著 | 木魂社・「エポス」 | 第12号、34~45頁 |
72 | 論文1 | 1991年1月 15日1991,01,15,,, | 眼の織物 | 学術雑誌 | 単著 | 響文社・「えうゐ」 | 第20号、40~53頁 |
73 | 論文1 | 1990年7月 31日1990,07,31,,, | 風景画と風景 | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オープス」 | 第5号、78~90頁 |
74 | 論文1 | 1990年7月 15日1990,07,15,,, | チェーホフの〈風景〉 | 学術雑誌 | 単著 | 響文社・「えうゐ」 | 19号、28-52頁 |
75 | 訳書4 | 1990年4月 25日1990,04,25,,, | ロシア・アヴァンギャルド 7 レフ:芸術左翼戦線 | 単行本 | 分担執筆 | 国書刊行会 | 7巻 133~141頁 |
76 | 項目執筆5 | 1990年4月 20日1990,04,20,,, | 新潮世界文学事典 | 単行本 | 分担執筆 | 新潮社 | |
77 | 論文1 | 1990年3月 25日1990,03,25,,, | ロシアのミトリダテス(上) | 学術雑誌 | 単著 | 木魂社・「エポス」 | 第11号、32~48頁 |
78 | 論文1 | 1990年1月 15日1990,01,15,,, | ツルゲーネフの<風景> | 学術雑誌 | 単著 | 響文社・「えうゐ」 | 第18号、5~27頁 |
79 | 論文1 | 1989年10月 10日1989,10,10,,, | ソログープの二元的世界 | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オプス」 | 第4号、84~95頁 |
80 | 論文1 | 1989年9月 30日1989,09,30,,, | B.エイヘンバウムの<呪文> | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 熊本商大論集 | 第83号、215~237頁 |
81 | 論文1 | 1989年3月 21日1989,03,21,,, | 『小春』──ツルゲーネフとの訣別 | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学比較文学研究室・「アルバ」 | 第1号、1~5頁 |
82 | 論文1 | 1988年12月 20日1988,12,20,,, | ドンキホーテ・デ・ペテルブルク | その他 | 単著 | ロシア手帳の会・「ロシア手帳」 | 第27号、58~63頁 |
83 | 訳書4 | 1988年6月 24日1988,06,24,,, | ロシア・アヴァンギャルド 6 フォルマリズム:詩的言語論 | 単行本 | 分担執筆 | 国書刊行会 | 第6巻 319頁~326頁 |
84 | 論文1 | 1988年3月 31日1988,03,31,,, | 前期象徴派詩人K.A.フォーファノフ(露文) | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 熊本商大論集 | 第79号、73-84頁 |
85 | 論文1 | 1987年3月 31日1987,03,31,,, | 『悪夢』のラスコーリニコフ | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学言語文化研究会・「言語文化研究」 | 第5号、75~80頁 |
86 | 論文1 | 1986年3月 31日1986,03,31,,, | フョードル・ソログープにおけるショーペンハウアーの影響 | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学言語文化研究会・「言語文化研究」 | 第4号、47~54頁 |
87 | 語注・訳99 | 1986年1986,,,,, | NHKラジオロシア語講座(応用編) | 単行本 | 共著 | 日本放送出版協会 | |
88 | 論文1 | 1985年3月 31日1985,03,31,,, | 『小悪魔』をめぐって | 学術雑誌 | 単著 | 東京外国語大学言語文化研究会・「言語文化研究」 | 第3号、81~86頁 |
著書ペテルブルク神話と文学のコロムナ査読有単行本単著近藤 昌夫水声社345頁2023年6月 30日978-4-8010-0733-8
