奥村 佳代子オクムラ カヨコ |
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所属学部・学科等
- 外国語学部 外国語学科
職名 (資格)
- 教授 2012年 4月 1日
出身学校・専攻
- 関西大学 文学部国文学科 1993年 卒業
出身大学院・研究科
- 関西大学博士課程 文学研究科中国語文化専攻 1998年 単位取得満期退学
取得学位
- 博士(文学) 2003年 3月 関西大学
- 博士(文化交渉学) 2020年 9月
専門分野
専門分野 | キーワード |
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中国語・中国文学 | 近世中国語、口語文、唐話、唐通事、域外資料、档案資料;; |
研究課題
現在の研究課題名 | 長崎の唐話を軸とした中国周辺における中国語の総合的研究 |
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研究態様 | 個人研究 |
研究期間 | 1995年 ~ 2005年 |
研究制度 | |
キーワード | 唐話; |
研究分野 | |
研究テーマ概要 |
現在の研究課題名 | 清代供述文書の語彙と文体に関する基礎的研究 |
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研究態様 | |
研究期間 | 2017年 ~ 2020年 |
研究制度 | |
キーワード | |
研究分野 | |
研究テーマ概要 |
所属学会
所属学会・団体名 | 役職名 (役職在任期間) |
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日本中国語学会 | |
中国近世語学会 | |
近代東西言語文化接触研究会 | |
文化交渉学会 |
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研究業績
No. | 研究業績の種類 | 発表年月日 | 標題 | 出版物の種類 | 共著・単著の別 | 出版社・掲載誌 | 巻・号・頁 |
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1 | 論文1 | 2020年2月 2020,02,00,,, | 『北京官話全編』の時代性と地域性〜教科書としてのあり方をめぐって〜 | 『言語接触研究の最前線』関西大学東西学術研究所研究叢書第八号 | 83-101 | ||
2 | コラム(研究の窓)99 | 2019年12月 2019,12,00,,, | 白話小説になった日本文学 | 単行本 | 『漢学という視座』(講座 近代日本と漢学 第一巻 | 169-176 | |
3 | 論文1 | 2019年3月 31日2019,03,31,,, | 萨默斯的汉语研究-关于萨默斯1863以前的代词和人物称呼 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『日中語彙研究』 | 第8号、75-90頁 |
4 | 著書2 | 2019年3月 31日2019,03,31,,, | 近世東アジアにおける口語中国語文―中国・朝鮮・日本 | 単行本 | 単著 | 関西大学出版部 | 東西学術研究所研究叢刊58 |
5 | 論文1 | 2018年6月 2018,06,00,,, | 唐通事の白話文ー日本語作品の翻訳を中心にー | 単行本 | 単著 | 国立台湾大学日本学研究叢書30『17世紀の東アジア文化交流ー黄檗宗を中心にー』 | 273−298頁 |
6 | 論文1 | 2018年3月 2018,03,00,,, | 『北京官話全編』における人称代詞 | 単行本 | 単著 | 関西大学東西学術研究所 | 資料集刊40–3 15–22頁 |
7 | 論文1 | 2018年3月 2018,03,00,,, | 唐話の伝播と変化ー岡島冠山の果たした役割ー | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東アジア文化交渉研究 東アジア文化交渉研究 | 第11号 65–78頁 |
8 | 論文1 | 2017年4月 2017,04,00,,, | 『唐話纂要』の三字話 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『東西学術研究所紀要』第50輯 | 第50輯 pp.3-18 |
9 | 論文1 | 2017年3月 2017,03,00,,, | 話された言葉として書かれた中国語 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『東アジア文化交渉研究』 | 第10号 pp119-132 |
