今井　裕之 - 外国語学部外国語学科

今井　裕之イマイ　ヒロユキ

所属学部・学科等

外国語学部外国語学科

職名 (資格)

教授 2013年 4月 1日

現在の役職名

外国語学部長就任年月日：2022年10月 1日～2024年9月 30日
外国語教育学研究科長就任年月日：2022年10月 1日～2024年9月 30日

出身学校・専攻

広島大学教育学部教科教育学科 1988年卒業

出身大学院・研究科

広島大学修士課程教育学研究科教科教育学 1990年修了

取得学位

教育学修士 1990年 3月広島大学

専門分野	キーワード
教科教育学	英語授業研究

現在の研究課題名	英語授業研究
研究態様	個人研究
研究期間
研究制度
キーワード	社会文化理論;
研究分野
研究テーマ概要	社会文化理論に基づく教室内英語学習研究、教師の成長の研究

所属学会・団体名	役職名 (役職在任期間)
外国語教育メディア学会	理事(2018年4月 1日)
全国英語教育学会	紀要編集委員会事務局長(2009年8月 1日～2011年7月 31日)

研究業績

No.	研究業績の種類	発表年月日	標題	出版物の種類	共著・単著の別	出版社・掲載誌	巻・号・頁
1	著書2	2019年3月 15日2019,03,15,,,	パフォーマンス心理学入門	単行本	分担執筆	新曜社
2	著書2	2019年2月 2019,02,00,,,	Innovation in Language Teaching and Learning: The Case of Japan	単行本	分担執筆	Palgrave
3	著書2	2018年12月 10日2018,12,10,,,	「学ぶ・教える・考える」ための実践駅英語科教育法	単行本	共著	大修館書店
4	著書2	2011年1月 20日2011,01,20,,,	リスニングとスピーキングの理論と実践：効果的な授業を目指して	単行本	分担執筆	大修館書店
5	編著3	2010年10月 2010,10,00,,,	Researching Language Teaching and Learning:An Integration of Practice and Theory	単行本	共編著	Peter Lang
6	著書2	2009年10月 2009,10,00,,,	リフレクティブな英語教育を目指して　教師の語りが拓く英語授業研究	単行本	共著	ひつじ書房
7	著書2	2009年2009,,,,,	新しい学びを拓く英語科授業の理論と実践	単行本	分担執筆	ミネルヴァ書房
8	著書2	2007年7月 19日2007,07,19,,,	HOPE 中高生のための英語スピーキングテスト	単行本	共著	教育出版
9	著書2	1999年3月 1999,03,00,,,	総合的学習をつくる	単行本	分担執筆	日本文教出版
10	論文1	1997年3月 1997,03,00,,,	Krashen 理論の変遷II—90年代のKrashen理論とその評価—	大学・研究所等紀要	単著	鳴門教育大学英語教育学会『鳴門英語研究』	11, 271-282
11	論文1	1997年3月 1997,03,00,,,	第二言語習得研究の研究方法の比較—SLA理論のメタ理論研究を基にして—	学術雑誌	単著	『紀要』（四国英語教育学会）	17, 30-37
12	論文1	1996年12月 1996,12,00,,,	第二言語習得研究の成果と課題	大学・研究所等紀要	単著	広島大学英語教育学会『英語教育研究』	39, 38-45
13	論文1	1995年3月 1995,03,00,,,	普遍文法理論と言語解析理論の関係，及びそれが言語習得研究に及ぼす影響	単行本	単著	渓水社『松村幹男先生退官記念　英語教育学研究』	100-109
14	論文1	1994年12月 1994,12,00,,,	Effective Incorporation of Oral Practice with Listening and Reading by the Use of Movies	学術雑誌	共著	語学ラボラトリー学会　Language Laboratory	31, 81-90
15	論文1	1994年5月 1994,05,00,,,	言語習得の生得性検証研究の問題点—下接条件か統語解析方略か—	学術雑誌	単著	中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会研究紀要」	23, 271-276
16	解説9	1993年9月 1993,09,00,,,	英語教育学モノグラフ13外国語（英語）教育シラバスの理論と動向	その他	共著	大修館書店「英語教育9月増刊号」	42, 8, 71-97
17	論文1	1991年3月 1991,03,00,,,	On Learnability of Argument Structures	学術雑誌	単著	中国四国教育学会「教育学研究紀要第2部」	36, 169-174
18	論文1	1990年12月 1990,12,00,,,	The Use of the Orthographic Lexicon in Reading Kana Words	学術雑誌	共著	Journal of General Psychology	117, 3, 311-323
19	論文1	1990年10月 1990,10,00,,,	階層性習得とUGの作用性—非階層言語の統語的特徴に焦点を当てて—	学術雑誌	単著	中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会紀要」	20, 55-60
20	論文1	1990年10月 1990,10,00,,,	第二言語習得時におけるUGの作用性—階層性に焦点を当てて—	学術雑誌	単著	中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会研究紀要」	20, 95-100
21	論文1	1990年3月 1990,03,00,,,	日本人英語学習者の階層性習得—パラミタ再設定の視点から—	学術雑誌	単著	中国四国教育学会「教育学研究紀要第2部」	35, 200-204
22	論文1	1989年12月 1989,12,00,,,	高校生の英語学習意識（３）	大学・研究所等紀要	共著	広島大学英語教育研究会「英語教育研究」	32, 71-126
23	論文1	1989年10月 1989,10,00,,,	現在完了の指導における一考察–Crosslinguistic Influence —	学術雑誌	単著	中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会研究紀要」	18、7-11