論文『エヴゲーニィ・オネーギン』試論査読無単行本単著近藤 昌夫関西大学東西学術研究研究所・Through the Lens of Faith: Eastern and Western Perspectives.第16号, pp. 40-812023年3月 15日
研究報告ゴーゴリ『ローマ(断章)』とペテルブルク近藤 昌夫2023年2月 21日東西学術研究所第13回研究例会関西大学
研究報告『スペードの女王』のゴシック近藤 昌夫2022年2月 25日関西大学東西学術研究所第4回研究例会関西大学
研究報告プーシキン『コロムナの家』の「反転」近藤 昌夫2021年2月 26日関西大学東西学術研究所第11回研究例会関西大学
論文『貧しき人々』と『ペテルブルク年代記』査読無単行本単著近藤 昌夫関西大学東西学術研究所叢書・Trends in Eastern and Western Literature, Medieval and Modern第11号、pp.125~1552020年3月 25日
研究報告ドストエフスキーのコロムナ近藤 昌夫2019年3月 1日関西大学東西学術研究所
論文田山花袋『蒲団』とドストエフスキー『貧しき人々』査読有学術雑誌単著近藤 昌夫スラヴィアーナ第10号(通算32号)、21~41頁2018年11月 30日
項目執筆赤い鳥事典査読有単行本分担執筆近藤 昌夫柏書房252~2532018年8月 10日
国際学会«ФУТОН (ПОСТЕЛЬ)» ТАЯМА КАТАЯ И КЛАССИКА РУССКОЙ ЛИТЕРАТУРЫ近藤 昌夫2018年5月 23日РУССКАЯ ХРИСТИАНСКАЯ ГУМАНИТАРНАЯ АКАДЕМИЯСанкт-Петербург, Россия
著書Русская классика: pro et contra. Между Востоком и Западом, антология.査読有単行本国際共著近藤 昌夫СПб.: РХГАС.861-930.2018年3月 26日O восприятии классической русской литературы в Японии нового времени.
研究報告『赤い鳥』のチェーホフ─クリスマス物語の再話をめぐって近藤 昌夫2018年2月 27日関西大学東西学術研究所
学会発表パネル発表:『ロシアの物語空間』をめぐる 「退屈な話」近藤 昌夫2017年12月 2日日本ロシア文学界関西支部大阪大学
論文『赤い鳥』のチェーホフ受容について査読有学術雑誌単著近藤 昌夫スラヴィアーナ第9号(通算31号),55~71頁2017年11月 30日日本スラヴ人文学会
書評ロシア建築美術週報 : 人工都市の総目録査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫関西大学図書館フォーラム22巻、7-112017年6月 30日
著書ロシアの物語空間査読有単行本共編著近藤 昌夫水声社2017年4月 10日
論文Ветла и образ храма в романе Достоевского «Преступление и наказание»査読無単行本単著近藤 昌夫関西大学東西学術研究所研究叢刊・From Medieval to Modern: Aspect of the Western Literary Tradition, Kansai University Press54号、pp.99~1082017年3月
研究報告トルストイ『イワン・イリイチの死』あるいは長椅子のクロノトポス近藤 昌夫2017年2月 16日関西大学東西学術研究所
論文ゴーゴリ『鼻』と生神女福音祭査読有学術雑誌単著近藤 昌夫スラヴィアーナ第8号通算第30号,75-90頁2016年11月 30日日本スラヴ人文学会
研究報告ゴーゴリと生神女福音祭─『鼻』の日付をめぐって近藤 昌夫2016年2月 23日関西大学東西学術研究所
著書散策探訪コロムナ ペテルブルク文学の源流単行本単著近藤 昌夫未知谷248頁2015年12月 10日
論文Образ храма в рассказе Чехова «Студент»査読有学術雑誌単著近藤 昌夫スラヴィアーナ第7号(通算29号),105-1092015年11月 30日日本スラヴ人文学会
国際学会Образ храма в рассказе Чехова «Студент»近藤 昌夫2015年3月 11日Санкт-Петербургский государственный университетСанкт-Петербург, Россия
