酒井 千絵サカイ チエ |
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所属学部・学科等
- 社会学部 社会学科 社会学専攻
職名 (資格)
- 教授 2019年 4月 1日
出身学校・専攻
- 神奈川県立厚木高等学校1991年 卒業
- 東京大学 文学部社会学専攻 1995年 卒業
出身大学院・研究科
- 東京大学 総合文化研究科国際社会科学専攻課程 1997年 修了
- 東京大学 総合文化研究科国際社会科学専攻課程 2002年 単位取得満期退学
取得学位
- 修士（学術） 1997年 3月 東京大学
- 専門社会調査士 2005年 10月
- 博士（学術） 2007年 12月 東京大学
研究課題
| 現在の研究課題名 | 現代日本人の国際移動 |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 1995年 |
| 研究制度 | 高度船舶技術研究開発費補助金 |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | 育児の社会化と子育て支援サービス |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2008年 |
| 研究制度 | |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | アジアにおける日本――人、文化、情報の相互的国際移動をめぐって―― |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2002年 ～ 2004年 |
| 研究制度 | |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | 若手（B） 育児の社会化と女性の労働:市場と公共領域における育児支援サービスの比較研究 |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2009年 ～ 2011年 |
| 研究制度 | 科学研究費補助金 |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | 基盤（A） アジアにおける結婚・離婚移住ネットワークの多方向性と還流性に関する実証研究 |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2011年 ～ 2013年 |
| 研究制度 | 科学研究費補助金 |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | シカゴ学派社会学におけるジェンダーとセクシュアリティ |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2014年 |
| 研究制度 | |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | 基盤（Ｃ） 大学・研究機関の国際化と研究者の流動性：個人の移動経験とその評価を中心に |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2015年 ～ 2017年 |
| 研究制度 | 科学研究費補助金 |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | 基盤（A） アジアの越境する子どもたちとトランスナショナル階層社会の出現に関する実証研究 |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2016年 ～ 2019年 |
| 研究制度 | 科学研究費補助金 |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
| 現在の研究課題名 | シカゴ学派社会学における観察する／観察される女性：女性によるモノグラフの分析から |
|---|---|
| 研究態様 | |
| 研究期間 | 2019年 |
| 研究制度 | 科学研究費補助金 |
| キーワード | |
| 研究分野 | |
| 研究テーマ概要 |
研究職歴
- 東京外国語大学外国語学部非常勤講師 （社会学基礎） 2001年10月 ～2002年3月
- 日本学術振興会 特別研究員（PD） 2002年4月 ～2005年3月
- 埼玉大学教養学部非常勤講師 （社会学特殊講義） 2002年4月 ～2002年9月
- 聖心女子大学文学部非常勤講師 （現代文化論） 2002年4月 ～2003年9月
- 東京外国語大学外国語学部非常勤講師 （社会調査法） 2002年10月 ～2009年3月
- 明治学院大学社会学部非常勤講師 （社会学） 2003年10月 ～2004年3月
- 日本女子大学現代社会学部非常勤講師 （比較社会論） 2005年10月 ～2008年3月
- 財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部 主任研究員 2008年4月 ～2009年3月
- 関西大学社会学部 助教 2009年4月 ～2012年3月
- 関西大学社会学部 准教授 2012年4月 ～2019年3月
- 関西大学社会学部 教授 2019年4月
所属学会
| 所属学会・団体名 | 役職名 (役職在任期間) |
|---|---|
| 日本社会学会 | 会員(1997年4月 ) |
| 関東社会学会 | 会員(2002年4月 ) |
| 日本移民学会 |
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研究業績
