石崎 博志イシザキ ヒロシ |
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所属学部・学科等
- 文学部 総合人文学科 アジア文化専修
職名 (資格)
- 教授 2021年 4月 1日
出身学校・専攻
- 東京都立大学 人文科学研究科修士課程1997年
- 東京都立大学 人文科学研究科博士課程1997年
出身大学院・研究科
- 東京都立大学修士課程 人文科学研究科1997年 修了
- 東京都立大学博士課程 人文科学研究科1997年 中退
取得学位
- 博士(文化交渉学) 2014年 9月
- 博士(文化交渉学) 関西大学、東アジア研究科
- Ph. D Kansai University, Graduate School of East Asian Cultures Department
専門分野
専門分野 | キーワード |
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中国語学 | 中国語史; |
研究職歴
- 琉球大学 1997年10月 1日~2018年3月 31日
- 佛教大学 2018年4月 1日~2021年3月 31日
受賞・学術賞
- 第43回金田一京助博士記念賞 2015年 12月 (金田一京助博士記念会)
- 第35回沖縄文化協会賞(金城朝永賞) 受賞 2013年 (沖縄文化協会)
- 第16回窪德忠琉中関係研究奨励賞 2012年 12月 (沖縄国際大学南島文化研究所)
所属学会
所属学会・団体名 | 役職名 (役職在任期間) |
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中国近世語学会 | |
日本中国語学会 | |
佛教大学中国言語文化研究会 | |
東アジア文化交渉学会 |
1
研究業績
No. | 研究業績の種類 | 発表年月日 | 標題 | 出版物の種類 | 共著・単著の別 | 出版社・掲載誌 | 巻・号・頁 |
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1 | 論文1 | 2021年3月 2021,03,00,,, | 現代中国語におけるくぎり符号 “標点符号”について レアリアによる中国語教育の一環として(3) | 佛教大学文学部論集 | ,105,1-26 | ||
2 | 論文1 | 2021年3月 2021,03,00,,, | 疫病対策の比喩と表現 レアリアによる中国語教育の一環として(4) | 日中語彙研究 | ,10,49-68 | ||
3 | 研究報告21 | 2021年2月 2021,02,00,,, | 琉球語における漢語語彙の導入 | 内田慶市教授退職記念シンポジウム | |||
4 | 論文1 | 2021年2月 2021,02,00,,, | 琉球語における漢語語彙の導入 | 内田慶市教授 退職記念論文集 文化交渉と言語接触 | ,,91-112 | ||
5 | 論文1 | 2020年9月 2020,09,00,,, | 学界展望 四、文法・語彙(近代) | 中国語学 | ,267,- | ||
6 | 論文1 | 2020年3月 2020,03,00,,, | 外国資料からみた『おもろさうし』の「広母音化」 その口承性と類推的仮名遣いについて | 文学部論集 | ,104,21-40 | ||
7 | 論文1 | 2019年11月 2019,11,00,,, | 法律における文語表現 レアリアによる中国語教育の一環として(2) | 中国言語文化研究 | ,19,1-24 | ||
8 | 99 | 2019年9月 2019,09,00,,, | 2019年5月11日(土)に開催された「リポートの書き方学習会」の内容を『佛大通信』pp.16-17に書いたもの。 本文では、レポートの書き方について記したもの。リポートを書く意味、リポートに書くべき内容、リポートでやっていけないこととその理由などを説明した。 | ||||
9 | 解説9 | 2019年10月 2019,10,00,,, | 学界展望 四、文法・語彙(近代) | 中国語学 | ,266,174-190 | ||
10 | 研究報告21 | 2019年8月 17日2019,08,17,,, | 琉球方言的汉字读音特征 | 东亚文化与传播论坛 | |||
11 | 基調講演20 | 2019年7月 13日2019,07,13,,, | 現代中国語における書面語 法律の条文を中心に | 佛教大学中国言語文化研究会 | |||
12 | 著書2 | 2019年6月 2019,06,00,,, | うちなーぐち かぞえうた | ボーダーインク | 26 | ||
13 | 論文1 | 2019年3月 2019,03,00,,, | 医薬品における文語表現 レアリアによる中国語教育の一環として(1) | 佛教大学文学部論集 | ,103,27-39 | ||
14 | 講演19 | 2018年11月 24日2018,11,24,,, | 数と中国語 | 立命館大学孔子学院 | |||
15 | 著書2 | 2018年10月 2018,10,00,,, | 走る日本語 歩くしまくとぅば | ボーダーインク | 200 | ||
16 | 論文1 | 2018年10月 2018,10,00,,, | 学界展望 四、文法・語彙(近代) | 中国語学 | ,265,113-130 | ||