著書パフォーマンス心理学入門単行本分担執筆香川秀太;有元典文;茂呂雄二新曜社2019年3月 15日第12章を担当。パフォーマンス心理学の視点からの学校英語教育（小中高英語授業実践）の分析

著書Innovation in Language Teaching and Learning: The Case of Japan査読有単行本分担執筆Reinders Hayo;Ryan Stephen;Nakamura SachikoPalgrave2019年2月 An Innovative Approach to In-service Teacher Training for Teaching English at Japanese Public Elementary Schools

著書「学ぶ・教える・考える」ための実践駅英語科教育法単行本共著酒井英樹;廣森友人;吉田達弘;亘理陽一;寺沢拓敬;滝沢雄一;新多了;大和隆介;河合靖;斉田智里;鈴木渉;坂本南美;今井裕之大修館書店2018年12月 10日第12章「高等学校の指導と評価」を担当

著書リスニングとスピーキングの理論と実践：効果的な授業を目指して査読無単行本分担執筆冨田かおる;小栗裕子;河内千栄子;大修館書店2011年1月 20日第３章第４節「スピーキングテストの作成とその評価」を執筆

編著Researching Language Teaching and Learning:An Integration of Practice and Theory単行本共編著YOSHIDA Tatsuhiro;IMAI Hiroyuki;NAKATA Yoshiyuki;TAJINO Akira;TAKEUCHI OsamuPeter Lang2010年10月

著書リフレクティブな英語教育を目指して　教師の語りが拓く英語授業研究査読無単行本共著吉田達弘;玉井健;横溝紳一郎;今井裕之;柳瀬陽介ひつじ書房2009年10月英語教師のナラティブをもとにした英語授業研究の方法と実践

著書新しい学びを拓く英語科授業の理論と実践単行本分担執筆三浦省五;深澤清治;ミネルヴァ書房2009年第2章教材を見る視点1語彙、文構造の面からの分析を担当

著書HOPE 中高生のための英語スピーキングテスト査読無単行本共著今井裕之;吉田達弘;教育出版2007年7月 19日

著書総合的学習をつくる単行本分担執筆吉田　貞介;黒上　晴夫日本文教出版1999年3月総合的な学習の時間の導入に際して，国際理解を目指した授業展開に英語活動がどのように関わっていくべきかについて，金沢市の事例分析を行う章を担当した。特にカリキュラムづくりのあり方を，中学校との比較で議論している。また指導内容，目標の考察を通して，これまで中学校の教育に見られたような「言語の教師」としての役割を脱却し，「コミュニケーション／言語使用の教師」への転換を説いている。

論文Krashen 理論の変遷II—90年代のKrashen理論とその評価—査読無大学・研究所等紀要単著今井　裕之鳴門教育大学英語教育学会『鳴門英語研究』11, 271-2821997年3月 80年代の英語教育研究に多大な影響を及ぼしたKrashenのインプット仮説が，多くの批判を受け，どのように変遷していったかを追った研究の後半部分であり，90年代のKrashenの研究を，理論的撤退と応用範囲の拡大という2つの視点で捉えた。また総括として彼の理論の今日的価値を論じた。