訳書チェーホフのこと(Чехов)単行本単著ザイツェフ;未知谷304頁2014年3月 29日
研究報告『白痴』のパーヴロフスク近藤 昌夫2014年2月 10日関西大学東西学術研究所
著書ペテルブルク・ロシア 文学都市の神話学単行本単著近藤昌夫;未知谷464頁2014年1月 30日
論文緑の聖所査読有学術雑誌単著近藤昌夫;スラヴィアーナ第5号(通算27号)、47~71頁2013年11月 30日
研究報告十字路から聖堂へ近藤 昌夫2013年2月 22日関西大学東西学術研究所
論文十字路から聖堂へ査読有学術雑誌単著近藤昌夫;スラヴィアーナ第4号(通算第26号)、90-95頁2012年11月 30日ドストエフスキーが『罪と罰』のエピローグに聖堂イメージを重ねたことを明らかにした。
著書文化の翻訳あるいは周縁の詩学単行本分担執筆内田慶市;鼓宗;柏木治;角伸明;近藤 昌夫;水声社2012年9月 29日二葉亭四迷の翻訳を通して、異文化接触の中心と周縁の関係を論じた。
新聞記事ドストエフスキーの祝祭的世界査読無その他単著近藤昌夫;北海道新聞2012年7月 27日黒沢明『白痴』と船山馨『北国物語」の関連について。
著書バッカナリア 酒と文学の饗宴査読無単行本分担執筆沓掛良彦;阿倍賢一;近藤昌夫成文社2012年3月 ドストエフスキーの『罪と罰』をウォッカとエールの相違から読み解き、物語の神話層を明るみにだした。
研究報告ドストエフスキーの十字路近藤 昌夫2012年2月 20日関西大学東西学術研究所
書評宣教師ニコライとその時代査読無その他単著近藤 昌夫;北海道新聞2011年6月 12日
論文黄色い十字路ーー『地下室の手記』のペテルブルグ査読有学術雑誌単著近藤昌夫;スラヴィアーナ第2号(通算第24号)、112~130頁2011年3月 31日日本スラヴ人文学会小説と建築のトポロジー試論。「十字路」に注目し、ドストエフスキーの「甦生」を考える。
論文『虐げられた人たち』と緑のクリスマス査読無学術雑誌単著近藤昌夫;;スラヴィアーナ第1号(通算第23号)、141~151頁2009年9月 30日日本スラヴ人文学会ドストエフスキー『虐げられた人たち』におけるルサールカの形象について。
学会発表語学と文化のコンプレクス─関西大学の教養ロシア語教育近藤 昌夫2009年3月 14日日本スラヴ人文学会神奈川大学横浜キャンパス17号室215会議室
著書イメージのポルカ査読有単行本共編著近藤 昌夫;渡辺聡子;角伸明;大平美智代;加藤純子;;成文社2008年3月 29日視覚芸術からスラヴ世界の特徴を論じた。
論文カンディンスキーのモスクワ査読有学術雑誌単著近藤 昌夫;;スラヴィアーナ第22号、41-71頁2007年12月 25日東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会和文抽象移行期におけるカンディンスキーの作品とイコン、ルボークの関係について。
論文ベールイ『ペテルブルク』のアルレキナーダ査読有大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;スラヴィアーナ21号、145~159頁2006年11月 30日東京外国語大学スラブ系言語文化研究会和文
論文絵画と文学の都市空間─歴史画・ガルシン・ペテルブルク査読有大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;スラヴィアーナ20号、182-193頁2005年11月 30日東京外国語大学スラブ系言語文化研究会和文「14人の叛乱」後、歴史画は風俗画の影響を受けて新しく生まれかわった。歴史的出来事によって「現実」を批判し、ロシアの未来を描く新しいジャンルになったのである。このような絵画におけるジャンルの変化と多様化にたいして、文学の影響とともに、都市の資本主義的成長も無視することはできない。ここでは、二枚の歴史画とそれらと縁が深いガルシンの作品の相関関係を分析し、ジャンルの変容や芸術領域の相互作用が19世紀末ペテルブルクの経済的な成長に直接結びついていることを明らかにした。学術研究助成基金 200504-20060331
書評旅と家査読有学術雑誌単著近藤 昌夫;日本ロシア文学会・「ロシア語ロシア文学研究」第37号、130頁~133頁2005年9月 25日日本ロシア文学会和文以下の4冊をとりあげて論評した。
1.牧原純『越境する作家チェーホフ』東洋書店、2004.