17 | 研究報告21 | 2018年7月 14日2018,07,14,,, | 「官話をめぐる漢人と非漢人」 | 第35回(平成30年度第1回)研究発表会・第18回年次総会 | |||
18 | 論文1 | 2018年3月 2018,03,00,,, | 翻刻資料 程氏本『六諭衍義』 | 琉球アジア文化論集 | ,4,193-248 | ||
19 | 論文1 | 2016年6月 2016,06,00,,, | 琉球語にみられる撥音と漢語語彙について | 沖縄文化 | 119,119,52-63 | ||
20 | 基調講演20 | 2016年2016,00,00,,, | 官話教材としての『六諭衍義』 | ||||
21 | 著書2 | 2015年8月 2015,08,00,,, | しまくとぅばの課外授業 | ボーダーインク | |||
22 | 著書2 | 2015年3月 2015,03,00,,, | 琉球語史研究 | 好文出版 | |||
23 | 論文1 | 2015年3月 2015,03,00,,, | ドミニコ会の官話辞書編纂について | 琉球アジア文化論集 | 1,1,7-32 | ||
24 | 基調講演20 | 2015年2015,00,00,,, | 現代琉球語における漢字の読音体系 | 沖縄文化協会2015年度公開研究発表会 | |||
25 | 著書2 | 2015年2015,00,00,,, | 远藤光暁 石崎博志主编『现代汉语的历史研究』 | ||||
26 | 論文1 | 2014年3月 2014,03,00,,, | 正音資料の特質 | 日本東洋文化論集 | 20,20,1-30 | ||
27 | 基調講演20 | 2014年2014,00,00,,, | 『琉球訳』再考 | 沖縄文化協会2015年度公開研究発表会 | |||
28 | 論文1 | 2014年2014,00,00,,, | 正音資料の特質 | 『琉球アジア文化論集』18. | ,20,1-30 | ||
29 | 論文1 | 2013年3月 2013,03,00,,, | アグノエル語彙研究序説 附アグノエル論著目録 | 日本東洋文化論集 | ,19,81-139 | ||
30 | 論文1 | 2013年3月 2013,03,00,,, | アグノエルの記した久高方言 | 琉球の方言 | 37,37,143-161 | ||
31 | 基調講演20 | 2013年2013,00,00,,, | 「多名我會的字典編輯」 | 『闽南话与西班牙语接触研究及其他』 | |||
32 | 基調講演20 | 2013年2013,00,00,,, | 「関于正音資料的幾箇問題」 | 予稿集 | |||
33 | 論文1 | 2013年2013,00,00,,, | 「アグノエルの記述した久高方言」 | 『琉球の方言』 | ,37,143-161 | ||
34 | 基調講演20 | 2012年2012,00,00,,, | アグノエルの記した琉球諸語 | 沖縄文化協会2012年度公開研究発表会 | |||
35 | 論文1 | 2011年10月 2011,10,00,,, | 『琉球入學見聞録』のハ行音とカ行音 | 日本語の研究 | 7,4,15-28 | ||
36 | 基調講演20 | 2011年2011,00,00,,, | 『琉球入学見聞録』のハ行音とカ行音 | 沖縄文化協会2003年度公開研究発表会 | |||
37 | 基調講演20 | 2011年2011,00,00,,, | 琉球における書記文体の変遷(口頭発表)+ディスカッションのパネラー | 言語接触から見た前近代の琉球社会 | |||
38 | 著書2 | 2011年2011,00,00,,, | 遠藤光暁・竹越孝主編『清代民国漢語文献目録』 | ||||
39 | 論文1 | 2011年2011,00,00,,, | 「琉球語におけるナ行エ段音の変遷」 | 『日本東洋文化論集』 | ,17,27-59 | ||
40 | 論文1 | 2011年2011,00,00,,, | On the Sound Values of Ryukyuan Language /ha/ and /ka/ in the Liuqiu ruxue jianwenlu | Studies in the Japanese language | 7,4,15-29 | ||
41 | 基調講演20 | 2010年2010,00,00,,, | 「徐葆光≪中山傳信録≫的寄語與琉球語」 | 『清代民國時期国際学術検討会 会前論文集』 | |||
42 | 著書2 | 2010年2010,00,00,,, | 『跨越空间的文化:16-19世纪中西文化的相遇与调适』 | ||||
43 | 著書2 | 2010年2010,00,00,,, | 沈国威・内田慶市編著『近代東アジアにおける文体の変遷-形式と内実の相克を超えて』 | ||||
44 | 論文1 | 2010年2010,00,00,,, | 徐葆光『中山傳信録』の寄語と琉球語について | 『日本東洋文化論集』18. | ,16,39-66 | ||
45 | 論文1 | 2010年2010,00,00,,, | 「泰西資料」 | 『清代民國時期漢語研究文献目録(稿) | ,,- | ||
46 | 論文1 | 2010年2010,00,00,,, | 「琉球資料」 | 『清代民國時期漢語研究文献目録(稿) | ,,- | ||