10 | 論文1 | 2017年1月 2017,01,00,,, | 清代雍正期檔案資料の供述書-雍正4年(1726)允禩允禟案件における「供」の言葉 | 単行本 | 単著 | 『周縁アプローチによる東西言語文化接触の研究とアーカイヴスの構築』 | |
11 | 論文1 | 2016年4月 2016,04,00,,, | 非漢語圏における中国語問答記録」—『備邊司騰録』「問情別単」の「問」の言葉— | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『東西学術研究所紀要』 | 第49輯 pp.21-36 |
12 | 論文1 | 2016年3月 2016,03,00,,, | 18世紀長崎における口頭中国語—「初進館」の内容に基づく『譯家必備』再考— | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『東アジア文化交渉研究』 | 第9号 pp.37-46 |
13 | 論文1 | 2015年8月 2015,08,00,,, | 朝鮮問答記録包含的漢語資料価値 | 『国際漢語学報』(廈門大学) | 第6巻第1輯 pp.76-93 | ||
14 | 論文1 | 2015年4月 2015,04,00,,, | 『海外奇談』の語句の来歴と翻訳者 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学『東西学術研究所紀要』 | 第48輯 pp.29-42 |
15 | 論文1 | 2015年3月 2015,03,00,,, | 唐話資料史中的《唐韻三字話―与其他資料中三字語句的比較ー》 | 単行本 | 単著 | 遠藤光暁主編《現代漢語的歴史研究》(浙江大学) | pp.131-145 |
16 | 論文1 | 2014年4月 1日2014,04,01,,, | 唐話資料史における『唐韻三字話』ー『唐話纂要』及び『南山俗語考』の三字話との比較ー | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東西学術研究所紀要 | 第47輯,1−17 |
17 | 論文1 | 2014年3月 31日2014,03,31,,, | 『遊焉社常談』の構成ー江戸中期唐話資料の研究ー | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東アジア文化交渉研究 | 第7号,53−64 |
18 | 論文1 | 2013年3月 2013,03,,,, | 「忠臣蔵」中国語訳における「又」の用法-江戸時代の白話理解に関する一考察 | 学術雑誌 | 国語語彙史の研究 | 第32号,103−119 | |
19 | 論文1 | 2012年9月 15日2012,09,15,,, | 日本の中国語資料研究のためのアーカイブズ構築に向けて-語史・文化史的アプローチ- | その他 | 単著 | 関西大学アジア文化研究センターディスカッションペーパー | Vol.3,44−54 |
20 | 論文1 | 2012年3月 2012,03,,,, | 亀田鵬斎(가메다보사이)와『海外奇談』―백화소설(白話小説)풍 「忠臣蔵」(주신구라)의성립을 둘러싸고― | 学術雑誌 | 単著 | 譯學과 譯學書 | 第3号,281−305 (韓国語) |
21 | 論文1 | 2011年10月 11日2011,10,11,,, | 唐話資料「小孩児」の語法について—官話資料としての可能性— | 単行本 | 単著 | 東西学術研究所創立六十周年記念論文集 | 55−68 |
22 | 編著3 | 2011年7月 25日2011,07,25,,, | 清代民国漢語文献目録 | 単行本 | 分担執筆 | 學古房(韓国) | 178−197 |
23 | 論文1 | 2011年1月 25日2011,01,25,,, | 『訳家必備』的内容和語言—18世紀中葉唐通事的口語和漢語学習 | 学術雑誌 | 単著 | 清代民国漢語研究 | 277−292 |
24 | 論文1 | 2010年4月 1日2010,04,01,,, | 中国語訳「忠臣蔵」の諸相—『海外奇談』の翻訳者像と翻訳態度初探— | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『東西学術研究所紀要』 | 第43号 131ー142 |
25 | 論文1 | 2010年3月 2010,03,,,, | 近世日本における異文化知識の受容―唐通事テキスト『訳家必備』にみられる異文化情報について― | 単行本 | 単著 | 『東アジアにおける文化情報の発信と受容』 | 55ー71 |
26 | 論文1 | 2010年3月 2010,03,,,, | 亀田鵬斎と『海外奇談』 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『アジア文化交流研究』 | 第5号 |