2.堀江新二『演劇のダイナミズム-ロシア史の中のチェーホフ-』東洋書店、2004.
3.菅井幸雄『チェーホフ 日本への旅』東洋書店、2004.
4.小林清美『チェーホフの庭』群像社、2004.
著書都市と芸術の「ロシア」査読無単行本共編著近藤 昌夫;鴻野わか菜;嵐田浩吉;杉谷倫枝;村田真一;大平陽一;竹内正実;水声社2005年4月 10日和文19世紀後半から20世紀初頭におけるロシアの都市と芸術の関係について論じた。また、ドストエフスキー『分身』とサンクトペテルブルクについて、民衆演劇ペトルーシカとの関連から分析した。
書評物理的楽聖査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;羚15号77頁~81頁2005年3月 20日羚の会和文『物理学者ランダウ?スターリン体制への叛逆 』(佐々木力・桑野隆・山本義隆訳、みすず書房、2004年)について論評した。
論文石の方舟 ──ソクーロフとドストエフスキーのペテルブルク査読有学術雑誌単著近藤 昌夫;羚第13号、21~28頁2004年9月 20日羚の会和文
著書ヨーロッパの祭りたち単行本分担執筆浜本隆治;柏木治;近藤昌夫;明石書店2003年4月 10日和文
論文ピエロ・ブルク──ゴーゴリと人形劇の手法あるいは切断と笑いのアラベスク査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;ALBA沓掛良彦先生御退官記念号、144~162頁2003年3月 21日和文
論文『青銅の騎士』──増殖する事実と神話の分界線査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;神話;『青銅の騎士』;ペテルブルク;プーシキン;木魂社・「エポス」第20号、19-34頁2002年4月 25日和文 『青銅の騎士』は20世紀に至るペテルブルク文学の系譜を作る作品である。本稿は、『青銅の騎士』に記録された1824年の洪水の事実と作品の神話的側面との、さらにはテクストと現実の「ピョートル1世記念像」との関係から、この作品がなぜペテルブルク神話を次々と生み出すのかを論じた。学部共同研究費 200104-200203
項目執筆集英社世界文学事典単行本分担執筆近藤 昌夫;集英社2002年2月 26日和文
論文チェーホフの建築学査読有大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;復活祭;教会;『学生』;チェーホフ;スラヴィアーナ16号、105-114頁2001年11月 30日東京外国語大学スラブ系言語文化研究会和文サハリン後に書かれた『学生』は、「ペテロの否み」の逸話をコンテクストとすることで、物語を永続的な時の流れから照らしている。本稿では、この掌編が永続的な時の流れに組み込まれるのは、「ペテロの否定」というコンテクストばかりではなく、教会建築の構造にもとづく物語構成によるものであることを明らかにした。
論文「郊外」といふメタ言語査読有大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;文体;郊外;『あひびき』;ツルゲーネフ;『武蔵野』;国木田独歩;東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「スラヴィアーナ」第15号、11-18頁2000年11月 30日東京外国語大学スラブ系言語文化研究会和文国木田独歩『武蔵野』には、在来の伝統的日本語の文体、二葉亭による初訳『あひびき』の文体、さらに新訳『あひびき』に三つの文体がみとめられる。新訳『あひびき』の文体は、独歩に自然と人間との融合の可能性を提供するが、同時に自立した表現の実感も与えた。その結果、独歩は花鳥風月の伝統に遡及し、近代文学に「郊外」というコードがうまれた。
著書週刊朝日百科世界の文学63号 近代の黄昏単行本分担執筆浦雅春;堀江新二;近藤 昌夫;朝日新聞社2000年10月 1日和文
論文二葉亭ツルゲーネフの言語文化学査読有大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;花鳥風詠;翻訳;『あひびき』;ツルゲーネフ;二葉亭四迷;『スラヴィアーナ』東京外国語大学スラブ系言語文化研究会14巻、181-203頁1999年11月 30日和文二葉亭ツルゲーネフ『あひびき』の翻訳文は、近代の日本語と自然観を一変したと言われている。小論では、二葉亭の言文一致成立の経緯とその受容のされかたを通して、制度としての言文一致が、日本文化の基層をなす「花鳥風月」の思想とナショナリズムを逆説的に明らかにしたことを述べた。