論文「新規移住者」と「関係人口」が人口減少に直面する山村に果たす役割 : 奈良県川上村における学生調査をとおして査読無大学・研究所等紀要共著酒井千絵;越智祐子関西大学社会学部紀要51(2), 17-502020年3月 人口減少が進む日本社会では、都市から地方への人口移動は国の政策課題の一つとなっている。本論文では、奈良県吉野郡川上村の事例から、都市からの移住と定住を促進する国の政策を地方自治体が施策としてどのように実践しているのかを考察する。またその制度の中で人々が実際に都市から移住し、長くその地域に住んできた住民と相互に関わっていくプロセスを記述する。本論文で行った調査は、大学の演習と関連付けて実施した。都市部に住む大学生が、親族や知人などを通じた個人的なつながりを持たない人口減少地域を調査によって理解し、関わりを持つような「関係人口」となりうるのかを考察する。調査結果から、川上村では新規移住者を村に取り込むさまざまな政策が一定の効果をもたらしている一方で、移住者と旧住民との間には依然として認識や文化の相違があることが分かった。他方で、移住者と旧住民が出会い、交流する場所の存在が、こうした相違を埋めていく場として機能し始めている。また今回の演習による大学生の調査は、「関係人口」というには短期間ではあるが、継続的に行う仕組みを作ることで、都市と地方を理解する人々を生み出す可能性を持っている。
国際学会Family as a buffer between multicultural individuals and single citizenship nations: Cross-border marriages between Japan and ChinaSAKAI, Chie2019年1月 31日Asia Research InstituteNational University of Singapore,
論文移動する人々のライフストーリーとグローバル化する 「アジア」の変容 : 香港・上海就職ブームという対象から査読無大学・研究所等紀要単著酒井千絵関西大学社会学部紀要50(1), 25-472018年10月 本論文は、日本から香港および上海といったアジア域内のグローバル都市への移住を対象として1990年代半ばから行ってきた調査を元に、変容する国際関係を考察する。円高や日本経済の国際化は、日本から海外へ移住する人の増加を促し、日本と「アジア」の政治経済、文化的な関係変化を巡る議論も活性化した。日本からの国際移動は、個人的な文化やライフスタイルの選択という面から考察されることが多いが、ライフストーリーの聞き取りを通して、移住の選択は、取得可能なビザや職探しの可能性を左右する政治、経済関係と強く関わっていることが分かった。また、本研究が行ってきた調査を反省的に振り返ることで、長期的な調査が移住という個人的経験に加えて、政治経済的な国際関係とこれに対する人々の認識の変化を描き出す可能性を検討する。
国際学会Japanese Expatriates in China Since the 1990s :Gender, Nationalism, and the Changing Status as a MigrantChie Sakai2018年XIX ISA World Congress of Sociology, Toronto
著書移民と国民の境界：現代の国際移動をどうとらえるか単行本単著酒井 千絵;石井香世子（編）石井香世子編『国際社会学入門』13−21頁2017年
論文観察する女性／観察される女性 シカゴ学派社会学におけるジェンダー大学・研究所等紀要単著酒井 千絵関西大学『社会学部紀要』53−79頁2017年
論文誰が子どもの世話をするのか—−シンガポール映画「イロイロ」に見る家事労働と女性学術雑誌酒井 千絵『子どもの虐待とネグレクト』Vol,19 No.1 66−71頁2017年
学会発表Experiencing Changing Relations Between Japan and China: Case studies of Japanese women in Hong Kong and ShanghaiChie Sakai2017年The Women in Asia Conference, University of West Australia
著書Unintentional Cross-cultural Families:
The Diverse Community of Japanese Wives in Shanghai単行本単著Chie Sakai;Ishii, Sari K. (ed.)Sari K. Ishii ed., Marriage Migration in Asia: Emerging Minorities at the Frontiers of Nation-States, NUS Press (Pte) Ltdpp.43-722016年
書評加藤恵津子・久木元真吾著『グローバル人材とは誰か : 若者の海外経験の意味を問う』学術雑誌酒井 千絵日本労働研究雑誌58(11), 83-86頁2016年
論文共同研究『戦争の語りと現代若者の戦争観に関する研究』について大学・研究所等紀要単著酒井 千絵関西大学『人権問題研究室紀要』27−35頁2016年
国際学会Session Organizer at the Third forum of the International Sociological Association (ISA) “Social Actions Against Ethnic and Cultural Conflicts in Diversified Communities”Chie Sakai2016年3rd ISA Forum of Sociology, University of Vienna
著書グローバル化するジェンダー関係 ——日本の「アジア就職ブーム」と女性の国際移動から単行本単著酒井 千絵落合恵美子・橘木俊詔編著『変革の鍵としてのジェンダー：歴史・政策・運動』ミネルヴァ書房286-308頁2015年
学会発表Mothers of Japanese-Chinese households: Women’s Roles in Multinational Families in ShanghaiChie Sakai2015年CU-MRI 2015 International Conference: Homo Nomad, The Dilemma and Tasks for Social IntegrationCatholic University of Deagu
著書国境を越える人々単行本単著酒井 千絵永井良和・間淵領吾・大和礼子編 『基礎社会学 新訂第３版』、世界思想社193-206頁2014年和文
学会発表Nationalism and Transnationalism within Northeast Asia: From Cases of the Transnational Migration between Japan and ChinaChie Sakai2014年The 12th Biennial Conference of Asian Studies in Israel, Universit of Haifa