47 | 論文1 | 2010年2010,00,00,,, | 徐葆光『中山傳信録』の寄語と琉球語について | 『日本東洋文化論集』18. | ,16,39-66 | ||
48 | 論文1 | 2010年2010,00,00,,, | 「琉球資料」 | 『清代民國時期漢語研究文献目録(稿) | ,,- | ||
49 | 論文1 | 2010年2010,00,00,,, | 「泰西資料」 | 『清代民國時期漢語研究文献目録(稿) | ,,- | ||
50 | 論文1 | 2009年2009,00,00,,, | Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞典』翻刻、漢語同定、スペイン語訳 -1- | 『日本東洋文化論集』 | ,15,- | ||
51 | 論文1 | 2008年2008,00,00,,, | Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞典』翻刻、漢語同定、スペイン語訳 -2- | 『琉大アジア研究』 | ,8,- | ||
52 | 論文1 | 2007年2007,00,00,,, | 宣教師たちはどのような字書をみていたか | 琉大アジア研究 | 7,,3-19 | ||
53 | 論文1 | 2007年2007,00,00,,, | 宣教師たちはどのような字書をみていたか | 琉大アジア研究 | 7,,3-19 | ||
54 | 論文1 | 2006年2006,00,00,,, | Arte de la lengua chin cheu" in University of Barcelona | Bulletin of the Faculty of Law and Letters | ,12,151-206 | ||
55 | 論文1 | 2005年2005,00,00,,, | 琉球方言における漢語語彙-直接借用を中心に- | 沖縄文化 | 40,1,1(166)-25(142)- | ||
56 | 論文1 | 2005年2005,00,00,,, | Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞書』について | 中国語学 | ,252,92-110 | ||
57 | 論文1 | 2004年2004,00,00,,, | 琉球の漢語語彙におけるオ段長音について | 日本東洋文化論集 | ,10,29-55 | ||
58 | 基調講演20 | 2003年2003,00,00,,, | 琉球方言における漢語語彙について | 沖縄文化協会2011年度公開研究発表会 | |||
59 | 著書2 | 2002年3月 2002,03,00,,, | 慶谷壽信退官記念中国語学論集 | 好文出版 | |||
60 | 論文1 | 2002年2002,00,00,,, | 琉球官話訳『人中画』と白話『人中画』風流配 | 平成11・12・13年度、科学研究補助金[基盤研究(B)(2)]研究成果報告書琉球・中国交流史研究 | ,,90-154 | ||
61 | 論文1 | 2002年2002,00,00,,, | MVSEVM SINICVMにおける方言記述-文法を中心に | 日本東洋文化論集 | ,8,1-21 | ||
62 | 論文1 | 2001年2001,00,00,,, | 「外国語による琉球語研究資料」および「琉球における官話」文献目録 | 日本東洋文化論集 | ,7,99-134 | ||
63 | 論文1 | 2001年2001,00,00,,, | 『琉球譯』の基礎音系 | 沖縄文化 | ,92,1-24 | ||
64 | 論文1 | 2001年2001,00,00,,, | 漢語資料による琉球語研究と琉球資料による官話研究について | 日本東洋文化論集 | ,7,55-98 | ||
65 | 論文1 | 2001年2001,00,00,,, | 『琉球譯』の基礎音系 | 沖縄文化 | ,92,1-24 | ||
66 | 論文1 | 2000年2000,00,00,,, | クラプロートの琉球語研究 | 日本東洋文化論集 | ,6,115-180 | ||
67 | 論文1 | 2000年2000,00,00,,, | J.H.Klaproth's study on Ryukyuan Dialect | Bulletin of the Faculty of Law and Letters | ,6,115-180 | ||
68 | 論文1 | 2000年2000,00,00,,, | クラプロートの琉球語研究 | 日本東洋文化論集 | ,6,115-180 | ||
69 | 論文1 | 1998年1998,00,00,,, | 『正音切韻指掌』と『正音再華傍註』-編者・莎彝尊の正音観 | 日本東洋文化論集 | ,4,57-78 | ||
70 | 論文1 | 1997年1997,00,00,,, | 『正音咀華』音韻体系の二重性 | 中国語学 | ,224,171-180 | ||
71 | 論文1 | 2021年10月 1日2021,10,01,,, | Let It GoとJ-POPの翻訳をめぐって:レアリアによる中国語教育の一環として(5) | 学術雑誌 | 単著 | 『中国言語文化研究』 | 21 |
72 | 解説9 | 2021年10月 1日2021,10,01,,, | 学界展望 四、文法・語彙(近代) | 学術雑誌 | 中国語学 | 268 | |