論文タチヤーナの恋文──太宰治と『エヴゲーニィ・オネーギン』査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;メタフィクション;『猿面冠者』;『エヴゲーニィ・オネーギン』;太宰治;プーシキン;東京外国語大学スラブ系言語文化研究会・『スラヴィアーナ』第13号、83-95頁1998年11月 30日和文初期太宰の実験的手法に与えたプーシキンの影響は大きい。小論は、『猿面冠者』が『エヴゲーニイ・オネーギン』からメタフィクショナルな手法を借りて、当時の太宰の欠落感を表現したことを明らかにした。学部共同研究費
論文チェーホフとレヴィタン査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;文学と絵画;自然描写;レヴィタン;チェーホフ;『スラヴィアーナ』東京外国語大学スラブ系言語文化研究会13号、49-56頁1998年11月 30日和文レヴィタンの風景画とチェーホフの自然描写を比較検討した。世界を構築してゆくのではなく、自然に世界を表象させる構成が共通している。
論文チェーホフの音とクロノトポス査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;自然と人間;『三人姉妹』;音;チェーホフ;東京外国語大学スラブ系言語文化研究会『スラヴィアーナ』第12号、94-120頁1997年11月 30日和文チェーホフはさまざまな音をじつに効果的に用いている。『桜の園』の「弦の切れたような音」のように音そのものが自然の永続性をあらわすメタファーとして用いられている場合もある。ここでは、自然と人間に直に調和をもたらす音について述べた。
論文チェーホフのめくるめく〈いま〉──ソクーロフの「ストーン」に照らして査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;記憶;文学と映像;アレクサンドル・ソクーロフ;チェーホフ;響文社『えうゐ』第29号、67-77頁1997年2月 1日和文アレクサンドル・ソクーロフの『ストーン』とチェーホフの作品の関連性を論じた。中枢的な知覚や認識を転倒する様々な手法によって表現される「永遠」に繋がる実在感、それが共通する特徴だといえるだろう。
論文チェーホフのソナタ形式査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;ソナタ形式;音楽;チェーホフ;『スラヴィアーナ』 東京外国語大学スラブ系言語文化研究会11号、43-60頁1996年11月 30日和文チェーホフの作品はよく音楽的だと言われる。ここでは音楽的構成・形式に照らし、『旅路』と『黒衣の僧』を分析した。対比されるふたつの要素間を、往復運動しながら推移してゆくプロットが音楽とのアナロジーを誘うことも、チェーホフの音楽的特徴のひとつとして指摘できる。
論文〈移動〉のポエチカ──チェーホフと馬車査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;自然と身体;移動;馬車;チェーホフ;木魂社・『エポス』第16号、77-93頁1996年9月 25日和文チェーホフの作品には様々な馬車が頻繁に登場し、しばしば自然と人間の関係をあきらかにする。馬車の人物は、身体の移動を介して、疎遠化された世界=自然とのつながりを回復する。いっぽう馬車から動力を外すと、ベリコフに代表される「箱」の系譜の人物たちが連想される。移動による自然の生成・回復と、静止・安定がもたらす自然の喪失。チェーホフの馬車は両義的特徴をもつ修辞的身体といっていいだろう。
項目執筆集英社世界文学大事典単行本分担執筆近藤 昌夫;集英社1996年1月 26日和文
論文チェーホフの〈身体〉と自然査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「スラヴィアーナ」第10号、22~42頁1995年11月 30日和文