論文上海の多文化家族：中国人配偶者と上海で暮らす日本人女性を中心に大学・研究所等紀要単著酒井 千絵関西大学『社会学部紀要』第45巻第1号、47-72頁.2013年
論文母親を「支援」するということ：育児支援からキャリア支援への広がりと問題点大学・研究所等紀要単著酒井 千絵関西大学『人権問題研究室紀要』第64号、185-211頁2012年
国際学会Living between two societies: Japanese women’s experience in ChinaChie Sakai2012年2nd ISA Forum of Sociology: Social Justice and Democratization2nd ISA Forum of Sociology, Universidad de Buenos Aires
書評上野加代子著『国境を越えるアジアの家事労働者——女性たちの生活戦略』学術雑誌酒井 千絵季刊家計経済研究第94号、90-91頁2012年
論文Looking for a proper job and/or a satisfactory family life outside Japan: Japanese female migrants and their marriages in Chinaその他単著Chie SakaiProceedings of the International Symposium “Dynamics of Marriage/ Divorce Migration Flow in Asia”, ILCAA Joing Research Projectpp.9-22.2011年11月 26日
学会発表Looking for a proper job and/or a satisfactory family life outside Japan: Japanese female migrants and their marriages in ChinaChie Sakai2011年Research Project on Dynamics of Marriage/Divorce Migration Flow in AsiaHongo Campus, Tokyo University of Foreign Studies
機構ウェブサイト上の電子報告書ひょうご子育て体験学習の検証とその普及方策その他共著酒井 千絵;桜井美千子ひょうご震災記念21世紀研究機構 報告書全55頁2009年
論文中国へ向かう日本人:「ブーム」に終わらないアジア就職ブームの現在単行本単著酒井 千絵アジア遊学 ・ 勉誠出版82-91頁2007年和文
論文境界を越える／境界に生きる：1990年代日本から香港・中国への自発的移住を事例としてその他単著酒井 千絵2007年和文博士論文 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻提出
学会発表Transnational strategies of Japanese in HK/ China: From their narratives on “Japaneseness” and “multiculturalism” at Asia Youth Cultural Camp単著Chie Sakai2006年10月 Asia Youth Cultural CampGwuangju, Korea英文
学会発表就業における『資格』と『能力』：日本社会の雇用と海外移住経験のジェンダー差をめぐって単著酒井 千絵2006年6月 第54回関東社会学会慶応大学和文
学会発表東アジア地域における経済文化構造の変容 ――人の国際移住経験の分析を通して――単著酒井 千絵2005年10月 第78回日本社会学会大会法政大学和文ポスターセッション
書評論文Danjo Kyodo Sankaku Shakai wo Tsukuru (Making the gender-equal society), by Mari Osawa学術雑誌単著Chie SakaiSocial Science Japan Journal ・ Oxford University Presspp. 320-3222005年8月 英文
学会発表The Japanese migrant women in Hong Kong and the possibility of the reconfiguration of gender and ethnicity: Can migrant women share their experiences?単著Chie Sakai2004年1月 24日～2004年1月 25日F-GENS WORKSHOP FOR JUNIOR SCHOLARS, MIGRANT DOMESTIC/CARE WORKERS & THE RECONFIGURATION OF GENDER IN ASIAOchanomizu women’s University, Tokyo英文
論文The Japanese migrant women in Hong Kong and the possibility of the reconfiguration of gender and ethnicity: Can migrant women share their experiences?その他単著Chie SakaiOchanomizu University the 21st Century COE Program: Frontiers of Gender Studies Proceedings International Workshop for Junior Scholars: Migrant Domestic/ Care Workers and the Reconfiguration of Gender in Asiapp.121-1312004年英文
学会発表外国人の社会編入：政治の言語と外国人の戦略単著酒井 千絵2003年6月 第51回関東社会学会大正大学和文
論文香港における日本人女性の自発的な長期滞在単行本共著酒井 千絵;岩崎 信彦;ケリ・ピーチ;宮島 喬;ロジャー・グッドマン;油井 清光(編)海外における日本人、日本のなかの外国人 グローバルな移民流動とエスノスケープ ・ 昭和堂239-253頁2003年和文