73 | 論文1 | 2022年3月 31日~2022年3月 31日2022,03,31,2022,03,31 | 『北京官話全編』の談話分析「辞去」の場面を中心に | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 関西大学中国文学会紀要 | 43 |
74 | 論文1 | 2022年3月 31日~2022年3月 31日2022,03,31,2022,03,31 | ポライトネス・ストラテジーとしての書面語表現—レアリアによる中国語教育の一環として(6)— | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東アジア文化交渉研究 | 15 |
75 | 論文1 | ,,,,, | 食品表示における文語表現 ──レアリアによる中国語教育の一環として (7) ── | 学術雑誌 | 単著 | 日中語彙研究 | 12:279‒302 |
76 | 論文1 | 2022年2022,00,00,,, | 若年層の作文にみる中国語の文語 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 關西大學文學論集 | 72(1-2):67 – 104 |
77 | 論文1 | 2022年3月 31日2022,03,31,,, | 「『北京官話全編』の談話分析「辞去」の場面を中心に」 | 關西大學中國文學會紀要 | 43:A119-A138 | ||
78 | 論文1 | 2022年3月 31日2022,03,31,,, | ポライトネス・ストラテジーとしての書面語表現—レアリアによる中国語教育の一環として(6)—」2022年3月31日関西大学『東アジア文化交渉研究』 | 大学・研究所等紀要 | 単著 | 東アジア文化交渉研究 | 15:55-71 |
論文現代中国語におけるくぎり符号 “標点符号”について レアリアによる中国語教育の一環として(3)石崎博志佛教大学文学部論集,105,1-262021年3月 本稿は、現代中国語の文語(書面語)読解の基礎となる「くぎり符号」(中国語では“標点符号”)の用法について考察したものである。正書法がなく、業界によってくぎり符号の用法が決まる日本語とは異なり、中国語では「くぎり符号」の用法が厳密に定められており、法律、公文書、契約書、論文、説明書など多くの公的文書に共通して適用されている。この中国語の「くぎり符号」は、日本語はもとより正書法を有する他の言語と比べても多彩な記号が用いられているが、それゆえに各記号に対応する日本語訳が定まっていないものも多い。本稿では、現代中国語の書面語に関する中国語教育の一環として、現代中国語のくぎり符号の規範の訳例を提示し、日本語との用法の違いを明らかにした。また中国語の「くぎり符号」を把握することが教学上、中国語の書面語の理解につながるだけでなく、音読の際のプロソディ理解にもつながることを指摘した。
論文疫病対策の比喩と表現 レアリアによる中国語教育の一環として(4)石崎博志日中語彙研究,10,49-682021年3月 本稿は、Covid-19に関連する中国語表現について分析したものである。コーパスとしたのは中国における動画プラットフォーム《二更》における連作短編動画《戦疫 》の一連の動画《那个被感染了的女護士》と国務院が Covid-19(新型コロナウイルス)の疫病対策を
総括した白書で、これらの Covid-19に関する中国語の比喩表現を抽出し、その概念メタファーを分析した。その結果、〈伝染病は戦争〉〈治療は戦い〉〈ウイルスは敵〉という概念メタファーで表現されていることを論じた。また中国で Covid-19の感染防止を呼びか
けた告知文 “温馨提示” をとりあげ、そのプロソディの特徴について論じた。その結果、中国には様々な形式の告知文が存在するなかで、Covid-19の告知文は3音節、4音節、そして4音節+3音節からなる7音節からなるリズムが整えられていることを指摘した。
研究報告琉球語における漢語語彙の導入石崎博志内田慶市教授退職記念シンポジウム2021年2月 関西大学東西学術研究所大阪府吹田市
論文琉球語における漢語語彙の導入石崎博志内田慶市教授 退職記念論文集 文化交渉と言語接触,,91-1122021年2月 本稿は、琉球語(琉球方言)を記述した歴史資料をもとに、各資料にどのような漢語語彙が収録されてきたかを通時的に明らかにしたものである。その結果、1500年から1800年までの資料においては具象語彙を中心に記述がなされ、抽象語彙は役職名など限られた分野の記述に限られたことを指摘した。さらにベッテルハイムの『英琉辞書』の漢語語彙が、当時の琉球人にひょって使用されていたものというよりは、布教のためにベッテルハイムによって準備されたものであることを指摘した。
論文学界展望 四、文法・語彙(近代)査読有石崎博志中国語学,267,-2020年9月 0578-0969宋代から民国までを「近代漢語」とし、2019年に発行された研究を「白話資料」・「満漢資料」・「域外資料」に整理して概観したものである。担当は単独執筆(記名)