27 | 論文1 | 2010年3月 2010,03,,,, | 江戸時代の唐話資料における文体の変容―岡島冠山の唐話テキストを中心に | 単行本 | 『近代東アジアにおける文体の変遷―形式と内実の相克を超えて』 | 121ー146 | |
28 | 論文1 | 2010年3月 2010,03,,,, | 岡島冠山の唐話資料と『忠義水滸伝』 | 学術雑誌 | 単著 | 『アジア遊学131 水滸伝の衝撃 東アジアにおける言語接触と文化受容』 | 99ー104 |
29 | 論文1 | 2010年3月 2010,03,,,, | 『唐話便用』の会話文における語彙と語法—疑問、命令、依頼の表現を中心に | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『関西大学外国語学部紀要』 | 第2号 23ー38 |
30 | 論文1 | 2009年3月 2009,03,,,, | 「唐話類纂」考ー他資料との関係から | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『アジア文化交流研究』 | 第4号 |
31 | 論文1 | 2008年2008,,,,, | 日本江戸時代的唐話的伝播 | 単行本 | 『東亜文化交流与経典注釈』国立台湾大学出版中心 | 93ー112 | |
32 | 論文1 | 2007年3月 31日~年2月 2007,03,31,, 2,00 | 江戸時代の「唐話世界」―唐通事の唐話と岡島冠山の「唐話」― | その他 | 単著 | 関西大学アジア文化交流研究叢刊第1輯 | 175ー189 |
33 | 論文1 | 2007年3月 31日2007,03,31,,, | 長崎唐通事の唐話観ー日本人のための「唐話」との比較においてー | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 『アジア文化交流研究』 | 第2号 |
34 | 論文1 | 2005年3月 19日2005,03,19,,, | 江戸時代における唐話資料と「白話風」小説―『訳家必備』,『忠臣蔵演義』と『海外奇談』 | 学術雑誌 | 単著 | 関西大学中国文学会紀要 | 第26号 |
35 | 論文1 | 2004年3月 19日2004,03,19,,, | 『訳家必備』とその語彙について-写本資料からみた唐話の一端- | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学『中国文学会紀要』 | 第25号 |
36 | 論文1 | 2003年10月 25日2003,10,25,,, | 唐通事資料にみられる唐話の変化 | 学術雑誌 | 単著 | 中国近世語学会『中国語研究』 | 第45号127-139頁 |
37 | 論文1 | 2003年5月 30日2003,05,30,,, | 唐話資料の二面性-内の唐話と外の唐話- | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 近代東西言語文化接触研究会『或問』 | 第6号95-107頁 |
38 | 論文1 | 2003年3月 19日2003,03,19,,, | 『太平記演義』の言葉-『太平記』翻訳に現れた白話観- | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学『中国文学会紀要』 | 第24号113-131頁 |
39 | 論文1 | 2002年10月 25日2002,10,25,,, | 『忠臣蔵演義』と『海外奇談』 | 学術雑誌 | 単著 | 中国近世語学会『中国語研究』 | 第44号64-80頁 |
40 | 論文1 | 2002年3月 19日2002,03,19,,, | 園における中国語受容と俗語観-『唐音雅俗語類』の雅語と俗語について- | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学『中国文学会紀要』 | 第23号1-24頁 |
41 | 論文1 | 2001年11月 3日2001,11,03,,, | 近世日本における中国語受容の一端-岡島冠山によって紹介された『唐話』- | 学術雑誌 | 単著 | 日本中国語学会『中国語学』 | 第248号290-306頁 |
42 | 論文1 | 2001年3月 31日2001,03,31,,, | 『唐話纂要』の言葉-岡島冠山の伝えた「唐話」その1- | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 近代東西言語文化接触研究会『或問』 | 第2号31-46頁 |
43 | 論文1 | 2000年10月 1日2000,10,01,,, | 近世唐話学の多様性-『唐話』形成の一つの手がかりとして- | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 近代東西言語文化接触研究会『或問』 | 第1号69-89頁 |