論文V.シクロフスキイによるチェーホフ初期短編の分析について査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;視線;フォルマリズム;短編小説;チェーホフ;シクロフスキイ;『関西大学文学論集』44巻、1-4号、581頁-604頁1995年3月 1日和文シクロフスキーはチェーホフの初期短編を分析し、伝統的なプロットとは異なるチェーホフの新しさが「新しく人間を見ること」にあると指摘した。これは形式の分析からチェーホフの新しさを指摘した最初の指摘だが、「異化」理論に引きつけすぎている。語り手や登場人物の視点をさらに考慮すべきだろう。
論文『ヴェーラチカ』の事物と記憶査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;事物;記憶;見ること;チェーホフ;『スラヴィアーナ』9号、69-76頁1994年10月 30日東京外国語大学スラブ系言語文化研究会和文小論では論文504で指摘したチェーホフの印象主義的手法に「記憶の描法」が大きくかかわっていることを、短編『ヴェーラチカ』であきらかにした。
訳書ロシア・アヴァンギャルド 3
キノ:映像言語の創造単行本分担執筆近藤 昌夫;国書刊行会3巻 150頁~219頁1994年9月 20日和文
論文表出する視線査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;印象主義;チェーホフ;記憶;見ること;『オプス』 東京外国語大学スラブ系言語文化研究会8号、71-87頁1993年10月 30日和文小論では作品集『たそがれ』に収められた短編の自然描写を分析した。大胆に省略された特徴的ディティールの提示は、読者の体験や記憶に働きかけ、読者の主観によって対象を再現する印象主義の筆触分割と同じ手法だといえる。
訳書ロシア・アヴァンギャルド 8
ファクト:事実の文学単行本分担執筆近藤 昌夫;国書刊行会8巻 183~313頁1993年1月 30日和文
論文浮揚する《印象》──チェーホフの印象主義査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オープス」第7号、55~72頁1992年8月 1日和文
論文まなざされるタブロー査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;木魂社・「エポス」第13号、4~28頁1992年6月 10日和文
論文海と墓地査読有学術雑誌単著近藤 昌夫;響文社・「えうゐ」第21号、26~37頁1991年9月 15日和文
論文チェーホフ──風景空間のアーキテクチュア査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オープス」第6号、76~91頁1991年7月 7日和文
論文ロシアのミトリダテス(下)査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;木魂社・「エポス」第12号、34~45頁1991年4月 10日和文
論文眼の織物査読有学術雑誌単著近藤 昌夫;響文社・「えうゐ」第20号、40~53頁1991年1月 15日和文
論文風景画と風景査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オープス」第5号、78~90頁1990年7月 31日和文
論文チェーホフの〈風景〉査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;空間;自然;視線;遠近法;チェーホフ;響文社・「えうゐ」19号、28-52頁1990年7月 15日和文チェーホフは自然描写にとくに意識的な作家であった。彼は風景を重要な表現のひとつとみなしていた。人間を自然の中で相対的に表現するために、チェーホフは、「語り」や視点の操作によって世界を逆遠近法的にとらえている。
訳書ロシア・アヴァンギャルド 7
レフ:芸術左翼戦線単行本分担執筆近藤 昌夫;国書刊行会7巻 133~141頁1990年4月 25日和文
項目執筆新潮世界文学事典単行本分担執筆近藤 昌夫;新潮社1990年4月 20日和文
論文ロシアのミトリダテス(上)査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;木魂社・「エポス」第11号、32~48頁1990年3月 25日和文
論文ツルゲーネフの<風景>査読有学術雑誌単著近藤 昌夫;響文社・「えうゐ」第18号、5~27頁1990年1月 15日和文
論文ソログープの二元的世界査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会・「オプス」第4号、84~95頁1989年10月 10日和文