論文外国資料からみた『おもろさうし』の「広母音化」 その口承性と類推的仮名遣いについて査読有石崎博志文学部論集,104,21-402020年3月 『おもろさうし』は嘉靖10年(1531年)から天啓3年(1623年)にかけて首里王府によって編纂された歌謡集である。従来より、言語資料としてこの歌謡集を分析した結果、イ段やウ段に由来する語がかえってエ段やオ段で表記される「広母音化」が観られることが指摘されてきた。本稿は、『おもろさうし』と同時代、あるいは相前後する時代の琉球語を示した朝鮮語資料や中国資料に、この「広母音化」の現象が観られるかを考察したものである。その結果、『おもろさうし』において「広母音化」が認められる語は、同じ語を示す外国資料においてはその現象が観られないことを指摘した。この結果は、『おもろさうし』において「広母音化」しているようにみえる現象は、類推的仮名遣いが反映であると結論づけた。
論文法律における文語表現 レアリアによる中国語教育の一環として(2)石崎博志中国言語文化研究,19,1-242019年11月 現代中国語を学ぶ講義において、法律文書を教材として使う事例を紹介し、法律文書の語彙・語法の特徴を、中国語教育で教授される口語の用法と対比しつつ、その一端を論じた。その結果、法律文書は構文的複雑さを有しているわけではないが、独特な文体で書かれており、多くの項を有する名詞句で、定語と中心語が“的”で接続されずに使われる例が多く観られることを指摘した。また法律文書は書面語表現を特に意識して作文されているため、口語的色彩は極めて薄く、日本における中国語教育において特に意識される構文の使用が抑制されている。翻って言えば、中国語の作文では、文語的要素が求められるものであればあるほど、構文の使用や構造助詞、語気助詞、介詞をはじめとした機能語の使用については慎重になる必要があることを論じた。
2019年5月11日(土)に開催された「リポートの書き方学習会」の内容を『佛大通信』pp.16-17に書いたもの。 本文では、レポートの書き方について記したもの。リポートを書く意味、リポートに書くべき内容、リポートでやっていけないこととその理由などを説明した。石﨑 博志2019年9月 リポートの書き方学習会
解説学界展望 四、文法・語彙(近代)査読有石崎博志中国語学,266,174-1902019年10月 0578-0969宋代から民国までを「近代漢語」とし、2018年に発行された研究を「白話資料」・「満漢資料」・「域外資料」に整理して概観したものである。担当は単独執筆(記名)、pp.181-183
研究報告琉球方言的汉字读音特征石崎博志东亚文化与传播论坛2019年8月 17日吉林大学吉林省長春市漢字文化圏における琉球語(琉球方言)について、漢字音の特徴をもとに論じた。琉球語(琉球方言)の漢字音は、日本語からの影響を強く受けた結果、漢字文化圏において最も多層的で複雑な体系をなしていることを論じた。
基調講演現代中国語における書面語 法律の条文を中心に石崎博志佛教大学中国言語文化研究会2019年7月 13日佛教大学中国言語文化研究会佛教大学紫野キャンパス書面語とは、中国語の書き言葉(文語)のことで、読むための言語である。本発表では、中国語教育で教授される構文と品詞が、法律の条文にどのように反映するかを明らかにし、中国語の歴史において、現代の書面語がどのように位置づけられるのかを考察した。その結果、法律の条文でも「授受」に関する表現が頻出するが、二重目的語の形式は回避され、以下の二つの方法をとる。授受にまつわる二重目的語構文が法律文書では用いられず、1) 直接目的語を介詞で導く、2) 直接目的語を文頭で主題として提示するという二つの方法を用い、行為主体が文中で明確に示される場合は1)がとられ、そうでない場合には、2)の主題として提示する傾向が観られると結論づけた。
著書うちなーぐち かぞえうたはやかわゆきこボーダーインク262019年6月 琉球方言(うちなーぐち)の数え歌の絵本について、琉球語部分の確認を担当した。「編集協力」という形で参加している。
論文医薬品における文語表現 レアリアによる中国語教育の一環として(1)査読有石崎博志佛教大学文学部論集,103,27-392019年3月 本稿は中国語の読解力向上と薬品の取り扱いを通した異文化理解を目的とし、レアリア(実物教材)に使われる語彙・語法について考察したものである。基本資料としたレアリアは、中国で販売されている風邪薬や咳止め薬の能書(説明書)である。これらの資料から、薬品の説明書に用いられる典型的な禁止表現の特徴を論じ、中国語における文語表現と口語表現の差異について論じた。また語彙の特徴として、特に注意すべき薬品の摂取にかかる “禁用”、“慎用”、“忌用”といた表現の差異を論じ、その結果、説明書の書面語は規範を体現する市販の辞書のみでは読解は困難なことを論じた。また語法の特徴として、薬品の説明書には曖昧さを含む程度副詞、語気副詞、動態助詞、語気助詞が排除されていることを明らかにした。
講演数と中国語石崎博志立命館大学孔子学院2018年11月 24日立命館大学孔子学院立命館大学衣笠キャンパス アカデメイア立命21 立命館孔子学院 講義室数字を通して、中国語と日本語を比較し、双方の共通性と差異を考えます。具体的には、偶数と奇数、概数表現、時の表現における絶対表現と相対表現、数を使った慣用表現などを通して日本と中国の文化の違いについて講演した。講演後、質疑応答に応じた。
著書走る日本語 歩くしまくとぅば石崎博志ボーダーインク2002018年10月
論文学界展望 四、文法・語彙(近代)査読有石崎博志中国語学,265,113-1302018年10月 0578-09692017年度に出版された、近世中国語の語彙・語法に関する展望を記したもの。著者は宋代から清末をカバーする。担当は単独執筆(記名)pp.120-122.