44 | 論文1 | 1999年3月 19日1999,03,19,,, | 僧侶が人妻を騙す話-短編小説の定型化と普遍化 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学『中国文学会紀要』 | 第20号35-58頁 |
45 | 論文1 | 1997年10月 25日1997,10,25,,, | 『唐話纂要』編纂の意図-語彙にみられる特徴より- | 学術雑誌 | 単著 | 日本中国語学会『中国語学』 | 第244号104-113頁 |
46 | 論文1 | 1996年3月 19日1996,03,19,,, | 岡島冠山『唐話纂要』考 | 単行本 | 単著 | 関西大学『中国文学会紀要』 | 第17号99-113頁 |
論文『北京官話全編』の時代性と地域性〜教科書としてのあり方をめぐって〜査読無奥村 佳代子『言語接触研究の最前線』関西大学東西学術研究所研究叢書第八号83-1012020年2月
コラム(研究の窓)白話小説になった日本文学査読無単行本奥村 佳代子『漢学という視座』(講座 近代日本と漢学 第一巻169-1762019年12月
論文萨默斯的汉语研究-关于萨默斯1863以前的代词和人物称呼査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子『日中語彙研究』第8号、75-90頁2019年3月 31日
著書近世東アジアにおける口語中国語文―中国・朝鮮・日本査読無単行本単著奥村 佳代子関西大学出版部 東西学術研究所研究叢刊582019年3月 31日
論文唐通事の白話文ー日本語作品の翻訳を中心にー査読有単行本単著奥村 佳代子国立台湾大学日本学研究叢書30『17世紀の東アジア文化交流ー黄檗宗を中心にー』273−298頁2018年6月
論文『北京官話全編』における人称代詞査読無単行本単著奥村 佳代子関西大学東西学術研究所資料集刊40–3 15–22頁2018年3月
論文唐話の伝播と変化ー岡島冠山の果たした役割ー査読有大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子東アジア文化交渉研究
東アジア文化交渉研究第11号 65–78頁2018年3月
論文『唐話纂要』の三字話査読有大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子『東西学術研究所紀要』第50輯第50輯 pp.3-182017年4月
論文話された言葉として書かれた中国語査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子『東アジア文化交渉研究』第10号 pp119-1322017年3月
論文清代雍正期檔案資料の供述書-雍正4年(1726)允禩允禟案件における「供」の言葉査読無単行本単著奥村 佳代子『周縁アプローチによる東西言語文化接触の研究とアーカイヴスの構築』2017年1月
論文非漢語圏における中国語問答記録」—『備邊司騰録』「問情別単」の「問」の言葉—査読有大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子『東西学術研究所紀要』第49輯 pp.21-362016年4月 『備邊司騰録』中の「問情別単」に記録された朝鮮人訳官の中国語部分を言語学的に分析するとともに、代名詞、疑問詞、語気助詞を中心に同時代の朝鮮半島における中国語テキストとの語彙比較を行った。
論文18世紀長崎における口頭中国語—「初進館」の内容に基づく『譯家必備』再考—査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子『東アジア文化交渉研究』第9号 pp.37-462016年3月 長崎唐話資料『訳家必備』に記述された事柄を歴史的事実に照らし合わせ検証したうえで、18世紀の長崎において話されていた中国語の実態と全容を明らかにするための初歩的な作業を行った。
論文朝鮮問答記録包含的漢語資料価値査読無奥村 佳代子 『国際漢語学報』(廈門大学)第6巻第1輯 pp.76-932015年8月
論文『海外奇談』の語句の来歴と翻訳者査読有大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子関西大学『東西学術研究所紀要』第48輯 pp.29-422015年4月
論文唐話資料史中的《唐韻三字話―与其他資料中三字語句的比較ー》査読無単行本単著奥村 佳代子;遠藤光暁主編《現代漢語的歴史研究》(浙江大学)pp.131-1452015年3月 拙著論文「唐話資料史における『唐韻三字話』—『唐話纂要』及び『南山俗語考』の三字話との比較—」の中国語訳