論文第二言語習得研究の研究方法の比較—SLA理論のメタ理論研究を基にして—査読無学術雑誌単著今井　裕之『紀要』（四国英語教育学会）17, 30-371997年3月第二言語習得研究は，その領域を広げるとともに，複数の研究パラダイム，基盤理論を取込みながら発展してきたが，数十年の研究の歴史を経て，理論整備，研究手法の再検討が必要な時期をむかえたと言える。本論は研究手法の研究であり，領域を４種類に分け狭義の第二言語習得研究が成立するための条件をproperty theoryとtransition theoryという研究対象への焦点の当て方の違いを用いて提案した。

論文第二言語習得研究の成果と課題査読無大学・研究所等紀要単著今井　裕之広島大学英語教育学会『英語教育研究』39, 38-451996年12月これまで生得的で普遍的な言語習得原理の解明に研究焦点を当ててきた第二言語習得研究であるが，その一定の成果を認めながらも，英語教育へのより豊かな貢献を実現するためには，（１）学習過程（２）言語処理過程の研究の充実が不可欠であり，その点でPinkerらのlearnabilityの議論，山岡の言語処理理論に基づいた習得研究の有用性を支持した。

論文普遍文法理論と言語解析理論の関係，及びそれが言語習得研究に及ぼす影響査読無単行本単著今井　裕之渓水社『松村幹男先生退官記念　英語教育学研究』100-1091995年3月第二言語習得研究の研究手法の改善を提案した論文。以前の研究は言語習得を可能にしている原理的能力には関心があったが，言語の発達過程，パフォーマンスには無関心であった。しかし，コンピテンス理論である言語理論を，パフォーマンスを分析する言語習得研究に応用することは妥当ではない。習得研究を充実させるためには，心理的実在性，人間の発達などの要因を踏まえた研究への移行が望まれると結論した。

論文Effective Incorporation of Oral Practice with Listening and Reading by the Use of Movies査読有学術雑誌共著今井　裕之;今村　洋美;大場　毅語学ラボラトリー学会　Language Laboratory31, 81-901994年12月英語の音声面の訓練は，ともすれば無味乾燥なものになりやすい。本論では映画を題材に，シナリオ音読の効用と，聴解練習の融合を意図した授業構成が，実際に効果を生むかどうかを検証した。結論として「音読を伴わない精読」と「文法説明を伴わない音読」をそれぞれリスニングと統合した場合，後者が英語力全体に好影響を与えることがわかった。共同研究につき本人担当箇所の抽出は難しいが，研究デザイン，データ収集，執筆は第一著者と第二著者が行ない，データ分析の一部を第三著者が行なった。

論文言語習得の生得性検証研究の問題点—下接条件か統語解析方略か—査読無学術雑誌単著今井　裕之中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会研究紀要」23, 271-2761994年5月生成文法理論では，言語習得の生得性の根拠として，ある文法構造が経験的に学習することが不可能であるにも関わらず獲得されていることを挙げている。この論文では，経験的な学習が不可能とされている下接条件を用いた実験の結果が，実際には経験的な規則学習の結果として説明できることを例証し，普遍文法を想定した言語習得研究に反論した。

解説英語教育学モノグラフ13外国語（英語）教育シラバスの理論と動向その他共著伊東治巳;中村嘉宏;今井裕之;杉野直樹;岡部純子;三浦省五大修館書店「英語教育9月増刊号」42, 8, 71-971993年9月カリキュラム，シラバスの編成についての研究を考察し，日本のカリキュラム，シラバスのあり方を提案した。このなかで，カリキュラムとシラバスの用語使用の混乱を避けるために，この二つの概念の使い分けを整理する節を担当した。また中央集権型のシラバスになっている日本のシステムが，学習者中心のシラバス作成の必要性に応じるために，地方分散型シラバスへ移行すべきであると述べた。

論文On Learnability of Argument Structures査読無学術雑誌単著IMAI, Hiroyuki中国四国教育学会「教育学研究紀要第2部」36, 169-1741991年3月日本人英語学習者の英語習得において，困難点のひとつである語順の習得について，動詞の持つ項構造(argument structure)知識に焦点をあてて議論した論文。学習可能性(learnability)の理論を参照し，日英語で対照をなす語順であるが，より深い項構造レベルでの構造理解が学習を容易にする可能性があることを議論した。