研究報告「官話をめぐる漢人と非漢人」石崎博志第35回(平成30年度第1回)研究発表会・第18回年次総会2018年7月 14日佛教大学中国言語文化研究会佛教大学紫野キャンパス明代・清代に東アジア地域で使われた口頭中国語、つまり官話の性質と研究状況について論じた。官話資料の多くは、漢人ではなく非漢人によって編纂・利用されている状況を説明し、官話学習に関して、漢人と非漢人では習得方法が異なる可能性を論じた。
論文翻刻資料 程氏本『六諭衍義』石崎博志琉球アジア文化論集,4,193-2482018年3月 本稿は『六諭衍義』(一七〇八年(康煕四七)福州柔遠驛蔵版を翻刻したものである。本書は程順則が福州で上梓し、琉球にもたらした (以下「程氏本」と略称)。
原著は沖縄県立図書館の東恩納文庫に所蔵されている 。 なお、程氏本は一九八〇年に影印本が沖縄県立図書館資料叢書の第一巻『六諭衍義―程氏本』として出版されている。このうち程氏本は「毋作非為」の後半部、范鋐跋、程順則跋が佚文となっている。今回翻刻した主な理由は、程氏本には後半部の脱落と虫害などによる欠があるため、それを補うことにある。
論文琉球語にみられる撥音と漢語語彙について査読有石崎博志沖縄文化119,119,52-632016年6月 本稿は、現代琉球語のうち首里方言に観られる撥音について考察したものである。日本語における撥音は主に漢語語彙の鼻音韻尾を反映しており、固有語には通常は観られない。よって琉球語における撥音も従来、漢語の鼻音韻尾の反映とされていたが、琉球語の固有語にも撥音が観られることから、琉球語の内部で発生した音声現象であることを明らかにした。
基調講演官話教材としての『六諭衍義』2016年
著書しまくとぅばの課外授業石崎博志ボーダーインク2015年8月 9784899822813本書は、琉球語(琉球方言)の歴史と現在について論じた一般向けの書籍である。これらは歴史言語学、社会言語学、音声学、文法学などの言語学的知見を反映したもので、消滅の危機にあるとされる琉球語(琉球方言)が言語学的な観点からみるとどのような言語であるかを、一般の方にも理解できるように書いたものである。本書には新しい知見も盛り込まれ、「漢字と琉球語の世界」と題した章は、首里の方言に使われている漢語語彙が複雑な体系をなすことを指摘している。
著書琉球語史研究石崎博志好文出版2015年3月 9784872201802本書は琉球語を記した外国語資料(朝鮮語、中国語、フランス語、英語)や仮名資料、そして新発見の資料をもとに、琉球語の史的変遷を考察したものである。主にハ行音(p音)の弱化、カ行イ段音の口蓋化、短母音の三母音化の起こった時期を考察し、1500年代から1800年代までの琉球語の変化は比較的ゆるやかであったが、1900年代中頃から琉球語は急激な変化が起こったことを論証した。本書は第46回金田一京助博士記念賞を受賞している。
論文ドミニコ会の官話辞書編纂について石崎博志琉球アジア文化論集1,1,7-322015年3月 本稿は現存する最古のドミニコ会の官話辞典、フランシスコ・ディアス(1606-1646)年の『漢語・スペイン語辞典』の編纂の背景を明らかにし、その内容を分析することで、ドミニコ会がイエズス会の字書を基礎にして独自の字書を作り上げていった過程を論じた。『漢語・スペイン語辞典』に収録されているキリスト教の語彙は、とりわけ音訳語が少なく、かつ“十誡(十戒)”、“昇天”、“耶穌”、“教皇”、“十字架”などキリスト教にとって重要な語彙が収録されていないことを指摘した。そして歴史上、ドミニコ会とイエズス会が典礼論争をめぐって対立しただけではなく、一定の協力関係にあったことを論じた。
基調講演現代琉球語における漢字の読音体系沖縄文化協会2015年度公開研究発表会2015年
著書远藤光暁 石崎博志主编『现代汉语的历史研究』2015年
論文正音資料の特質石崎博志日本東洋文化論集20,20,1-302014年3月 清代の官話資料の分布をみると、韓国、欧州、 日本、琉球などの域外資料の豊富さとは対照的に、中国国内の資料は極めて少ない。中国国内での官話の状況を知る資料としていわゆる正音資料の存在が挙げられる。本稿では、正音資料は当初、福建、広東の地域にのみ使われ、20世紀になり上海、名古屋、琉球、欧州に拡散した状況を論じた。内容面においても『正音撮要』が日本の官話学習書『官話指南』などにも転用され、Thom, Robert (1846)の官話学習書にも掲載されるなど、正音資料が外国人の編纂による漢語教科書に応用されている状況を論じた。
基調講演『琉球訳』再考沖縄文化協会2015年度公開研究発表会2014年
論文正音資料の特質石崎博志『琉球アジア文化論集』18.,20,1-302014年
論文アグノエル語彙研究序説 附アグノエル論著目録石崎博志日本東洋文化論集,19,81-1392013年3月 本稿はアグノエル(HAGUENAUER)が1930年に記した沖縄各地の方言記述とその意義について論じたもの。彼は沖縄における民俗、言語、歴史の調査を6冊の調査ノートと手帳に残した。これらはCollège de Franceに収蔵されている。糸満、久高、那覇、名護、奥、運天、今帰仁、今泊、辺土名、塩屋、天仁屋、東、名嘉真、金武、読谷、伊芸、嘉陽、瀬嵩、首里、伊江島である。琉球列島の言語で、これまで文献によって歴史を遡ることが可能であった地点は、首里や那覇などの地域のみである。この資料は1930年から現在の変化を探る上で、貴重な手がかりである。