論文唐話資料史における『唐韻三字話』ー『唐話纂要』及び『南山俗語考』の三字話との比較ー大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;東西学術研究所紀要第47輯,1−172014年4月 1日
論文『遊焉社常談』の構成ー江戸中期唐話資料の研究ー大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;東アジア文化交渉研究第7号,53−642014年3月 31日
論文「忠臣蔵」中国語訳における「又」の用法-江戸時代の白話理解に関する一考察査読有学術雑誌奥村佳代子;国語語彙史の研究第32号,103−1192013年3月
論文日本の中国語資料研究のためのアーカイブズ構築に向けて-語史・文化史的アプローチ-その他単著奥村佳代子;関西大学アジア文化研究センターディスカッションペーパーVol.3,44−542012年9月 15日
論文亀田鵬斎(가메다보사이)와『海外奇談』―백화소설(白話小説)풍 「忠臣蔵」(주신구라)의성립을 둘러싸고―学術雑誌単著奥村佳代子;譯學과 譯學書 第3号,281−305 (韓国語)2012年3月
論文唐話資料「小孩児」の語法について—官話資料としての可能性—単行本単著奥村佳代子;東西学術研究所創立六十周年記念論文集55−682011年10月 11日
編著清代民国漢語文献目録単行本分担執筆奥村佳代子;學古房(韓国)178−1972011年7月 25日
論文『訳家必備』的内容和語言—18世紀中葉唐通事的口語和漢語学習学術雑誌単著奥村佳代子;清代民国漢語研究277−2922011年1月 25日
論文中国語訳「忠臣蔵」の諸相—『海外奇談』の翻訳者像と翻訳態度初探—査読無大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;『東西学術研究所紀要』第43号 131ー1422010年4月 1日
論文近世日本における異文化知識の受容―唐通事テキスト『訳家必備』にみられる異文化情報について―査読無単行本単著奥村佳代子;;『東アジアにおける文化情報の発信と受容』55ー712010年3月
論文亀田鵬斎と『海外奇談』査読無大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;『アジア文化交流研究』第5号2010年3月
論文江戸時代の唐話資料における文体の変容―岡島冠山の唐話テキストを中心に査読無単行本奥村佳代子;『近代東アジアにおける文体の変遷―形式と内実の相克を超えて』121ー1462010年3月
論文岡島冠山の唐話資料と『忠義水滸伝』査読無学術雑誌単著奥村佳代子;『アジア遊学131 水滸伝の衝撃 東アジアにおける言語接触と文化受容』99ー1042010年3月
論文『唐話便用』の会話文における語彙と語法—疑問、命令、依頼の表現を中心に査読無大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;『関西大学外国語学部紀要』第2号 23ー382010年3月
論文「唐話類纂」考ー他資料との関係から査読無大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;『アジア文化交流研究』第4号2009年3月
論文日本江戸時代的唐話的伝播査読有単行本奥村 佳代子;『東亜文化交流与経典注釈』国立台湾大学出版中心93ー1122008年
論文江戸時代の「唐話世界」―唐通事の唐話と岡島冠山の「唐話」―査読有その他単著奥村佳代子;;;;関西大学アジア文化交流研究叢刊第1輯175ー189 2007年3月 31日~年2月
論文長崎唐通事の唐話観ー日本人のための「唐話」との比較においてー査読無大学・研究所等紀要単著奥村佳代子;;『アジア文化交流研究』第2号2007年3月 31日
論文江戸時代における唐話資料と「白話風」小説―『訳家必備』,『忠臣蔵演義』と『海外奇談』査読無学術雑誌単著奥村 佳代子;関西大学中国文学会紀要第26号2005年3月 19日和文唐話資料にみられる均質性と不均質性を、唐通事による唐話資料の語彙と、日本人によって創り上げられた唐話資料の語彙とを比較することによって考察した。
論文『訳家必備』とその語彙について-写本資料からみた唐話の一端-査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;関西大学『中国文学会紀要』第25号2004年3月 19日 本論では、唐通事資料である『訳家必備』の語彙と語法の分析を行った。ねらいは、岡島冠山をはじめとする現役唐事以外の人物によって紹介された唐話との違いを明らかにすることである。接辞、代詞、量詞、程度表現、因果関係の表し方、語気助詞、疑問表現、比較表現のそれぞれについて、その全体像を鳥瞰した。さらに、会話部分での使用か書面での使用かを考慮した。その結果、口頭語も書面語も併せ持つひとつの言語世界であったということ、18世紀後半の唐話を知るうえで貴重な資料であること、岡島冠山の資料との比較においては言語として均質であること、この3点を確認することができた。