論文B.エイヘンバウムの<呪文>査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;熊本商大論集第83号、215~237頁1989年9月 30日和文
論文『小春』──ツルゲーネフとの訣別査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学比較文学研究室・「アルバ」第1号、1~5頁1989年3月 21日和文
論文ドンキホーテ・デ・ペテルブルク査読無その他単著近藤 昌夫;ロシア手帳の会・「ロシア手帳」第27号、58~63頁1988年12月 20日和文
訳書ロシア・アヴァンギャルド 6
フォルマリズム:詩的言語論単行本分担執筆近藤 昌夫;国書刊行会第6巻 319頁~326頁1988年6月 24日和文
論文前期象徴派詩人K.A.フォーファノフ(露文)査読無大学・研究所等紀要単著近藤 昌夫;熊本商大論集第79号、73-84頁1988年3月 31日和文
論文『悪夢』のラスコーリニコフ査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学言語文化研究会・「言語文化研究」第5号、75~80頁1987年3月 31日和文
論文フョードル・ソログープにおけるショーペンハウアーの影響査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学言語文化研究会・「言語文化研究」第4号、47~54頁1986年3月 31日和文
語注・訳NHKラジオロシア語講座(応用編)単行本共著近藤 昌夫;日本放送出版協会1986年和文
論文『小悪魔』をめぐって査読無学術雑誌単著近藤 昌夫;東京外国語大学言語文化研究会・「言語文化研究」第3号、81~86頁1985年3月 31日東京外国語大学言語文化研究会和文
教育業績
- 2023年度
- 1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
2006年度 ① 課外演習(ロシア語調理実習/アリーナ授業) ② ロシア語特別講義(「原作者が語るチェブラーシカ」) ③ 美術館ツアー(「シャガール展」)とミニ・レクチャー ④ 学内朗読コンクール ⑤ 中大連携(「大阪府中学生のためのサマー・セミナー」)で学生の活動機会をプログラム ⑥ 検定対策合宿 ⑦ 関西ロシア語コンクール参加 2007 ① 課外演習(ロシア語調理実習/アリーナ授業) ② ロシア語特別講義(「シャガールとクレズマー音楽」) ③ 美術館ツアー(「国立ロシア美術館展」)とミニ・レクチャー ④ 高大連携Kandai-3セミで活動機会をプログラム ⑤ 吹田市立北山田小学校総合学習で活動機会ををプログラム ⑥ 検定対策合宿 ⑦ 関西ロシア語コンクール参加 2008 ① 課外演習(ロシア語調理実習/アリーナ授業) ② 高大連携Kandai-3セミで活動機会提供 ③ 検定対策合宿 ④ 関西ロシア語コンクール参加 ⑤ 全学共通科目開講(「スラヴの視覚文化ab」「ロシア文学の冒険ab」) 2009 ① 課外演習(ロシア語調理実習) ② 学内朗読コンクール開催 ③ 高大連携Kandai-3セミで活動機会提供 ④ 検定対策合宿 ⑤ 関西ロシア語コンクール参加 ⑥ 全学共通科目開講(「スラヴの視覚文化ab」「ロシア文学の冒険ab」「ロシア・アートの魅力ab」) 2010 ① 課外演習(ロシア語調理実習) ② 学内朗読コンクール開催 ③ 関西ロシア語コンクール参加 ④ 中大連携で活動機会を提供(付属北陽中学校と) ⑤ 高大連携(Kandai3セミ)で活動機会提供 ⑥ 全学共通科目開講(「スラヴの視覚文化ab」「ロシアの基礎知識ab」「ロシア・アートの魅力ab」) 2011 ① 課外演習(ロシア語調理実習) ② 学内朗読コンクール開催 ③ 全学共通科目開講(「スラヴの視覚文化ab」「ロシアの基礎知識ab」) ④ 関西ロシア語コンクール参加 - 2.作成した教科書、教材、参考書
「スラヴの視覚文化ab」/近藤昌夫編著『イメージのポルカ』成文社、2008年 - 3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等
「高大連携事業とロシア語教育」(「スラヴィアーナ」21号、2006年) 「課外企画の展開と学習動機」(「スラヴィアーナ」22号、2007年) 「語学と文化のコンプレクス─関西大学の教養ロシア語教育」(「スラヴィアーナ」23号、2009年) 学会発表 「語学から語楽へ」(日本スラヴ人文学会シンポジウム、2009年) - 4.その他教育活動上特記すべき事項