論文The Japanese Community in Hong Kong in the 1990s: the Diversity of Strategies and Intentions単行本共著Chie Sakai;Roger Goodman;Ceri Peach;Ayumi Takenaka; Paul WhiteGlobal Japan: The Experience of Japan’s New Immigrant and Overseas Communities ・ RoutledgeCurzonpp.131-1462003年英文
学会発表国際・移動を考察する視点――現代日本における国際移動から――単著酒井 千絵2001年11月 第74回日本社会学会大会一橋大学和文
学会発表国際移動研究における移動の前提とその変容――日本からの国際移動をとおして――単著酒井 千絵2001年6月 第49回関東社会学会東京女子大学和文
学会発表Strategies and Identity: Japanese residents in Hong Kong単著Chie Sakai 2001年4月 11日～2001年4月 14日Oxford Kobe Seminars the International Symposium on “Immigration Policy in Japan, EU and North America”St. Catherine’s College (University of Oxford) Kobe Institute英文
論文ナショナル・バウンダリーにおける交渉：香港で働く日本人の語りから学術雑誌単著酒井 千絵社会学評論 ・ 日本社会学会vol.51 No.3 第203号314-330頁2001年和文
論文ネイションの問い直しと『移民』の空間単行本共著酒井 千絵;山脇 直司;内田 隆三;森 政稔;米谷 匤史(編)ネイションの軌跡 20世紀を考える ・ 新世社203-225頁2001年和文
論文日本からの人の国際移動と『境界』の再編成 ―1990年代香港の日本コミュニティを事例としてーその他単著酒井 千絵アジア研究・学術フロンティア、サブプロジェクト「人の移動」セミナー報告書 アジアにおける人の移動と社会・文化の変容69-81頁2001年和文
学会発表現代日本におけるジェンダー関係の変容――ジェンダー、階層、年齢の変数から単著酒井 千絵2000年11月 第73回日本社会学会大会広島国際学院大学和文
学会発表1990年代における日本人の国際移動――香港で働く日本人の事例から単著酒井 千絵2000年11月 学術フロンティア・セミナー：サブプロジェクト「人の移動のグローバル化と多民族共生をめぐる諸問題」報告立教大学和文
学会発表Construction of Images of Hong Kong and Japan: Between the Global Workplace and the Local Culture単著Chie Sakai1999年12月 the workshop on “Japan in Hong Kong/ Hong Kong in Japan: Systems of Production, Circulation, and Consumption of Culture WorkshopUniversity of Hong Kong英文
学会発表現代における人の移動と『国』の境界の再考 ―香港・中国での日本人長期滞在の事例を中心にー単著酒井 千絵1999年10月 第72回日本社会学会大会上智大学和文
論文イメージと現実の交錯学術雑誌単著酒井 千絵相関社会科学 『相関社会科学』編集委員会第9号106-113頁1999年和文
論文境界からのネイション：香港で働く日本人による境界性の意味付けとナショナリズムの多元性学術雑誌単著酒井 千絵Sociology Today ・ お茶の水社会学研究会第9号1-16頁1999年和文
学会発表『境界』からのネイション：香港で働く日本人女性という事例から見るナショナリティのあり方単著酒井 千絵1998年11月 第71回日本社会学会大会関西学院大学和文
論文ジェンダーの規定からの解放：香港における日本人女性の現地採用就労学術雑誌単著酒井 千絵ソシオロゴス第22号137-152頁1998年和文
学会発表香港で働く日本人女性のアイデンティティ －国際移民の文脈からー単著酒井 千絵1997年11月 第70回 日本社会学会大会千葉大学和文
論文国境を越える子どもの多様性 日本で生活する中国出身の若者の事例から査読無その他単著酒井千絵アジアの越境する子どもたち （2016−2019年度「アジアの越境する子どもたちとトランスナショナル階層社会の出現に関する実証研究」科学研究費補助金 基盤研究（A)課題番号16H02737共同研究プロジェクト報告書71−96頁
教育業績
- 2024年度
- １．教育内容・方法の工夫（授業評価等を含む）
2009年に本学に着任以降、まず多人数講義科目においては擬似的な参加型授業を行うための工夫を行ってきた。2011年度は、担当する「国際社会学」で、数回の講義ごとに一つの議題をたて、それ対する考えを受講者から回収し、教員が取りまとめた。授業では、こうした議論のデータを材料に、市民権、社会保障などをめぐる議論の構成を、自分たちと関わる問題として理解し、考える機会を提供した。 少人数の演習科目では，学年ごとの進度を考慮しつつ、グループでの調査および分析手法の指導方法を工夫してきた。2011年度は、1?2年次の学生に対しては、調査対象や方法を限定し、その範囲で独自の問いをたて、その問いに答えうるデータを、簡便なアンケートやインタビュー調査を用いて収集、分析した。3年次以降開始するゼミでは、個別の問題関心を尊重しながら、その問いに答えるための調査方法や対象の選択、分析の方法を指導し、個々の学生が満足のいく研究を行えるように留意した。2011年度は、15人が卒業論文を提出し、問いをたて、それに応じたデータを収集することに対し、大きな達成感を得ていた。 - ２．作成した教科書、教材、参考書
専攻に入学した一年次生が教科書として用いる、片桐新自・永井良和・山本雄二編 （2011）『基礎社会学 新訂第２版』世界思想社に、15章「国境を越える人々」を執筆した。 - ３．教育方法・教育実践に関する発表、講演等
特になし - ４．その他教育活動上特記すべき事項
特になし