論文唐通事資料にみられる唐話の変化査読有学術雑誌単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;中国近世語学会『中国語研究』第45号127-139頁2003年10月 25日日本中国語学会第52回全国大会 鎖国政策のもと外国や外国人との接触が自由でなかった江戸時代の状況を考慮すると、江戸時代の日本人による唐話資料は中国語資料としては不向きであるとする考えにも起こり得るだろう。唐話資料にも中国語資料として扱う際の危険性がある。しかし、細かく語彙を調査すると、唐話資料にも時代による変化が見られる。本論は、時代を反映していると考えられる事項を根拠とし、唐話資料を早期唐話資料、中期唐話資料、後期唐話資料に分け、そこに見られるわずかではあるが大きな変化(「給」の使用に見られる副詞化)、「狠」の副詞的用法、「跟」の使用)に注目し、唐話が時代により変化しえた可能性を指摘した。
論文唐話資料の二面性-内の唐話と外の唐話-査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;近代東西言語文化接触研究会『或問』第6号95-107頁2003年5月 30日 唐話資料には2種類あると考えられる。ひとつは出版されず写本のみの資料、もうひとつは出版され世に広めることを目的として作られた資料である。一般に唐通事が職務遂行のために作った資料は前者に属し、岡島冠山をはじめ唐通事以外の人物が作った資料は後者に属す。中国語学の立場から見るならば、写本として存在し唐通事の世界でのみ通用した資料に拠るべきである。いっぽう、江戸時代の日本人に中国語として認識された「唐話」を知るには、出版された資料の影響力の大きさを無視することはできない。唐話の研究は、どちらか一方に偏ることなく、写本資料と出版資料の両側面からのアプローチが必要である。
論文『太平記演義』の言葉-『太平記』翻訳に現れた白話観-査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;関西大学『中国文学会紀要』第24号113-131頁2003年3月 19日 『太平記演義』は岡島冠山による『太平記』の中国語訳として出版された書物である。本来は日本語で表された作品が日本で日本人の手によって中国語訳されたという特異さからか、その言語的側面については言及されたことがほとんどなかった。本論は、江戸時代に発展した唐話学のひとつの形態としての資料的価値の有無を確認するため、同じく岡島冠山によって中国語で表された「和漢奇談」(『唐話纂要』所収)との比較を通じて、語彙と語法を整理した。『太平記演義』は文言色の強い白話であるといえ、江戸時代における唐話観を示す資料のひとつとしての価値を有していると考えられる。
論文『忠臣蔵演義』と『海外奇談』査読有学術雑誌単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;中国近世語学会『中国語研究』第44号64-80頁2002年10月 25日中国近世語学会第17回研究総会 『海外奇談』は、中国人に仮託した日本人による『仮名手本忠臣蔵』の漢訳であるとされる。中国語学の立場からは、香坂順一氏による研究によって、江戸時代の中国語学すなわち唐話学の限界を示すものであると看做されてきた。ただし、その根拠が十分に納得のできるものであったとはいいがたい面がある。本論は、従来取り上げることのなかった『忠臣蔵演義』を取り上げられ、『海外奇談』と比較することによって、『海外奇談』の成立過程の一端を明らかにし、唐話の特徴を再検討する余地のあることを指摘した。
論文園における中国語受容と俗語観-『唐音雅俗語類』の雅語と俗語について-査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;関西大学『中国文学会紀要』第23号1-24頁2002年3月 19日 岡島冠山は唐話を記述した書物をいくつか著した。最も代表的なものは『唐話纂要』である。本論で取り上げた『唐音雅俗類語』も、唐話に関連する書物であるが、出所が明らかであるという点が、『唐話纂要』との違いであり、また特色でもある。岡島冠山は荻生徂徠らをメンバーとする訳社で中国語を講じた人物でもあることから、『唐音雅俗語類』に現れた雅俗観は、園の雅俗観を反映した一面があると考えられる。「雅語類」「俗語類」に分類された語の出典を調査すると、『淮南子』を雅の代表とし、『水滸伝』を俗の代表とする雅俗観を予測する事が可能である。