論文アグノエルの記した久高方言査読有石崎博志, ウェイン・ローレンス琉球の方言37,37,143-1612013年3月 本稿はHAGUENAUERが1930年に記した久高島方言について論じたもの。まず、アグノエル語彙の概略を説明したのち、アグノエル語彙の久高島方言部分を翻刻し、現代方言との比較をした上で、その特徴を論じた。久高方言はハ行音、カ行音、タ行音などに顕著な特徴を有しており、こうした特徴が1930年のアグノエルの調査報告にも正確に記述されていることを論じた。そして、18世紀後半生まれの人の久高方言と現代方言との比較では、大きな違いが存しない、と結論づけた。本稿で記された久高方言は久高方言を記した最古の資料であり、久高方言の歴史を考察する上で不可欠のものである。
基調講演「多名我會的字典編輯」『闽南话与西班牙语接触研究及其他』2013年
基調講演「関于正音資料的幾箇問題」予稿集2013年
論文「アグノエルの記述した久高方言」石崎博志『琉球の方言』,37,143-1612013年
基調講演アグノエルの記した琉球諸語沖縄文化協会2012年度公開研究発表会2012年
論文『琉球入學見聞録』のハ行音とカ行音査読有石崎博志日本語の研究7,4,15-282011年10月 本稿は『琉球入學見聞録』「土音」を分析し、琉球語のカ行ア段音とハ行ア段音の音価、カ行イ段音の口蓋化について考察した。琉球語の発音を示す音訳漢字の使用傾向から、語によってはカ行ア段音が喉音であったこと、ハ行ア段音は一部の語彙を除いて/p-/音を失い、[hw-]或いは[ɸa]音であり、カとハは[ha]と[hwa]( [ɸa])という違いで音韻的区別が保たれていると結論づけた。またカ行イ段音は、音韻的にはタ行イ段音と未合流だったものの、ガ行イ段音はカ行イ段よりも先んじて口蓋化が発生していた可能性を指摘した。また、琉球語を記した音訳漢字の基礎方言に琉球からの留学生が学んだと思しき南京官話が反映している可能性を論じた。
基調講演『琉球入学見聞録』のハ行音とカ行音沖縄文化協会2003年度公開研究発表会2011年
基調講演琉球における書記文体の変遷(口頭発表)+ディスカッションのパネラー言語接触から見た前近代の琉球社会2011年
著書遠藤光暁・竹越孝主編『清代民国漢語文献目録』2011年9788960712126
論文「琉球語におけるナ行エ段音の変遷」石崎博志『日本東洋文化論集』,17,27-592011年
論文On the Sound Values of Ryukyuan Language /ha/ and /ka/ in the Liuqiu ruxue jianwenluHiroshi ISHIZAKIStudies in the Japanese language7,4,15-292011年
基調講演「徐葆光≪中山傳信録≫的寄語與琉球語」『清代民國時期国際学術検討会 会前論文集』2010年
著書『跨越空间的文化:16-19世纪中西文化的相遇与调适』2010年
著書沈国威・内田慶市編著『近代東アジアにおける文体の変遷-形式と内実の相克を超えて』2010年
論文徐葆光『中山傳信録』の寄語と琉球語について石崎博志『日本東洋文化論集』18.,16,39-662010年
論文「泰西資料」石崎博志『清代民國時期漢語研究文献目録(稿),,-2010年
論文「琉球資料」石崎博志『清代民國時期漢語研究文献目録(稿),,-2010年
論文徐葆光『中山傳信録』の寄語と琉球語について石崎博志『日本東洋文化論集』18.,16,39-662010年
論文「琉球資料」石崎博志『清代民國時期漢語研究文献目録(稿),,-2010年
論文「泰西資料」石崎博志『清代民國時期漢語研究文献目録(稿),,-2010年
論文Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞典』翻刻、漢語同定、スペイン語訳 -1-石崎博志『日本東洋文化論集』,15,-2009年
論文Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞典』翻刻、漢語同定、スペイン語訳 -2-石崎博志『琉大アジア研究』,8,-2008年
論文宣教師たちはどのような字書をみていたか石崎博志琉大アジア研究7,,3-192007年
論文宣教師たちはどのような字書をみていたか石崎博志琉大アジア研究7,,3-192007年
論文Arte de la lengua chin cheu" in University of BarcelonaHiroshi ISHIZAKIBulletin of the Faculty of Law and Letters,12,151-2062006年
論文琉球方言における漢語語彙-直接借用を中心に-石崎博志沖縄文化40,1,1(166)-25(142)-2005年
論文Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞書』について石崎博志中国語学,252,92-1102005年
論文琉球の漢語語彙におけるオ段長音について石崎博志日本東洋文化論集,10,29-552004年
基調講演琉球方言における漢語語彙について沖縄文化協会2011年度公開研究発表会2003年
著書慶谷壽信退官記念中国語学論集好文出版2002年3月 ドイツの東洋学者であるバイヤー(T.S.Bayer)によってラテン語で書かれた漢語研究書”MVSEVM SINICVM”(ムセウム・シニクム)(1730)にはArte de la lengua Chin Cheuという福建省・漳州方言を記述した箇所がある。この資料は福建省の方言を記したもっとも古い資料の一つで、複雑な声調体系をもつこの方言を記述するために、これまでにみられない特殊な声調記号を用いている。本稿はこの声調体系を解説した条について考察したものである。本稿はこの資料を本格的に研究した嚆矢であり、当時のヨーロッパ人の中国語の理解がどの程度であったのかを明らかにした。。
編者:佐藤進