・春学期の学内朗読コンクールを関西ロシア語コンクール(学外)と連動させ、授業で不足しがちな音声面の補強を継続して実施。コンクールでは受賞などの副産物が学習者のさらなる学習動機につながり、ロシア語能力検定の受験者も増えた。 ・外国語学習の動機を促進するとともに、異文化理解のために、共通教育科目(「知の跳躍科目」)でロシア・スラヴ文化の講義を開講。これらの科目はKandai15セミを通して高校生にも開放している。 ・Kandai3セミの他、Kandai1セミ、Kandai15セミで高大連携に取り組んでいるほか、2010年度は中大連携にも参加し、学生達にミニ・レッスンなど、「活動」の場を提供した。
社会活動
- 日本ロシア文学会「ロシア語ロシア文学研究」編集委員 1991年~1992年
- 東京外国語大学スラヴ系言語文化研究会年報「スラヴィアーナ」編集委員 2000年~2007年
- 関西大学高大連携事業「異文化交流セミナー」 2005年
- 関西大学吹田市民講座 2005年
- 大阪府「中学生のためのサマー・セミナー」 2006年
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「ロシアのクリスマス」 2007年12月 15日~2007年12月 16日
- 吹田市立北山田小学校総合学習「ロシアを知ろう」 2007年
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「不思議なロシア」 2008年12月 13日~2008年12月 14日
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「アニメの殿堂/トイの伝統」 2009年12月 12日~2001年12月 13日
- 日本スラヴ人文学会年報「スラヴィアーナ」編集委員 2009年
- 日本ロシア文学会学会賞選考委員 2009年10月 ~2011年10月
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「赤と土の異文化」 2010年12月 18日~2010年12月 19日
- 関西大学高大連携事業Kandai1セミ「ロシア語入門」 2010年9月
- 関西大学高大連携事業Kandai1セミ「ロシア二都物語」 2011年9月
- 関西大学高大連携事業Kandai15セミ(各テーマ) 2008年
- 関西大学中大連携事業 2010年9月
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「フランス・ロシア『旅・食・ことば』のトリコロール」 2012年12月 15日~2012年12月 16日
- 毎日文化センター「サンクトペテルブルグ文学散歩」 2012年11月 ~2012年12月
- 関西大学外国語学部中大連携プログラム 2013年9月 20日
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「ギョーザと巡るユーラシア」 2014年3月 24日~2014年3月 25日
- 関西大学高大連携事業Kandai3セミ「ユーラシア春祭り」 2016年3月 22日
- Характеристка современной японской литературы и влияние перевода Футабатэя Симэя(講演。サンクト・ペテルブルクプーシキン名称海外児童図書館) 2015年2月 13日
- 関西大学高大連携プログラム「関大の知にふれる」(「ロシア語入門」) 2018年8月 30日
海外における研究活動歴
- 2014年4月 1日~2015年3月 31日ロシア、サンクト・ペテルブルグ
海外での国際会議・学会への出席歴
- XLIV Международная филологическая конференция в Санкт-Петербургском государственном университете. 2015年3月 10日~2015年3月 15日発表あり
- XVIII СВЯТО-ТРОИЦКИЕ ЕЖЕГОДНЫЕ МЕЖДУНАРОДНЫЕ АКАДЕМИЧЕСКИЕ ЧТЕНИЯ В САНКТ-ПЕТЕРБУРГЕ 2018年5月 23日~2018年5月 26日発表あり