論文近世日本における中国語受容の一端-岡島冠山によって紹介された『唐話』-査読有学術雑誌単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;日本中国語学会『中国語学』第248号290-306頁2001年11月 3日日本中国語学会創立50周年記念大会 岡島冠山の『唐話纂要』には、唐人貿易の際に使用されたであろうと推測することのできる語彙や会話が存在し、唐通事の中国語を反映する資料としての一面を有しているといえる。しかし、唐通事が子弟教育のために書き残した資料と比較すると、岡島冠山の唐話の語彙の多様性または非均質性が、文言と白話の混交という側面において顕著であることがわかる。ただし、唐通事の用いた唐話は口頭語としてのみ存在していたのではなく、場面や必要に応じて書面語や文言も用いられた、ひとつの言語世界であった。本論では冠山のみなした唐話とはまさに、ひとつの言語世界だったという点を論じた。
論文『唐話纂要』の言葉-岡島冠山の伝えた「唐話」その1-査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;近代東西言語文化接触研究会『或問』第2号31-46頁2001年3月 31日中国近世語学会第15回研究総会 本論では、唐話を言語資料として扱うために必要不可欠な基礎作業を行った。唐話を ┏K00510┓唐通事によって継承された言葉 ┏K00520┓唐話学者により紹介された言葉 ┏K00530┓唐通事以外の知識人による作文 という3種類に分けた場合に、┏K00520┓のトップバッターに位置づけることのできる『唐話纂要』の言葉を、名詞、代詞、数量詞、助詞、疑問表現などに分類し、その全体像を鳥瞰した。
論文近世唐話学の多様性-『唐話』形成の一つの手がかりとして-査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;;唐話;江戸時代;中国語;近代東西言語文化接触研究会『或問』第1号69-89頁2000年10月 1日近代東西言語文化接触研究会第2回研究会 江戸時代の日本人に「現代中国語」の存在を知らしめた岡島冠山には唐話を集めた本がいくつかある。その唐語の語句は多様である。特徴は貿易用語が含まれている点だが、大部分は一般的な語句のように見える。本論では唐話資料の性格を究明する手始めとして特にいくつかの言葉を取り上げた。たとえば、「様子」は「ようす」という意味で用いるのが最も一般的だが、岡島冠山は「見本」という意味で収録しており、一見平凡であっても、貿易で使用されたという特殊性を内包している語句もある。さらに「江」の用法には長崎ならではの「日本化」の可能性も認められ、長崎の唐通事の言葉を大いに反映した資料であると考えられる。
論文僧侶が人妻を騙す話-短編小説の定型化と普遍化査読無大学・研究所等紀要単著奥村 佳代子;普遍化;定型化;僧侶;三言;関西大学『中国文学会紀要』第20号35-58頁1999年3月 19日 僧侶が人妻を騙す話は、宋元明を通じ幾つかある。僧侶が人妻を想うという設定は特殊であり意表をついていると言えるだろう。しかし、宋代の話を祖形とし元明代の長きにわたり同じ骨組の中でストーリーは展開している。すなわち、┏K00510┓人妻に接近する僧侶に夫が気づく ┏K00520┓離縁された妻と還俗した僧侶が夫婦となる ┏K00530┓僧侶が妻に離縁されるように仕向けたことを告白する という骨組から成り立っている。この骨組は僧侶が人妻を騙す話の定型であると看做せよう。本論では、特殊な設定が、同じ骨組で繰り返されて定型化されていく中で、普遍的な人間性というテーマを獲得したのではないかという観点を提示した。
論文『唐話纂要』編纂の意図-語彙にみられる特徴より-査読有学術雑誌単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;日本中国語学会『中国語学』第244号104-113頁1997年10月 25日日本中国語学会第46回全国大会 江戸時代に出版された『唐話纂要』に収録されている言葉の出所を求めるならば、白話小説などの書物と、編著者である岡島冠山が唐通事経験を通じて得た知識と考えられるだろう。本論では語彙に見られる特徴から『唐話纂要』編纂の意図を考察した。少なくとも語彙のレベルではいわゆる文言も白話も含まれており、均質であるとはいいがたい。この点を重視するかぎり、17世紀から18世紀にかけての口頭語資料であるとは看做しがたいかもしれない。しかし、長崎での貿易用語が含まれている点は注目すべき特徴であり、編纂の目的を探る手がかりであると言えよう。
論文岡島冠山『唐話纂要』考査読無単行本単著奥村 佳代子;唐話;江戸時代;中国語;関西大学『中国文学会紀要』第17号99-113頁1996年3月 19日 唐話とは江戸時代の日本で学ばれた中国語の呼称である。岡島冠山は唐通事の経験を生かし、荻生徂徠らに唐話を講じ、また『水滸伝』に初めて訓点を施し、日本における中国白話小説の流行に貢献した人物である。従来、岡島冠山については『水滸伝』をはじめとする白話小説との関わりの中で捉えようとするものが大多数を占め、冠山の代表的編著書である『唐話纂要』に関しても『水滸伝』との関連性ばかりが強調されてきた。本論では従来の研究では立ち入られなかった唐話の本質を探るためには、『唐話纂要』に収録されている個々の語句の再検討が必要であると述べた。