著者:石崎博志
担当部分:「MVSEVM SINICVMにおける方言記述−声調を中心に」pp.9-19.」
論文琉球官話訳『人中画』と白話『人中画』風流配石崎博志, 上里賢一平成11・12・13年度、科学研究補助金[基盤研究(B)(2)]研究成果報告書琉球・中国交流史研究,,90-1542002年
論文MVSEVM SINICVMにおける方言記述-文法を中心に石崎博志日本東洋文化論集,8,1-212002年
論文「外国語による琉球語研究資料」および「琉球における官話」文献目録石崎博志日本東洋文化論集,7,99-1342001年
論文『琉球譯』の基礎音系石崎博志沖縄文化,92,1-242001年
論文漢語資料による琉球語研究と琉球資料による官話研究について石崎博志日本東洋文化論集,7,55-982001年
論文『琉球譯』の基礎音系石崎博志沖縄文化,92,1-242001年
論文クラプロートの琉球語研究石崎博志日本東洋文化論集,6,115-1802000年
論文J.H.Klaproth's study on Ryukyuan DialectHiroshi ISHIZAKIBulletin of the Faculty of Law and Letters,6,115-1802000年
論文クラプロートの琉球語研究石崎博志日本東洋文化論集,6,115-1802000年
論文『正音切韻指掌』と『正音再華傍註』-編者・莎彝尊の正音観石崎博志日本東洋文化論集,4,57-781998年
論文『正音咀華』音韻体系の二重性石崎博志中国語学,224,171-1801997年
論文Let It GoとJ-POPの翻訳をめぐって:レアリアによる中国語教育の一環として(5)査読有学術雑誌単著石崎博志『中国言語文化研究』212021年10月 1日日本語
解説学界展望 四、文法・語彙(近代)査読有学術雑誌石崎博志中国語学2682021年10月 1日宋代から民国までを「近代漢語」とし、2020年に発行された研究を「白話資料」・「満漢資料」・「域外資料」に整理して概観したものである。担当は単独執筆(記名)
論文『北京官話全編』の談話分析「辞去」の場面を中心に査読無大学・研究所等紀要単著石崎博志関西大学中国文学会紀要432022年3月 31日~2022年3月 31日日本の外交官深澤暹が編纂した『北京官話全編』は、清末の北京の言語を反映する資料である。本稿では、辞去の場面でどのような言語戦略が展開されているかを談話分析の手法で分析したものである。その結果、別れの場面での辞去者と送り手による典型的なやりとりについて論じ、そこに日本語からの言語転移が観られないことを論証した。
論文ポライトネス・ストラテジーとしての書面語表現—レアリアによる中国語教育の一環として(6)—査読無大学・研究所等紀要単著石崎博志東アジア文化交渉研究152022年3月 31日~2022年3月 31日
論文食品表示における文語表現 ──レアリアによる中国語教育の一環として (7) ──査読有学術雑誌単著石崎博志日中語彙研究12:279‒302
論文若年層の作文にみる中国語の文語査読無大学・研究所等紀要単著石崎博志關西大學文學論集72(1-2):67 – 1042022年
論文「『北京官話全編』の談話分析「辞去」の場面を中心に」石崎博志關西大學中國文學會紀要43:A119-A1382022年3月 31日
論文ポライトネス・ストラテジーとしての書面語表現—レアリアによる中国語教育の一環として(6)—」2022年3月31日関西大学『東アジア文化交渉研究』査読無大学・研究所等紀要単著石崎博志東アジア文化交渉研究15:55-712022年3月 31日
社会活動
- 中国語スピーチコンテスト 審査委員 2018年12月 8日~2018年12月 8日
- 第33回 全日本学生中国語弁論大会 審査員 2019年11月 30日~2019年11月 30日
- 模擬授業 2019年1月 26日~2019年1月 26日
海外での国際会議・使用する外国語
- 学会発表外国語:英語中国語
- 論文執筆外国語:英語中国語
担当授業
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習2B
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習2A
- 外国語演習2b(基礎中国語)
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習3B
- 学びの扉(中国学)
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習3A
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習2B
- D東アジア文化資料研究(言語と表象)B 講義
- D文化交渉学概論B 講義
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習2A
- 知のナヴィゲーター
- 学びの扉(アジア文化)
- 中国学専修ゼミ5
- 中国学専修ゼミ6
- 外国語演習4(中国語)
- アジア文化専修ゼミ1(中国言語文化)
- アジア文化専修ゼミ3(中国言語文化)
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習1A
- M文化交渉学(東アジアの言語と表象) 演習1B
- M東アジア文化資料研究(言語と表象)B 講義
- M文化交渉学概論B 講義
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習1A
- D文化交渉学研究(東アジアの言語と表象) 演習1B