論文The Use of the Orthographic Lexicon in Reading Kana Words査読有学術雑誌共著YAMADA, Jun;IMAI, Hiroyuki;IKEBE, YujiJournal of General Psychology117, 3, 311-3231990年12月文字認識に関する実験論文。漢字認識では，音声を介さず視覚情報のみで意味を理解できる。これをsight wordというが，英語の単語もそのようなsight wordがあることが確認されていた。一方日本語のひらがなカタカナは文字を音声化して意味へアクセスすると考えられていたが，実験によって，ひらがなカタカナの単語にもsight wordが存在することを示した。

論文階層性習得とUGの作用性—非階層言語の統語的特徴に焦点を当てて—査読無学術雑誌単著今井　裕之中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会紀要」20, 55-601990年10月階層性を前提とした普遍文法の原理であるWh句の移動に関わる下接条件を課題とし，Wh句を理解するに十分な言語能力のある被験者たちが，下接条件に違反する文解釈を排除できるかどうかを調べた。実験からは普遍文法が作用する証拠は得られなかった。これを受け，実験文の理解過程を再分析し，経験的に学習しうる規則を適用するだけで違反文を排除できることを示し，生得原理を設定する必要のないことを主張した。

論文第二言語習得時におけるUGの作用性—階層性に焦点を当てて—査読無学術雑誌単著今井　裕之中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会研究紀要」20, 95-1001990年10月非階層言語である日本語と階層言語の英語が文法的に対照をなす例文の文法性判断テストを元に，第二言語習得時における普遍文法の作用性を論じた。結果は，第一言語の実験ほど明確な作用性は見られなかった。被験者の英語能力は総じて高かったものの，普遍文法の特定の原理が作用するレベルの英語力があったかどうかを確認できない研究手法の問題があり，普遍文法の作用性を主張するには至らなかった。

論文日本人英語学習者の階層性習得—パラミタ再設定の視点から—査読無学術雑誌単著今井　裕之中国四国教育学会「教育学研究紀要第2部」35, 200-2041990年3月生成文法理論に基づき，日本語と英語の文法構造上の相違点のうち階層性に焦点を絞り，階層性が表面上存在しない日本語を母語に持つ学習者が，階層性をもつ英語を学ぶ際にどのような学習経路を辿るのか，生得的普遍文法が第二言語習得の際にも作用するのかについて論じた。過去の実験結果に基づいた考察では，普遍文法が作用したとは言い切れない一方で，第二言語習得が母語習得とは異なるとする説も，実験結果を説明する代案がなく，不十分であると指摘している。

論文高校生の英語学習意識（３）査読無大学・研究所等紀要共著松村　幹男;御手洗靖;柳瀬陽介;高橋俊章;三浦省五;森茂;今井裕之;松浦伸和;池辺裕司;水野康一;山下淳子広島大学英語教育研究会「英語教育研究」32, 71-1261989年12月広島大学英語教育研究室において10年に一度行っている，高校生の英語学習にたいする意識調査の３回目の分析。高校生が英語学習に対してどのような態度をもち，どの程度学習の必要性を感じているかを尋ねたセクションAを担当した。英語学習の意義に対して好意的な反応を示す割合が，過去の調査時に比べて減少している点と，男女の意識の差が大きく，女性がより英語学習に好意的である点を指摘した。

論文現在完了の指導における一考察–Crosslinguistic Influence —査読無学術雑誌単著今井　裕之中国地区英語教育学会「中国地区英語教育学会研究紀要」　18、7-111989年10月現在完了相は，日本人英語学習者にとって難しいとされている。過去の研究においてRichardsなどにより，現在完了形のいくつかの表現は過去形でも表現できるという言語内的問題点が難しさの原因とされていた。本論ではそれに加えて，言語間の問題，すなわち日本語の時制，動態・静態の差，完了・未完了などの表現形式と，英語のそれとの対応関係が一部で複雑であり，英語の現在完了の感覚を掴む妨げになっている可能性を指摘した。

今井　裕之イマイ　ヒロユキ

所属学部・学科等

職名 (資格)

現在の役職名

出身学校・専攻

出身大学院・研究科

取得学位

専門分野

研究課題

所属学会

研究業績

教育業績

海外における研究活動歴

海外での国際会議・学会への出席歴

担当授業

今井 裕之イマイ ヒロユキ

所属学部・学科等

職名 (資格)

現在の役職名

出身学校・専攻

出身大学院・研究科

取得学位

専門分野

研究課題

所属学会

研究業績

教育業績

海外における研究活動歴

海外での国際会議・学会への出席歴

担当授業

今井　裕之イマイ　ヒロユキ