教育業績
- 2024年度
- 1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
・2020年度春学期はオンライン授業となったため、関大LMSのチャット機能とレポート機能、テスト機能を活用した。発音指導は十分には出来なかったが、毎回の課題については全学生が手を抜かずに取り組めたのではないかと考えている。 - 2.作成した教科書、教材、参考書
教科書
『準中級中国語 会話編』(塩山正純、張軼欧と共著)、構成提案、本文、文法ポイント、練習問題、教授用資料、全体のまとめなどを担当、78p 金星堂 2019年1月9日
『準中級中国語 講読編』(塩山正純、張軼欧と共著)、構成提案担当、82p 金星堂 2019年1月9日
『初級中国語 会話編』(塩山正純、張軼欧と共著)、構成提案、本文、文法ポイント、練習問題、教授用資料、全体のまとめなどを担当、78p 金星堂 2017年1月9日
『初級中国語 講読編』(塩山正純、張軼欧と共著)、構成提案担当、78p 金星堂 2017年1月9日
『中国語への道―浅きより深きへ』(内田慶市、張軼欧と共著) 本文、文法ポイント、練習問題、全体のまとめなどを担当 55p 金星堂 2009年1月9日
『中国語への道―近きより遠きへ』(内田慶市、張軼欧、塩山正純と共著) 本文、文法ポイント、練習問題、全体のまとめなどを担当 78p 金星堂 2006年1月10日
教材
『完全攻略!中検3級』(氷野善寛、馮誼光と共著)文法説明、筆記練習担当、296P アルク 2020年3月27日
『完全攻略!中検4級』(氷野善寛、馮誼光と共著)文法説明、筆記練習担当、215P アルク 2018年1月25日
『完全攻略!中検凖4級』(氷野善寛、馮誼光と共著)全体的な補助、197p アルク 2018年1月25日
「書いて覚える!中検2級単語帳」『中国語ジャーナル』vol.118 p.15~p.25 2011年1月1日
「書いて覚える中検3級単語帳」『中国語ジャーナル』vol.77 p.38~p.52 2007年8月1日
「中検直前対策2週間集中レッスン」3級部分を担当『中国語ジャーナル』vol.63 p.7~p.9 2006年6月1日 - 3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等
特になし - 4.その他教育活動上特記すべき事項
文学部教員として(2006年~2007年)、高大連携プログラムに協力し、併設校でのミニ講義を行った。
海外での国際会議・学会への出席歴
- 西洋漢語研究国際シンポジウム 2003年9月 ~2003年9月 発表なし
- 国際シンポジウムー西洋学問の受容及び漢字訳語形成の伝播 2005年3月 12日~2005年3月 13日発表あり
- 文化交渉学会 2014年5月 7日~2014年5月 9日発表あり
- 世界漢語教育史学会 2014年11月 14日~2014年11月 18日発表あり
海外での国際会議・使用する外国語
- 学会発表外国語:中国語
- 論文執筆外国語:中国語
担当授業
- 中国語4a
- 中国語1a (コミュニケーションクラス)
- 中国語4b
- 中国語2a
- 中国語2b
- 中国語1a
- 中国語1b
- 専門演習 (SP399)
- 中国語総合1a (LC100)
- 中国語総合1b (LC101)
- スタディ・アブロード地域文化入門 (SP102)
- カルチュラル・インタラクション1 (SP346)
- 卒業演習2 (SP401)
- MEU−日本学講義(2)
- M文化交渉論2(中国) (M368)
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習1A
- M東アジア文化資料研究(言語と表象)A 講義
- M文化交渉学概論B 講義
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習1B
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習1A
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習1B
- D文化交渉学概論B 講義
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習2A
- D東アジア文化資料研究(言語と表象)A 講義
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習2A
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習2B